【岩手県旧種市町(洋野町)】夏を直接感じよう。海がそばにある暮らし
日本中では目まぐるしく、日々いろんなイベントがひらかれている。「そんな日本には、どのような土地があるのだろう」と、写真家として活動している私(仁科勝介)は、“平成の大合併”時に残っていた、旧市町村をすべて巡る旅に出た。その数は2000を超える。
今回、地域や自治体、企業の取り組み、新商品などの情報を発信するニュースサイト「ストレートプレス」で、それらを紹介する機会をいただいたので、写真を添えて連載をスタートした。
「ストレートプレス」内に登場するローカルな市町村と、関係があるかもしれない。
今回は、岩手県旧種市町(洋野町)を写真とともに紹介する。
Vol.369/岩手県旧種市町(洋野町)
次にやって来たのは、旧種市町だ。洋野町で先に訪れた旧大野村は、内陸の自然に囲まれたまちだったけれど、旧種市町は沿岸部に広がるまちだ。そして、直感で種市海浜公園に行ってみることにした。海浜公園といえば、海がそばにあって、もしかすると花畑もあったりして、のんびりした時間が流れているのかなあと思っていたが、駐車場に着くと、休日のイオンかと思うぐらい車が停まっていた。何事だろうか、お祭りなのだろうか。と思ったら、実にシンプルな答えだった。そう、ここは海なのだ!海水浴場なのだ!
家族連れを中心に、ビーチは大賑わいを見せていた。岩手県だけれど、今日は海がぴったりな暑さである。ビーチで遊んだり、ぐっすり寝ていたり。それぞれの楽しい日常が流れていた。
また、種市駅の周辺に移動してみると、懐かしいまちなみの通りがあった。種市駅のロータリー部は青色の波が表現されているようで、やはり海が身近なのだなあと感じられる。また、県立の種市高校には、海洋開発科という、潜水と土木を学ぶことのできる、全国唯一の学科があるそうだ。そのことを先日知る機会があって、高校の門の前まで行ってみたら、目の前の建物に「潜水実習棟」があった。面白いなあ。少し小高い土地からは、踏切を挟んで海を広々と一望することができた。自分が知らなかった暮らしが、いろんな土地に広がっている。
(仁科勝介)
仁科勝介(Katsusuke Nishina にしなかつすけ)/かつお
写真家として活動。1996年、岡山県倉敷市生まれ。広島大学在学中に、日本の全1741の市町村を巡る。
『ふるさとの手帖』(KADOKAWA)、『環遊日本摩托車日記(翻訳|邱香凝氏)』(日出出版)をはじめ、2022年には『どこで暮らしても』(自費出版)を刊行。
旧市町村一周の旅『ふるさとの手帖』:https://katsuo247.jp
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