
『アート思考』

秋元 雄史
出版社名:プレジデント社
発行年月:2019年10月
世界の美術界においては、現代アートこそがメインストリームとなっている。グローバルに活躍するビジネスエリートに欠かせない教養と考えられている。
現代アートが提起する問題や描く世界観が、ビジネスエリートに求められる発想と深いところで響きあっている。著者によれば、「アートとは、ゼロから価値を生み出す創造的活動であり、ビジョンとそれを実現させるための内なる情熱が必要」であるという。このアートを「アントレプレナーシップ(起業家精神)」に置き換えてみるとどうだろうか。
これからの時代に求められているのは、「正しい問いを立てることができる洞察力とユニークな視点」である。その際、旧来の思考法と異なる「アート思考」が役に立つ。その理由は「わからないもの」に対して、自分なりに粘り強く考え続ける態度にある。グローバルな常識ともいうべき現代アートの奥深い世界。その理解を深め、新しいビジネスを拓く発想法であるアート思考を身につける方法も解説する。
掲載記事
[連載]ビジネスエリートに欠かせない「現代アート」という教養
- 【第1回】 アップル創業者ジョブズも…アートがビジネスを成功させる理由 2020/11/21
- 【第2回】 なぜビジネスマンは「アート思考」を身につけるべきなのか 2020/11/29
- 【第3回】 驚愕!欧米と大違い…特殊すぎる「日本でのアートの位置づけ」 2020/12/06
- 【第4回】 荒廃した未来には「人間の臓器を水筒にする」という発想の凄み 2020/12/10
- 【第5回】 練馬区美術館館長がアーティストと接して「強烈に驚いたこと」 2020/12/18
- 【第6回】 「常識の壁」を打ち破ったところにイノベーションが起きる 2020/12/24
- 【第7回】 「赤ん坊とモニター越しにコミュニケーション」の衝撃結果 2021/01/10
- 【第8回】 グローバルで活躍する経営者が「現代アート」に熱中する理由 2021/01/17
- 【第9回】 なぜAI時代に「わからないもの」を考える知的好奇心が必要か 2021/01/24
- 【第10回】 中田英寿はなぜ日本の芸術文化を学び、発信を始めたのか? 2021/01/31
- 【第11回】 元ZOZO前澤友作氏がバスキアを百数十億円で購入した理由 2021/02/07
- 【第12回】 「ビジネスマンは、アーティストのようになれ!」という根拠 2021/02/14
- 【第13回】 内なる声を聞け…ジョブズが顧客本人より早くニーズ掴めた理由 2021/02/21
- 【第14回】 完成度の高い技術と伝統産業が抱えるイノベーションのジレンマ 2021/02/28
- 【第15回】 “ちょもらんま”…エベレスト登った「日本のお椀」って何だ? 2021/03/07
- 【第16回】 現代アートの考え方を根本から覆す!「工芸」の圧倒的な存在感 2021/03/14
- 【第17回】 世界中の「高級ブランド」が、現代アートに急接近した凄い背景 2021/03/21
- 【第18回】 世界中のアートセレブが毎年「ヴェネチア」に集まる本当の価値 2021/03/28
- 【第19回】 アートセレブが集う一大観光産業…プロデュースビジネスの凄み 2021/04/04
- 【第20回】 「現代アート」がビジネスマンに「思考の飛躍」をもたらす理由 2021/04/11
- 【第21回】 革命と継承…日本で破壊的イノベーションが起きない根本原因 2021/04/18
- 【第22回】 金、貴金属、絵画…中国人が資産形成にアートを活用する理由 2021/04/25
- 【第23回】 なぜ「デジタルアート」は日本人が世界をリードしているのか? 2021/05/02
- 【第24回】 練馬区美術館の館長が語る「アートの価格は誰が決めるのか?」 2021/05/09
- 【第25回】 オークションで作品が8億円も…アーティストに入る金額に絶句 2021/05/16
- 【第26回】 オークションで作品を「とんでもない価格」で落札する人の正体 2021/05/23
- 【第27回】 美術品は償却資産だが…なぜ「アート投資」は成功しにくいのか 2021/05/30
- 【第28回】 1億5500万円もの値が付いた作品をシュレッダーでズタズタにした結果、価値はさらに「2倍、3倍」に 2021/06/06
- 【第29回】 「商業的な成功を収めたアーティスト」が生きている癒着の世界 2021/06/13
- 【第30回】 日本人は知らない…なぜ現代アートは「知的なゲーム」なのか 2021/06/20
- 【第31回】 意外と知らない…「近代アート」と「現代アート」の明確な違い 2021/06/27
- 【第32回】 なぜ便器がアートになるのか?…マルセル・デュシャンの問い 2021/07/04
- 【第33回】 対社会のアート活動の「原点」は、ヨーゼフ・ボイスにある 2021/07/11
- 【第34回】 まるで工場で大量生産される“芸術作品”…ウォーホルの挑戦 2021/07/18
- 【第35回】 ニューヨークの画廊でタイ風焼きそばを振る舞う「現代アート」 2021/07/25
- 【第36回】 「現代アートの島」過疎化する直島が甦ったアートで町おこし 2021/08/01
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