新プロパガンダ論
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『新プロパガンダ論』辻田真佐憲+西田亮介
ゲンロン叢書008
ソフトカバー・四六判 本体256頁 2021年1月発行 ISBN:978-4-907188-40-5
『新プロパガンダ論』特設サイト
政治の戦場はいまや噓と宣伝のなかにある
気鋭の近現代史家と社会学者によるまったく新しい安倍長期政権分析!
近現代史研究者の辻田真佐憲さんと社会学者の西田亮介さんの連続対談を収録。
七年八ヵ月のあいだ継続し、憲政史上最長となった第二次安倍政権。
政治とメディアの力学を塗り替え、右派と左派を「アベ」と「反アベ」に再編したその情報戦略は、はたして「プロパガンダ」と呼べるのか?
立場を異にするふたりの研究者が徹底的に語り合います。
SNSの政治化、令和への改元、そしてコロナ禍を通して見えた、日本政治の普遍的な課題とは。
イメージが政治を支配する時代の「ワクチン」として、現代史を再検討します。
【目次】
まえがき 辻田真佐憲
第一章 プロパガンダとはなにか
第二章 「#自民党2019」をめぐって
第三章 情報戦略、メディア、天皇
第四章 コロナ禍と市民社会
第五章 安倍政権とはなんだったのか
あとがき 西田亮介
付録 国威発揚年表 2018-2020
著者紹介
辻田真佐憲(つじた・まさのり)
1984年大阪生まれ。評論家、近現代史研究者。政治と文化芸術の関係を主なテーマに、著述、調査、インタビューなどを幅広く手がけている。
著書に『日本の軍歌』(2014年)、『たのしいプロパガンダ』(2015年)、『空気の検閲』(2018年)、『古関裕而の昭和史』(2020年)、共著に『教養としての歴史問題』(2020年)など。
西田亮介(にしだ・りょうすけ)
1983年京都生まれ。東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授。博士(政策・メディア)。専門は公共政策の社会学。
著書に『ネット選挙――解禁がもたらす日本社会の変容』(2013年)、『メディアと自民党』(2015年)、『情報武装する政治』(2018年)、『コロナ危機の社会学』(2020年)など。
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