2022.06.30

これぞ監獄国家―中国がコロナ健康アプリで銀行取り付けの預金者排除

鄭州「赤いコード事件」に中国人も恐怖

全中国人を「緑」「黄」「赤」に色分け

「健康コード」とは今、中国全国で一般的に使用されている、コロナウイルス感染拡大対策のスマホのアプリである。

6月12日に突如、「赤」に切り替わった預金者の健康コードアプリ  大紀元時報より

それは、PCR検査の結果や感染拡大地域への滞在歴などから利用者の感染リスクを3段階に分けて、それぞれ「緑」「黄」「赤」のコードとして人々の所持スマホに表示させるものである。

 

表示の健康ゴートが「赤」となった場合、所持者の公共施設・交通機関の利用が不可能となって移動が厳しく制限され、場合によって隔離措置の対象にもなる。つまり今の中国では、各人のスマホで表示される健康コードは、まさに「国内パスポート」の役割を果たしているのである。

6月、その「健康コード」を使って当局が、コロナウイルス感染防止以外の目的で、一般人の監視、管理、行動制限を行うという出来事が河南省鄭州市で起きた。顛末は次の通りだ。

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