ミスキャスト!?安倍政権2年目を前に能力が問われる森・田村・石原3大臣の「実力」
発足当時の現内閣 [Photo] Bloomberg via Getty Images
安倍政権は年末で発足から1年を迎える。
内閣支持率を見ると、朝日新聞の世論調査で昨年暮れが59%、今年11月が53%、読売新聞では65%→64%---と、発足当初とほぼ同じ高水準を維持し、極めて好調だ。
日銀総裁に黒田東彦に起用し異次元の金融緩和を実現(4月)、2020年東京五輪招致成功(9月)、最近では減反政策の廃止、原発事故処理への国費投入と、国民がなるほどと思う積極的な政策展開を重ねるかたわら、靖国神社への参拝を自粛するなど「安倍カラー」を抑制していることが奏功しているのだろう。
だが、閣僚の面々はどうか。閣僚の能力は1年も務めているとはっきりしてくる。
答弁がぶれまくる森特命担当相
日々、評判を落とし「明らかにミスキャスト」と言われているのが今国会の最重要法案である特定秘密保護法案を担当している内閣府特命担当相・森雅子だ。
森の発言のブレは枚挙に暇がないがないが、合点がいかないのが与党議員の質問に対して失言していることだ。
当たり前のことだが、与党議員の質問は優しく、かつ質問通告も丁寧に行って、言わば"出来レース" だ。
なのに、森は失敗している。