
「あ~ホンマに今日は久しぶりに気分がエエわ。あの騒動から、20kgも痩せたんやで。頬のあたりがスッキリしたやろ。電車乗ってても、『森口さんやー!』言うて指差されんねん。困ったもんやわ(笑)」

10月26日、〝iPS騒動男〟として世間にその名を知らしめた森口尚史氏(48)は、都内のとあるカラオケボックスで現在の心境をこう語っていた。奈良出身の彼は、記者会見とは打って変わり、その口調は奈良弁(?)丸出しである。
「再生医療の救世主となる『iPS細胞』を使った心筋移植手術に世界で初めて成功した」と読売新聞に紹介された森口氏だが、その後、申告内容に虚偽があることが判明。同月19日には、特任研究員を務めていた東大医学部附属病院より懲戒解雇処分を受けている。いったいどんなホラ吹きなのか!? それを探るため本誌記者が取材を試みると、彼は記者を連れてカラオケ店へ向かったのだ。
「十八番はデュエット曲の『ロンリー・チャップリン』や。俺、こう見えてサービス精神旺盛で、女には結構モテんねん。学生時代にバンドでボーカルやってたから、歌もなかなかのもんや」
と、マイクを握り締めて歌うも、歌唱力は微妙。おまけに、意外にもウィスパーボイスである。
「ニューヨークから帰ってきた15日、成田空港で急遽開いた会見で『目をつぶりすぎ』なんて言われたけど、あんだけフラッシュたかれたら誰でも目ェつぶるわッ! けど、『ナインティナイン』の岡村がテレビで俺の真似したのはおもろかったな(笑)。結構チェックしてんねん」