大河ドラマ見物のお楽しみ
大河ドラマ『べらぼう』は火事のシーンから始まった。
蔦重は櫓に上がって半鐘を叩いていたが、いや、すぐ下が燃えてるときにはカンカン叩いてないで、スリバン(擦り半)のがいいんじゃねえのか、とおもってしまった。まあ、慌てていたからかもしれない。そもそも真下であそこまで燃えていると半鐘の意味もないけどね。
纏を振ってたのも、なんだか腰の引けたような処から振ってるみたいで、なんだか、江戸ッ子じゃないねえ、というふうな感想を持ったのだが、たぶんこういうことを言い続けているのが、今年一年の大河ドラマ見物のお楽しみになるのだろう。
風が強かったら、纏を振るのはあのあたりでいいのかも知んねえ。
喧嘩と火事は江戸の華、ということで、ドラマはいきなり火事から始まった。

喧嘩とは言えないが、蔦屋重三郎は、長谷川平蔵の従者に殴られていたし、「桶伏せ」にもされていた。居残りさんみたいだ。
江戸はあらためて、荒っぽい街だったんだなとおもう。