2022.07.13
# ライフ

45歳の一人息子が絶句…母の葬儀に「220万円」、「費用を抑える」ためにすべきだったこと

お母さまを突然亡くされた不動産業のタカさん(45歳男性、仮名=以下同)。葬儀費用の相場もわからぬまま、葬儀社に進行を任せっきりにしていたところ「220万円」という高額な請求が来ました。

どうすれば葬儀費用を抑えることができたのでしょうか。葬祭コーディネーターとしての経験からお話します。

悔しくて忘れることができない……

母親が亡くなり、失意のまま葬儀社との打ち合わせを終え、220万円という高額の請求を受けたタカさん。彼は思い悩んだあげく……恥を忍んで親戚からお金の工面をすることにしました。

Photo by iStock
 

母親の兄が80万円を捻出してくれたものの、伯父は晩婚だったため、まだ大学生の子どもがいました。まだまだお金がかかる時期でしたので、タカさんは申し訳なさから、体調を崩したそうです。

このことを、タカさんは、悔しくて忘れることができないといいます。

じつは、この相談を受けたのは、お母さまを見送られて1年が経過したころでした。80万円もの大金を工面してくれた伯父さまが、現在、危篤状態になっているとのこと。

万が一のことがあったとき、葬儀社とどのようにやり取りすればいいか知りたい。お母さまのときの失敗を繰り返さないためにも、その方法を教えてほしいと相談されたのです。

それでは、本来ならばどのような対応をすればよかったのでしょう。順に取りあげてみたいと思います。

まずは、葬儀社から葬儀費用の見積もりを取ることが最優先です。

お母さまのときは、業者に丸投げしてしまったことで見積もりを取りませんでした。大金を支払う前の見積もりや価格の比較は必須といえるでしょう。

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