新型コロナウイルスの影響もあり、いまビジネスパーソンの間で、「副業」への関心が高まっている。
大手人材系企業のエン・ジャパン株式会社が、同社の総合転職支援サービス『エン転職』ユーザーに行なったアンケートによると、回答者6000人あまりのうち、49%が副業を希望したという。いまや「2人に1人が副業を希望する」時代なのだ。
*参考:6000人が回答!「副業」実態調査(『エン転職』ユーザー6325人が回答)
上記アンケート結果を詳しく見ていくと、ビジネスパーソンが副業を希望する理由や、実際に副業を行なう上で不安に思うハードルが見えてきた。
副業は「失業したときの保険」
前述のように、エン・ジャパン株式会社のユーザーへのアンケートにおいて、「現在、副業を希望していますか?」との問に、49%が「希望している」(非常に希望している:24%、やや希望している:25%)と回答した。

昨年の調査よりも8ポイントアップしているが、これには新型コロナウイルス感染拡大の影響もありそうだ。
副業の希望理由は2年連続、「収入を増やしたい」(88%)が最多だが、 「失業したときの保険」との回答も22%あり、昨年より8ポイント増加している。
総務省が今月2日に発表した労働力調査によれば、8月の完全失業率(季節調整値)は3.0%で、完全失業者数は206万人にも上る。コロナ禍以前よりも将来の不安を感じる人が増えるのは当然かもしれない。
