マクドナルドがコロナショックからもう「急回復」!
新型コロナウイルスをめぐる緊急事態宣言を受けて、街を出歩く人がパタリと消えたのは3月からのことである。
その直撃をモロに受けているのが飲食店業界で、「人が来ない」から売り上げが8割、9割も減るところが続出。コロナショックを機に、店を畳まざるを得ないところも少なからず出てきていることはワイドショーなどでも報じられている通りである。
そうした中にあって、飲食店業界の「王」として君臨してきたあのマクドナルドがすごい業績を叩き出したといま業界内外で話題になっていることをご存じだろうか。

日本マクドナルドホールディングスが5月7日に発表した最新決算情報によると、4月のマクドナルド全店の売上高は前年同月比でなんと「6.7%増」。
このコロナ禍において、前年よりの売り上げをキープするだけでも至難であるところ、キープどころか前年を上回って売り上げを伸ばしたというのだから驚きが広がっているわけだ。
その内訳を見ると、既存店の売上高が牽引しており、前年同月比で6.5%増となっていることがわかる。
マクドナルドはここ数年は業績絶好調で、既存店売上高を見ると前年比でずっと伸び続けてきた。それが3月の既存店売上高はコロナショックの影響をモロに受けて前年同月比で「-0.1%」と約4年ぶりのマイナスに沈んでいたのだが、それもたった1ヵ月で業績を「V字回復」させたかたちである。