Gather-Tech.info #61: Web Paymentsの必要性
#61です。
先週はReact.jsなどのFacebookのオープンソースライセンスの話題が再燃していました。FacebookのOSSは有名で便利なものも多いのできちんと理解しておいた方が良いと思います。
- If you’re a startup, you should not use React (reflecting on the BSD + patents license)
- 企業法務マンサバイバル : FacebookがOSS規約に設定した「非係争義務」
- FacebookのBSD+PATENTSライセンスについて : 企業法務について
- ASFがReact.jsなどが使うFacebookのオープンソースライセンスを禁止、Facebookは「変更しない」と発表 : OSDN Magazine
- Facebook、React.jsのライセンスを維持 - Apacheとの衝突を回避せず : マイナビニュース
今週のイチオシ
Web Payments はなぜ避けて通れないものになるのか - ウェブでの新しいお金の払い方: Tender Surrender
Payment Request APIの必要性について。クレジットカード情報の非保持化やPCI DSSへの対応が必要になってくるという背景の説明、Payment Request APIの仕組み、ブラウザの対応状況が説明されている。
Web Paymentsの重要性がすごく伝わってくる内容となっています。なぜ重要なのかが短い文章なのにとても良く理解できます。
ニュース
Firefox 55 and Selenium IDE : Official Selenium Blog
Firefox55以降でSelenium IDEが動作しない件をSeleniuum公式ブログが説明。拡張の形式が変わったのと開発者不足が原因。
Android Oreo 本日公開 : Google Japan Blog
Android 8.0 Oreoが正式リリースされた。今後順次Nexus系、Pixelなどに配信されていく。開発者向けリリース情報は以下を参照。
Introducing Chrome Enterprise
Chrome OSの1バージョンであるChrome Enterpriseが発表された。AD連携も有り。
アーティクル
Why I’m not a React Native Developer
ReactNativeを選択しない理由が書かれている。ロードマップが不確実、ライセンスの問題、依存ライブラリが多すぎるなどが挙げられている。
AWS Lambda Deployment using Terraform : Build ACL – Medium
Terraformを使ってAWS Lambdaをデプロイする方法について。AWS SAMより優れている理由、複数環境の切り替え方法、シークレットキーなどの扱い方のTipsが書かれている。
テスターのためのGitHub : infoQ
ソースコードの管理以外にもGitHubを活用する方法について。Webサイトのホスティング、WikiやIssueの利用なども含めてGitHubの使い道を説明している。
Java Security Manager でセキュアなサービスを構築しよう - Cybozu Inside Out | サイボウズエンジニアのブログ
Java Security Managerについて。どういったものか、使用方法、使う際のポイントがまとめられている。
Genymotion On Demandを使うようになってAndroidのCIがさらに1分短縮した話 : クックパッド開発者ブログ
AndroidのテストをGenymotion On Demandで行う方法について。提供されているAndroid OSバージョンが限られている、Google Play Serviceが利用できないという制限がある。
effectively treating the Web as an alternate OS target rather than some cross-platform solution
MSのOfficeチームのクロスプラットフォームアプリ開発の取り組みについて。過去にどのようなアプローチをしてきたのか、時代と共にどのような要因が出てきてどのような対応することにしたのかが書かれている。
スライド、ビデオ
コミュニケーションロボットへの言語学の応用 : SlideShare
言語学とは何か、ロボットとの会話に必要なものは何かがまとめられている。
QUIC標準化動向 〜2017/7 : SlideShare
QUICKとは何か、標準化のロードマップや論点などがまとめられている。
月額10円から作るServerless Website〜Azure編〜/serverlessfukuoka-20170825 : Speaker Deck
Azureの各種サービスを利用してサーバーレスなWebサイトを作る方法について。WebApps使うパターンとBlobやAzure Functions使うパターンが説明されている。
ツール、ライブラリ
Marko
ebayが作っているVueに似たUIフレームワーク。軽量でパフォーマンスが良いらしい。各種エディタ向けのプラグインも揃っている。
GoogleChrome/puppeteer: Headless Chrome Node API
GoogleのChromeチームが開発しているヘッドレスChromeを扱うライブラリ。
DefaultsKit leverages Swift 4’s powerful Codable capabilities to provide a Simple and Strongly Typed wrapper on top of UserDefaults.
iOS、macOSのUserDefaultsのラッパーライブラリ。強い型付けを提供。
サービス、アプリ
WhatRuns — Discover What Runs a Website.
見ているWebページでどのようなテクノロジーが利用されているか見ることができるChrome拡張。
UnifyID | Seamless Security
歩き方、タイプの仕方、座り方などから個人を特定し認証するサービス。