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今回の問題は
1.PlayStation5を1080p環境で動かすとスクリーンショットの画質、解像度が低下する
2.低下する条件はソフトによって異なる
3.HDMI出力した画質はスーパーサンプリングモードを有効化したPS4 Proより劣る可能性がある
となっています。
PS5でゲームソフトを動かすとPS4 Proやそれ以上の高解像度でレンダリングされているはずなのですが、1080p環境で映像を出力すると内蔵しているスクリーンショット撮影機能で解像度が低下する問題が発生します。
解像度が低下する条件もソフトによって異なるのでスクリーンショットを交えて以下に説明します。
別件ですがHDRでも問題が起きています。
■ PS5ではHDR非対応ゲームが黒つぶれするとの調査結果 - Engadget 日本版※追記PS5でPS4ゲームソフトを動かした際の互換情報(解像度やフレームレート)がまとめられたサイトがあります。そちらも参照してみてください。
■ PS5 Backwards Compatibility: All PS4 games with benefits | ResetEra
2021年4月のシステムソフトウェア更新での改善
※追記PS5のシステムソフトウェアが2021年4月のアップデートで20.02-.50.00.08から21.01-03.00.00.38に更新されました。
Battlefield1の場合
BF1の場合、PS4 Proのスーパーサンプリングモード無効状態と同等程度にまで改善されました。
しかしスーパーサンプリングモードを有効にしたほぼ4K画質でのスクリーンショット撮影は今後のアップデートによる改善が必要かと思われます。
Apex Legendsの場合
Apexの場合はPS4 Proでのスクリーンショット撮影との違いがほぼ無い程度にまで改善されているように感じました。
他の解像度が下がってしまうソフトでも同様にアンチエイリアスが掛かったような画質に改善されています。(PS5メニューも同様に)
追記終わりPS5を1080p環境で動かすとスクリーンショットの画質、解像度が低下する
PS5を1080p環境で接続し、公式のCreateボタンからスクリーンショットを撮影を行うとソフトや条件によって解像度が低下する事が分かりました。
スクリーンショット機能は3840x2160で撮影されますが、1080p程度の解像度しか持っていないので等倍表示するとずいぶん粗い画質に感じます。
PS5メインメニュー画面
メインメニュー画面、PNGだとファイルサイズが巨大なのでJPEG圧縮
等倍表示推奨
メインメニューのPNGから左上1610x620ピクセル切り出し、等倍表示させると解像度が1080p程度なのが分かる
PS4 Battlefield1
BF1は1800pのチェッカーボードレンダリングに対応しているので4Kに近いスクリーンショットを撮影できるはずなのですが、PS5の1080p環境ではご覧のように1080p程度まで解像度を下げられてしまいます。
等倍切り出し
PS4 Proのスーパーサンプリングモード有効が1080p環境では最も画質が良いスクリーンショットに感じます。
PS4 Proのスーパーサンプリングモードを有効、無効にし1080p出力で内蔵しているスクリーンショット撮影し、等倍切り出しで比較してみました。
解像度が低下する条件はソフトによって異なる
1080p環境で全てのソフトのスクリーンショット機能で解像度が下がるというわけでもないのが今回の問題の謎です。ソフトによって解像度が下がる条件がよく分かりません。
PS5 フォートナイト
PS5版フォートナイトでは1080p環境でも4K解像度のスクリーンショット撮影が可能でした。
PS4 Proではスーパーサンプリングモードの有効・無効で解像度が異なるパターンです。
PS4 Apex Legends
PS4版Apex Legendsは1440p解像度らしいですがPS5の1080p環境ではPS4 Pro版より解像度が下がったスクリーンショットになった印象です。
PS4 Proのスーパーサンプリングモードによる違いは感じられません。
PS4 Call of Duty Infinite Warfare
PS4版Call of Duty Infinite Warfareも1080p環境で4K解像度に近いスクリーンショット撮影が可能です。
PS5システム側のUIのみ解像度が低下します。PS4 Proではスーパーサンプリングモードを有効、無効にしてもスクリーンショットの解像度が4Kに近い仕様で、おそらくPS4 Pro動作のフラグが優先されるんじゃないかと思われます。
PS4 inFAMOUS First Light
PS4版 inFAMOUS First Lightにはゲーム内から「解像度の向上」と「フレームレートの向上」の変更が可能で、
「フレームレートの向上」を選ぶとスクリーンショットの解像度が1080p程度まで下げられます。なおPS5だとどちらのオプションでもほぼ60fpsに張り付くので特別な理由が無ければ「解像度の向上」をオススメします。
PS4 Proではスーパーサンプリングモードの有効、無効による解像度の違いは無く、上記のゲーム内オプションの変更が優先されるようです。
PS4 KNACK
PS4版ナックはPS5/1080p環境では「高画質モード」と「高フレームレートモード」の選択が可能です。
「高画質モード」の方が解像度が上がっていますがスクリーンショットでは解像度が1080p程度に低下。
PS4 Proではスーパーサンプリングの有効、無効で解像度の違いが発生し画質も異なります。
ただしスーパーサンプリングを有効+「高フレーレートモード」にするとスーパーサンプリング無効+「高フレームレートモード」と似たような画質になります。
HDMI出力した画質はスーパーサンプリングモードを有効化したPS4 Proより劣る可能性がある
PS5、PS4 Proのスクリーンショット機能ではなくHDMIキャプチャボード(Elgato Game Capture HD60 Pro)に1080pで入力し、キャプチャボードの撮影機能で画質の比較を行いました。
BF1、2倍程度に拡大するとPS5で1080p出力した場合アンチエイリアスの効きがあまり良くないように感じます。最も画質が良いのはPS4 Proでスーパーサンプリングモードを有効にした場合です。
ただこの1080p映像をテレビやモニターで映しても正直そんなに画質の違いを感じません、42インチと31.5インチのディスプレイで目を凝らして何となくPS5の方が僅かに粗いかも?と感じる程度です。
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