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1080p , 59.94fps(60fps) , HDMIを装備したPCI Express対応のキャプチャカードになります。H.264のハードウェアエンコードに対応。
■ 公式サイト Game Capture HD60 Pro | elgato.com
※感想の追記 2020年10月・1080i (D3)がソースの場合は強制的にインターレース解除され29.97fpsの動画ファイルになる。
(インターレース保持や60fps化の設定が無い)
・60fps , 59.94fps , 24fps(23.98fps)などの判別が可能
→別記事に書いたので参考にしてください
■ TVゲーム機のHDMIから出力されるリフレッシュレート、動画や配信に向けて・色や明るさの再現はほぼ完璧
・赤色に難あり、特に外部ソフトを使うとギザギザになりやすい
(これは推測なのですが、HDMIにRGBソースを入力してもGame Capture HD60 Pro側が一旦YUV 4:2:0に変換した映像をデータとして出力していて、Elgato公式のGame CaptureHDのプレビューではクロマアップサンプリング表示してくれる。しかしOBSではそういった処理が入らないため赤色が特にジャギーになってしまうんじゃないかと思われます。
最終的にYUV 4:2:0のH.264/AVC動画としてキャプチャするんだかあまり気にする必要はないかもなぁ……という気持ちです)
・内蔵のハードウェアエンコード以外にintelのCPU内蔵のQuickSyncVideoやNVIDIAのNVENCによるエンコードに対応
感想
良い・59.94fps録画 (AVerMediaのCV710だと60fpsのみで不具合でる)
・ハードウェアエンコード内蔵なので録画中のCPU使用率は低い
・ビットレート14~60Mbpsまで指定可能 (1080p , 60fpsキャプチャ時)
(1080p , 30fpsキャプチャ時は8.0Mbps~34.3Mbps)
・ストリーミングサービスの対応が充実
・録画が30fpsでもプレビュー画面は60fps表示に対応
・OBS対応
悪い・3フレーム以上の操作遅延(ゲーム機のボタンを押してからプレビュー画面に反映されるまで)
・アマレコTV等の外部ソフトが使えない・可逆圧縮のコーデックは使えない→使えました、上記の追記にあるように赤色の再現に難があります
・Game Capture HDで録画終了後の保存時にCPU使用率が高くなる
・プレビュー画面のカクつき (録画ファイルには影響しない)
AVerMediaのCV710が期待通りの動きをしてくれないので、PCI Express対応のキャプチャカードを買いました。
当初の目論見だとGame Capture HD60 Proでプレビューも録画も一台で済ませようと考えていました。
レビューサイトなどでも遅延が少ないと書かれていたため期待していたのですが、動かし始めるとこりゃ遅延大きくて「Game Capture HD60 Proでゲームしながらキャプチャもしちゃうぜ!」ってのが無理。
対策としてゲームプレイ用とキャプチャ表示は別にするオーソドックスな動画キャプチャスタイルが良いかと思われます。
Game Capture HD60 ProにはHDMI出力端子も備わっているので、HDMI分配器を別途用意しなくても手軽に分配が可能です。
遅延が少ないテレビ(ディスプレイ)やキャプチャを別途持っていて、Game Capture HD60 Proは録画やストリーミングに特化するって使い方、遅延が関係しないキャプチャ用途、ここに該当するならオススメのキャプチャデバイスです。
あと
ロープロファイル対応なので小型PCにのっけてストリーミング担当にさせるのも良いかもしれません。
1080p 60fps(正確には59.94fps)動画の例
■ 1080p60テスト Elgato Game Capture HD60 Pro - YouTube60fps対応デバイスでご覧ください。
PS4版 Call of Duty Ghostsを約45Mbpsで録画、YouTube側で強制エンコード。
YouTube側の再エンコードで録画時のディティールがかなり失われてしまいますが59.94fpsのヌルヌル具合が分かるかと。
公式ソフト Game Capture HD
録画やスクリーンショット撮影、ストリーミング向けのサービスが充実してる。カメラやロゴの合成も対応。動作が少し重いし、プレビューの使い勝手も微妙に痒い所に手が届いてない。
OBSのストリーミングと録画にも対応してるので、そっちを使ったほうが良いかも知れません。
■ Elgato Systems | Elgato Game Capture HD60 Pro Manual and ...設定
デバイス右下の歯車マークを押すと録画時のビットレート等が設定可能。
1920x1080 , 60fpsでは14~60Mbpsに指定可能。
1920x1080 , 30fpsでは8~34.3Mbpsに指定可能。
静止画の画質
PS4のSHARE機能でスクリーンショット撮影(PNGフォーマット)、最も綺麗
Elgato Game Capture HD60 Proでスクリーンショト撮影、色ズレは無いけど少しだけシャープさが足りない
AVerMedia CV710でスクリーンショット撮影、色ズレは少しあるけど許容範囲、これで普通に動くなら良いキャプチャデバイスなんだけど…。
動画の画質
全体的な傾向として
・30fpsなら低ビットレートでも意外と耐えられる画質になってる
・AVerMediaのソフトウェアエンコードと比べてブロックノイズの境界が目立ちにくい仕上がり
(CV710はシャープさ優先でブロックノイズが目立つ、Elgatoは目立つ場所がグチャっとしつつ全体の画質を保持する感じ)
・録画終了後の保存作業でCPU使用率が跳ね上がる(公式ソフトの仕様)
60fps録画
同一箇所の比較が上手く出来なかったので言葉で
14Mbps : ブロックノイズが目立つ、YouTube等へのアップ目的でも少し厳しい
21Mbps : 14Mbpsよりブロックノイズが目立たない
31.4Mbps : ブロックノイズの境界が目立たなくなるのがこの辺り、激しいシーンだとグチャっとなる
上記以上 : 31.4Mbpsと同じ傾向でビットレート上げれば上げるほどノイズが目立つ箇所が減る。ただ画面全体が爆発するようなシーンだとグチャっとなるのは60Mbpsに上げても抑えられない。
以下30fps録画
同じ箇所取ろうとしたら微妙にズレてるので参考程度に
8Mbps : 腕や暗部のブロックノイズが目立つ
12Mbps : ノイズが減少
22.2Mbps : ノイズが目立たない
34.3Mbps : 腕や暗部のディティールが残ってる
本体
ロープロファイル対応、同梱はロープロファイル対応ブラケットとHDMIケーブル、あとシール
※追記ビデオプロセッサは台湾MStar SemiconductorのMST3367CMK-LF-170、これは電波新聞社(マイコンソフト)のSC-500N1/DVIと同じチップ。4gamerのSC-500N1/DVI記事でも3フレーム遅延とレビューされているのでこのチップ特有の遅延なのかもしれません。
■ 4Gamer.net ― ゲーム映像に特化したキャプチャカード「SC-500N1/DVI+XSYNC-1」レビュー。PS3からアーケード基板まで,西川善司がさまざまなキャプチャに挑むエンコーダーは台湾VATICSのMozart 395s。
■ VATICS - Products - Mozart 3s Series
コメント
承認待ちコメント
2021/12/31 編集
Re: 音が出ません
使ってるドライバーを入れ替てみてはどうでしょうか。
https://help.elgato.com/customer/portal/articles/1928766-elgato-game-capture-hd-software-release-notes
2016/04/09 URL 編集
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2016/04/06 編集
Re: フルHDでの出力が出来なくて困っています。
ゲーム機 → ゲームスイッチ → HDMIセレクターの順番でも駄目でしょうか?
私の環境だとHD60 Proの出力側も問題無いです。
ゲーム機 → KanaaN分配器 → Elgato Game Capture HD60 Pro
2016/02/06 URL 編集
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2016/02/05 編集