いつもふわふぁンテナ(ω)をご利用くださりありがとうございます。
コピーコンテンツ誤認防止のため、1日に1記事、アンテナサイトの記事枠を利用して日誌を投稿することにしました。
そこで1行目のみを私が書き、残りを「AIのべりすと」にお任せしてみることにしました。
最後には前日のフィードの中からおすすめ記事をピックアップしてご紹介致します。
では、お楽しみください。
みいこちゃんに会いたい。
俺に会いたい。
俺と話がしたい。
そう繰り返す彼女に俺は軽く説明してやることにした。別に秘密にするようなものではないのだから─説明と表現するまでもないほど当たり前の事実であるのだから、わざわざ勿体ぶる必要もないのである。
「まあとりあえず─今俺達がいるここは『オシラ』の中なんだな?」俺は言う。「箱の中じゃなくてよかったよ」
そういいながらも実は心の底ではそんな心配はしていなかったのだが、しかし万が一ここが本当に物理法則が支配する世界だったら、つまりここがただ広いだけの─箱庭─だったらきっとつまらないだろうなと思っていた。おそらくここも居心地よくできているのだろうが、しかしそれもどこまで本当なのやら俺には判断がつけられない。箱庭である以上本当の事などどこにも在りはしないのだから。
俺に会うために町中で俺を待っていたという巫女子ちゃんは、仮想世界に入ってからその番傘を差して俺についてきた。番傘を差して野原を歩く彼女はまるで良家の令嬢のようである。「この番傘、みいこちゃんがくれるんだよ」と彼女は言った。なるほど、話によれば巫女子ちゃんは『オシラ』内のみいこちゃんから危害を加えられる事はないが、しかし仮想世界─箱の中でないとしたら仮想世界で危害を加えたならばそれはもう現実でも同じ事だ─受けた危害はそのまま現実でも続行されるんだそうだ。痛覚を感じた場合には勿論の事、斬られたり撃たれたりすれば血は出るし痛みもあるとの事。そういった説明を受け、また実際にその番傘で巫女子ちゃんが俺の身体をどつきどつきどつき回すので俺はすっかり参ってしまった。俺は仮想世界の中で傘を避けて避けて避けまくる─やがて傘が俺にとって脅威でもなんでもなくなり、ただどかどかと巫女子ちゃんに殴られるだけの無害なものになる頃にはすっかり疲れていた。そんな俺の顔を見てけらけらと楽しそうに笑う巫女子ちゃんは、しかしそれでも攻撃の手を緩めようとはしないのだった。
「で? この野原はどこまで続くんだ?」と俺は番傘を避けながら言った。
「どこまでも」
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それではまた明日、ふわふぁンテナ(ω)を今後ともよろしくお願い致します。