まずは島根県、松江の飾り馬、大小。張子なんですが、そう見えないほど滑らかな肌合いの白馬です。馬のたてがみも纏っている衣装も随分と手の込んだつくりです。さらに黒い台車の裏には車輪がついており、ゆっくり動かすと、琴線を弾いたようなピンピンという音がする仕組みになっています。ですから別名ピンピン馬ともいうようです。優雅な佇まいが神々しいほどの馬玩具です。
みやま市の清水系キジ車です。全長22cmの堂々たる体躯には清々しさがあります。
サンタクロースこけし。スキー板を履いたご年配のサンタクロースですが、養蚕の副産物であるまゆ玉を使った作品です。まゆの質感とふかふかのサンタクロースのお髭が絶妙に合っています。
こけしピックinこけし。こけしの頭に小さなこけしピック達がみっしり詰まっています。
西郷さんと犬。モノトーンな薩摩絣を着たスタイリッシュな木彫りの西郷隆盛人形です。連れている犬が黒なのも珍しい。
丁髷土人形。左は二宮尊徳ですが、背中の薪が重いのかちょっとバランスが悪くて妙に可愛いです。
夏祭りのお囃子土人形。先頭の差し足の感じや編笠から徳島の阿波踊りでしょうか。
朱盃にかっぱ瓢箪。ぶらぶらと河童も浮かれて旅の酒。大阪土産。
ワイルドな布袋尊。それ、担いで歩けないんじゃ?とおもうほどの大きな袋を持っていますが、中身は慈悲や感謝の心らしいですよ。即物的ですみませんでした。
加賀八幡の起き上がり。結構な経年感です。眼球があるので視点の定まったタイプ。
ドナルドダックこけし。これも以前入荷したことがありますが、今回の方が塗装の状態が良いです。パチもんではなくディズニーの正規品でこんなものを作っていたのがすごいです。
羽織を着て松の木の下に佇むお猿こけし。熱海に新婚旅行に来たお猿カップル、といった風情のお土産こけしです。温度計付きの実用品でもあります。3cmほどのごく小さなものです。
別府みやげの竹籠こけし。東北のいづめこみたいに童が竹籠に詰まってます。目が真っ黒なところがすごく可愛い。
姉弟が二人で1冊の本を読む、太宰府のお土産こけし。目鼻立ちの彩色も人形師が行ったような随分と上品なこけしです。
これも姉弟でしょうか。卵形のこけし。手足のパーツが似ているのと顔の絵付けがこれまた上品な感じです。とくに地域性のあるデザインではありませんが呼子土産として求めたお土産こけしのようです。
こっぽり下駄の上で寄り添う男女のこけし。小倉望玄とありますが、かつて小倉の砲台山にあったホテル望玄壮のことでしょうか。
秋芳洞のお土産こけし。石を削ったもので雰囲気は満点なのですが、こけし部分がどうもフランケンシュタインみたいな四角い頭になっています。この二人もちゃんと羽織を着てますね。「お出かけには羽織」が、まだ和装が根付いていた頃の昭和な習慣です。
同じく山口の秋芳町の長州土鈴、だるま。蔵本重之さんの作品です。
こちらも同じく。蔵本重之さんの長州土鈴、狛犬。柴の子犬みたいで愛らしい。
津屋崎人形のモマ笛。金が撒いてあって現代的だなと思います。誰がみても可愛いデザイン。
こちらが同じく津屋崎人形の古型のモマ笛。同じフクロウでも顔が真っ黒です。
太宰府天満宮の鷽笛。ほぼ凹凸のない形状、顔にあるのは目だけ。削ぎ落とされたミニマルデザインです。底面にちゃんと足があるのが可愛い。
熊本の五木の子守唄こけし。子守をする女の子の眉がへの字ですね。正調の五木の子守唄の歌詞を見れば、「起きて泣く子の面憎し」ですからこういう表情になるもの理解できます。楊枝立てにちょうどよいカゴがついています。幼児だけに楊枝なのでしょうか。
これも熊本民謡がベースのお土産こけし、おてもやんが2種。この民謡自体も近頃ではあまり耳にしなくなりました。赤坂小梅さんのおてもやんが歌詞付きで載ってましたので貼っておきます。福岡の人でもなかなか理解し難い熊本弁があるのではないでしょうか。
天ヶ瀬土産のきのここけし。最初は、杉桶の風呂に入っているきのこ達かと思ったんですが、よくみると蓋もあるし、しゃもじもある。湯桶でなくお櫃ですね。きのこめしです。擬人化されたきのこが入っているのはちと怖い気もしますが。木目を生かしたキノコの笠をみていると幻惑されそうです。
これも非常に出来の良い作品です。くろんぼこけしの一種ですが、ちゃんと名前がついていて「南国のレディ」。高級本棕櫚製品とありますが、本当に経年劣化のない綺麗な棕櫚です。
中国のお土産土人形だと思います。常滑焼のような随分と目の細かいすべすべとした肌触りの土人形です。
大分の筋湯温泉のお土産こけし。これをみただけでもう湯に浸かりたくなるのは日本人だからでしょうか。
宮崎の埴輪。お土産ハニワもあまり同じものをみませんが、一体どれだけのバリエーションがあるのか気になります。
東京土産のだるまこけし。奇抜な配色のだるまと墨流しの瓢箪の組み合わせの妙。他のお土産こけしを圧倒する洗練さえも感じます。さすが東京です。
糸島、芥屋の大門のお土産こけし。貝殻を使ったくろんぼこけしです。芥屋の大門には遊覧船が出ていますが、日本最大の玄武岩洞なんですね。知りませんでした。
長さ30cm超の羽根ペン。本物の鳥の羽を使っています。共箱の木版イラストも可愛い。
鹿児島県、霧島の焼き竹細工、みやまどり。特に種類を指すのではなく深山に住むということでしょうか。止まり木に嘴の先を置くとゆらゆらとバランスをとってくれる玩具です。イレギュラーな置き方をしても留まってくれます。
熊本の阿蘇山土鈴。魔除け鈴の一種だとおもいますが、鬼面とお福面が表裏一体になっています。女心をそのまま表したような土鈴です。ザラザラとした質感が素朴で風情があります。
こちらも同じ阿蘇山土鈴ですが、かなり古い型のようです。表面はお福というよりおかめといった風。土色を生かした作りで目と口にわずかな彩色が施され、土鈴の原型を思わせます。間に入っている福の小鈴が干菓子のようで可愛らしいです。
こけしブックエンド。すでにブックがついてますからブックでブックを挟んでください。流石に新刊は似合いませんね。寺田寅彦の随筆集の初版本などが挟み甲斐があっていいと思います。
商品の入荷は随時です。ブログ掲載時にはすでに販売済みのものも含まれます。どうぞご了承くださいませ。
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