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「Windows 365」クラウドPCで「Windows 11」が選択可能に

まずは「Enterprise」プランから。「Business」プランでも後日対応

Microsoft、「Windows 365」の提供を開始

 米Microsoftは10月4日(現地時間)、「Windows 365 Enterprise」で「Windows 11」をサポートしたと発表した。「Windows 365」は、同社のクラウドサービス「Azure」上で動作するWindows仮想環境へリモートアクセスできるようにしたソリューション。当初はWindows 10にしか対応していなかったが、Windows 11が正式リリースされたことでOSの選択肢が増えた。

 今回Windows 11が利用できるようになったのは、「Windows 365」の上位プラン「Enterprise」だ。「Windows 365 Business」でのサポートは今後数週間のうちに行われるとのこと。

 ただし、Windows 11の最小システム要件(2コア以上の64bit CPU、メモリ4GBなど)は「Windows 365」にも適用されるため、「Windows 365」でWindows 11を選べるようにするにはそれ以上の仮想ハードウェア構成を持つプランを契約する必要がある。TPM、UEFI、セキュアブートといった要件はすべてのプランで満たしているので、心配する必要はない。「Windows 365」にWindows 11を追加すると、エンドユーザーポータルではWindows 10と区別するために専用の壁紙が用いられる。

「Windows 365」クラウドPCで「Windows 11」を実行した様子