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Adobe、4月末に公表済みの深刻な脆弱性を修正した「Adobe Reader」v9.1.1を公開自動アップデート機能を利用して更新可能米Adobe Systems Incorporated.は12日、「Adobe Reader」の最新版v9.1.1を公開した。本バージョンでは、同社が4月末に公表した2件の深刻な脆弱性が修正されている。脆弱性の影響を受けるのは、「Adobe Reader」v9.1以前の全バージョン。なお、製品版「Adobe Acrobat」v9.1以前にも同様の脆弱性が存在する。 脆弱性のうち1件は、JavaScriptの特定APIに存在するもので、悪用されると「Adobe Reader」が強制終了したり、任意コードの実行によりシステムを制御されるおそれがある。また、もう1件の脆弱性はUNIX版にのみ影響する。 なお13日現在、「Adobe Reader」v9.1.1はv9シリーズ向けのアップデートプログラムとして提供されており、本体と別にインストールする必要があるので注意。「Adobe Reader」の自動アップデート機能を利用してインストールすることもでき、この場合は[ヘルプ]メニューの[アップデートの有無をチェック...]を選択すればよい。 また、「Adobe Reader」旧シリーズv7/8向けにもアップデートプログラムが公開されているほか、製品版「Adobe Acrobat」v9向けのアップデートプログラムも公開されている。
【著作権者】Adobe Systems Incorporated.
□Adobe - Reader 9 (中村 友次郎)
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