|
「Google Chrome」でマウスジェスチャーを使う設定方法など具体的な使用方法を画面キャプチャーで詳しく解説
(08/09/12)
「StrokeIt」とは、アプリケーションのウィンドウクラスを指定することで、そのアプリケーションに対して任意のショートカットキーを送ることができるマウスジェスチャーソフト。たとえば、右方向へマウスを動かすジェスチャーに対して、[Ctrl]+[S]キーを割り当てるといったことができる。 ということは「Google Chrome」でも、特定のジェスチャーに対して「Google Chrome」で実行したいショートカットキーを割り当てればよいということだ。具体的には、左方向のジェスチャーに対して[BackSpace]キーを割り当てれば、Webブラウザーの“戻る”コマンドを実行できるといったように。 「Google Chrome」のショートカットキーは、下記URLにあるヘルプセンターに一覧されている。また、ほとんどのショートカットキーは、一般的なタブ切り替え型Webブラウザーと共通なので迷うことはないだろう。ちなみに、“タブを閉じる”が[Ctrl]+[F4]キー、“戻る”が[BackSpace]キー、“進む”が[Shift]+[BackSpace]キー、“更新”が[F5]キーだ。 「StrokeIt」は海外製のソフトだが、作者サイトに日本語化ファイルも公開されているため、操作に迷うことはないだろう。まずは「StrokeIt」をインストールし、日本語化ファイルを適用したうえで以下を読み進めていただきたい。
まず[ファイル]メニューから[新規アプリケーションを追加]を選択し、画面右側の[追加]ボタンを押す。次に表示されたダイアログ上の“ファインダー・ツール”(照準型カーソル)を「Google Chrome」のウィンドウ上へドロップすると、Windows XPの場合は“Chrome_XPFrame”、Windows Vistaの場合は“Chrome_VistaFrame”というクラス名を取得できるので、OKボタンでダイアログを閉じる。左側のツリーに追加された“アプリ”という項目名は“Google Chrome”など任意の名前に変更しておいたほうがよいだろう。
次に[ファイル]メニューから[新規アクション]を選択し、右側のプルダウンメニューから任意のマウスジェスチャーを選択する。“→↑”というジェスチャーにしたければ“Right-Up”を、“←→←”というジェスチャーなら“Left-Right-Left”といった具合で任意のジェスチャーを選択して、[ジェスチャー追加]ボタンをクリックすればよい。
続いて[ファイル]メニューから[新規コマンド]を選択し、右上のプルダウンメニューから“キー - ホットキー”という項目を選ぶ。最後に右側のショートカットキー登録用のボックス内で、実際に割り当てたいショートカットキーを押せばOK。
ツリー上に追加された“新規アクション”という項目名は、“戻る”“タブを閉じる”などのアクション名に、“新規コマンド”は“BackSpace”や“Ctrl+F4”といった具合で割り当てたショートカットキーに変更しておくとあとから確認しやすいのでお勧めだ。
あとはここまでの操作を繰り返し、割り当てたいジェスチャーとショートカットキーを必要なだけ追加していけばよい。
今回は特別に、編集部で作成した設定ファイルを公開する。Windows XP用とWindows Vista用の2つを用意しているので、環境に合わせてダウンロードしてほしい。ダウンロードして解凍したファイル“ChromeDeGesture_XP.sxp”または“ChromeDeGesture_Vista.sxp”を、「StrokeIt」の[ファイル]メニューから[設定の読み込み]を選んでインポートすればすぐにマウスジェスチャーを体験できる。
また、「StrokeIt」を使用すると、ほかのマウスジェスチャーソフトや各Webブラウザーのマウスジェスチャー機能と競合してしまい、「StrokeIt」以外のマウスジェスチャーが利用できなくなる。その場合は、各マウスジェスチャーを「StrokeIt」で利用するように設定するか、「StrokeIt」のタスクトレイアイコンを右クリックして一時的に無効化すればよい。
□StrokeIt - Mouse Gestures for Windows (久保 望)
|
|
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||
トップページへ 特集・集中企画INDEX へ |