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約1年ぶりのメジャーバージョンアップとなる「Firefox」v2.0 日本語版が公開タブや検索、RSSなどの機能が強化され、フィッシング詐欺対策機能を標準搭載
タブの使い勝手が大幅に向上v2.0では、複数Webページの表示を切り替えるタブの使い勝手が大幅に向上した。新たに閉じたタブを開き直す機能が搭載され、タブの右クリックメニューから、最近閉じた順で1つずつタブを復元できるようになった。また、[移動]メニューから名称変更された[履歴]メニューには[最近閉じたタブ]項目が追加され、サブメニューから任意のページタイトルを選択してタブを復元することが可能。
さらに、タブを閉じるボタンがタブバーの右端ではなく、各タブ上に表示されるようになった。タブの数が増えて各タブの横幅が狭くなった場合は、アクティブなタブにのみボタンが表示される。そのほか、多くのタブを開いてタブが1画面に収まらなくなったときに、タブバーを左右にスクロールしたり、タブバー右端の[▼]ボタンをクリックしてプルダウンメニューを表示し、すべてのタブを表示可能になった。
フィッシング詐欺対策機能を標準搭載
フィッシング詐欺サイトの判別方法は、本ソフト内蔵リストとの照合か、判別サービスへの問い合わせから選択可能。標準では内蔵リストを使用する設定で、リストは30分ごとに自動更新される。また判別サービスは現在Googleのみ利用可能だが、今後他社のサービスにも対応する予定とのこと。
Web検索バーの検索・登録機能が強化
また、検索エンジンを切り替えるメニューの表示順を入れ替えたり、不要な検索エンジンを削除できる管理画面が追加された。さらに、「Firefox」対応の検索プラグインを提供しているWebサイトにアクセスすると、検索エンジン切り替えボタンの色が変化し、切り替えボタンのプルダウンメニューから簡単に検索エンジンを追加できるようなった。 そのほか、ページ内の選択文字列をWeb検索する場合、検索バーで選択中の検索エンジンが利用されるように仕様変更されている。
RSSフィードのプレビューや外部RSSリーダーとの連携に対応
さらにこの画面から、「Firefox」内蔵のRSSリーダー機能“ライブブックマーク”以外にも、指定したソフトや、一覧から選んだWeb型RSSリーダーへRSSを追加可能になった。対応するWeb型RSSリーダーは、“My Yahoo!”“Google”“Bloglines”“はてなRSS”“livedoor Reader”“goo RSSリーダー”となっている。
そのほかの新機能そのほかの新機能としては、フォーム入力のスペルチェックに対応した。スペルチェック用の辞書は、フォームの右クリックメニューからMozilla関係のライブラリサイト“Mozilla Add-ons”の辞書ダウンロードページにアクセスし、言語を選んでダウンロードする仕組み。また、拡張機能やテーマのインストール時、従来はインストール後に手動で「Firefox」を終了し、起動し直す必要があった。v2.0ではインストール後に再起動ボタンが表示され、現在開いているタブ内容を保ったまま、自動的に再起動ができる。
一部の拡張機能はv2.0に対応していないため注意本バージョンではさまざまな新機能が追加され使いやすくなっているが、基本的な使い勝手については、v1.5シリーズと大きな違いはない。そのため、旧バージョンのユーザーなら違和感なく乗り換えられる。ただし、v2.0に対応していない拡張機能やテーマは利用できなくなるため注意が必要だ。
【著作権者】Mozilla Foundation
□Mozilla Japan - 次世代ブラウザ Firefox とメールクライアント Thunderbird の公式サイト (中村 友次郎)
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