サクチューンさんの映画レビュー・感想・評価

サクチューン

サクチューン

ワム!(2023年製作の映画)

4.5

クリスマス時期によく聴く『あの人たち』
を改めて知るドキュメンタリー


クリスマス時期になるとよく流れる『Last Christmas』を作ったデュオ。

その様はとても音楽において奔放で、新しさと
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マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)

5.0

『大きくもなく小さくもない世界』で起こる事件。
それに向き合う『刑事とホテルウーマンのバディ』

あらすじは

予告連続殺人があり、警察は次の舞台はホテル・コルテシア東京が犯行場所であることを突きとめ
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ワイルド・スピード(2001年製作の映画)

5.0

大カーアクションシリーズの『原点』
それはどちらかというと、『車を愛する青春系映画』でした



本作は、ロサンゼルスを舞台にドラッグレース(ゼロヨン)に熱中するストリート・レーサーたちを題材としたカ
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BLAME!(ブラム)(2017年製作の映画)

4.5

非常に懐かしい硬派SFを『現代アニメーションにより再現』


あらすじにある通り、
テクノロジーの果て、極限まで発達した超高度ネット文明。過去の「感染」よって、正常な機能を失い無秩序に、そして無限に増
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新宿スワンII(2016年製作の映画)

4.0

和久井健先生が描く歌舞伎町スカウトマンたちの青春。
その『ステージ拡大』と『新たな問題』と。


前作からスカウト会社のエース格へと成長した主人公が横浜へ縄張りを拡張するお話。

原作を読んでいないた
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デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム(2022年製作の映画)

5.0

『僕自身がキャンバスなんだ』本作でデビッドボウイがいう放った言葉にに尽きる
題名や作品の説明が『一切書かれていない美術館』



グラムロックの先駆者として台頭し、ポピュラー音楽の分野で世界的名声を得
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ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル(2011年製作の映画)

5.0

体を張る張る!『トム・クルーズかっこいいぜ!』映画。
年齢なんて関係ねーよ!


ミッション: インポッシブルシリーズにおける第4作目。

Wikipediaを少し引用するとゴーストプロトコルとは、
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映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

5.0

キャラクターデザインのポップさに似ても似つかない
映画を製作する『熱血』と『現実』


杉谷庄吾先生が描く映画プロデューサーと新人映画監督・新人女優を映画製作過程をベースに成長していく物語。

なんと
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マンマ・ミーア!(2008年製作の映画)

5.0

本当に美しい『ABBAの名曲を数珠つなぎ!』
曲を聴くだけで涙が出るコメディ映画!



主人公の父親候補が3人いることに気付き、その3人の男性に招待状を送って『結局のところ誰なん?』というコメディ作
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アイアンマン3(2013年製作の映画)

5.0

自身の影響力を拡大し続けて気づいた『最小の守るべき物』


1・2と立て続けにお勧めしましたが、3が一番『人らしいアイアンマン』を見せてくれる本作。

1では『事業に成功したアメリカン』、2では『国レ
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カイジ 人生逆転ゲーム(2009年製作の映画)

4.5

『作りこまれたゲーム』の大事なところにちゃんと重きを置いたこと
藤原竜也さんの『演技があまりに福本先生の漫画にマッチしていた』こと


自堕落な日々を過ごしていた主人公・伊藤開司が高額ギャンブルに挑む
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

5.0

『夜な夜な無性に金麦を飲みながら散歩』したくなるような
そんな身近な『他人の恋愛模様』を覗いてみましょう


恋愛依存型の女性が、仕事や友人を失くしてでも惚れた男性に執着する姿を描く。
とWikipe
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今すぐ購入: 購買意欲はこうして操られる(2024年製作の映画)

5.0

『サイケデリックな映像表現』で進行する、『経済の円環』への理解とそこに発生する『不都合な何か』に切り込むドキュメンタリー


タイトル『今すぐ購入』の字の如く消費社会に警鐘を鳴らす本作。

経済が如何
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アベンジャーズ(2012年製作の映画)

5.0

『大いなる力を持つヒーロー』が『各々の大いなる責任を持ったまま』
一堂に会するアヴェンジャーズ第一作

『成り上がりで大いなる力を手に入れた』アメリカンのアイアンマン
人一倍責任感が強く『偶然大いなる
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キングダム2 遥かなる大地へ(2022年製作の映画)

4.6

邦画にはあまりない大規模アクション映画を大切に育てようと『丁寧に肉付けする』本作。


キングダムのコミックスを全巻読んでいるわけではないのでキャラクターの解像度はあまり高くない私ですが、大作であるこ
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HUMAN LOST 人間失格(2019年製作の映画)

3.5

『HUMAN LOST』という作品を優先した結果、『人間失格』をLOSTした映画


太宰治の小説『人間失格』をSFダークヒーローものとして解釈してアニメーション映画化した作品

おすすめの冒頭に書か
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レッド・ワン(2024年製作の映画)

5.0

いまだ!(12月後半)今見るんだ!クリスマスになる前に!


『クリスマスの伝説』を再構築し、クリスマス直前にサンタクロースが捕まった!『助けねば!』というお話。

いろいろな伝説へストーリー展開して
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スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

5.0

これだけ画期的なアニメをあまり見たことがない!という体験。


スパイダーマンホームカミングの際書きましたがアメコミは『同人誌』的な側面を持っておりその流れをくむ『派生したスパイダーマン』作品。

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セキュリティ・チェック(2024年製作の映画)

5.0

クッソ忙しいときに『耳元で囁かれ』て観てる側まで情緒がおかしくなる!



クッソ忙しいクリスマス時期の空港で起きるサスペンス物…なんですが、トレーラーの時点で主人公と悪役が分かり、その掛け合いの方法
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スパイダーマン:ホームカミング(2017年製作の映画)

5.0

大いなる力を『持っちゃった』主人公が『責任ってどうする?』
と言っちゃえそうな軽快な作品。


アメコミというのは日本でいう『同人誌』的な側面があるとどこかで聞いたことがあります。
キャラクターとテー
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仮面病棟(2020年製作の映画)

4.0

非常に『今っぽい娯楽』として楽しめる作品とその『結末』


一夜限りの当直医と凶悪犯に撃たれた女子大生が密室と化した病院から脱出を試みる二人のお話。


ストーリーの起承転結という点において、非常に『
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アイアンマン2(2010年製作の映画)

4.5

一躍有名となったアメリカンの成功に対する『責任範囲』


トレーラーにある通り文字通りヒーローとなったトニー・スタークですが、性格も相まって派手に立ち回るところから始まる本作。

成功して力を得るとそ
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愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

5.0

『銃社会でもない安全な日本という国』で本作を鑑賞するということ



端的なあらすじは『校内銃乱射事件による娘の死から立ち直る夫婦の物語』ということだけ。

この短いあらすじから、12分というこの短い
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新機動戦記ガンダムW Endless Waltz -特別篇-(1998年製作の映画)

4.5

美しいモビルスーツが出てくる劇場版は、完全にTVアニメの『続編』


何十年も前にシリーズ終了したにもかかわらず、何故かいまだにバージョンアップされ続けているウィングガンダムゼロカスタムという美しく羽
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夏の夜空と秋の夕日と冬の朝と春の風(2019年製作の映画)

4.6

美しい四季を背景に起承転結がしっかりしたストーリーと『テーマに合わせた楽曲』が添えられていることにより、もう少し物語の続きを見たいと思わせるオムニバス映画


福岡県遠賀郡の芦屋町にて四季一つ一つに物
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六人の嘘つきな大学生(2024年製作の映画)

4.0

ストーリー展開にメリハリがありテンポ感もよく最後まで駆け抜ける
『噓の暴き合い』の『就活椅子取りゲーム』



予告編にある通り採用試験という舞台にて採用の1枠を取り合う作品ですが、中弛みや人間関係・
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パラレルワールド・ラブストーリー(2019年製作の映画)

3.0

玉森さんの『王子的な側面以外で演出』された映画。


ストーリーは『いろいろな世界』を行き来する為、本作を気に入った人は何度か鑑賞すると物語のパズルが組み立てられ満足いく作品になるのかなと思いました。
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インターステラー(2014年製作の映画)

5.0

大画面でこそ生きる時間や空間・世界をあっちゃこっちゃする映画。
と安っぽく書くと怒られそうですが、『どうしようもないもの』を改めて考えさせてくれる作品だと感じました。


本作はIMAX対応の大画面で
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アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

5.0

戦争映画をエンタメとしない冷たさと温かさの緩急。
そして『温かさのその先』。



監督クリントイーストウッドが実在の人物アメリカ海軍特殊部隊狙撃手・クリス・カイルの人生を描いた作品。

この『人生』
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言の葉の庭(2013年製作の映画)

5.0

美しい雨の描写が外界を遮断し『二人だけの庭』になるところが好きです。



『新』新海監督の作品が『君の名は』だとすると、私の中では『旧』新海監督の最高傑作だと思います。

新旧と書いてしまうと少し『
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キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー(2011年製作の映画)

4.5

そのほかアヴェンジャーズメンバーと『異なる出自』のヒーロー。


お勧めのたび書いてる気がしますが…、キャラクターが増えるたびMCUは色々な世界へに拡張していきます。

その中でも本作はMCUの世界を
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ラストレター(2020年製作の映画)

4.5

本当に『美男美女を普通の生活』に溶け込ませて、美しく描く監督だなと思う。



映像の美しさに定評のある岩井俊二監督が描く、『ラブレター』以来のお手紙のお話。

『手紙は渡したい相手に直接渡らない可能
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ザ・バイクライダーズ(2023年製作の映画)

5.0

バイカーの彼氏の肩越しに『彼女が見たモーターサイクルクラブ』



映画化もされた紡木たく先生のホットロード(邦画)のコミックスのように、『少し背の高い彼氏の肩越し』にモーターサイクルクラブの歴史を追
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るろうに剣心 伝説の最期編(2014年製作の映画)

5.0

前編から引き続き豪華キャストを配置し、京都編を完全再現。


前編で豪華俳優陣を据え、意味深な終わり方をしたるろうに剣心 京都編を完結させた本作。

前編でも書かせていただきましたが、キャラクターのル
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バースデー・ワンダーランド(2019年製作の映画)

3.4

安心して鑑賞できるストーリーで、俳優さんが声優をそつなくこなす作品


公開前かなりCMを見てそのノリで鑑賞した思い出でを書かせていただきます。

俳優さんが声をあてると色々と物議を醸す風潮があります
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マイティ・ソー(2011年製作の映画)

4.5

MCUの世界を『神の世界』に拡張した、傲慢な神様と平凡な民の物語。



MCUは現代・過去・宇宙・別次元と活躍のステージを拡張していきますが、そこに追加となる『神の世界』へ拡張した本作。

我儘な王
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