千葉ットマン……
装甲板が張り巡らされたイカすトライク型のバッドポット「千葉ットポッド」を駆り、街を行く。そう、彼は日本が誇る“闇の騎士”……
普段は取材を断ることも多いとウワサされる彼が『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』のジャパンプレミア上映に参上するとの情報をキャッチしたFILMAGA編集部は、上映終了後、千葉ッサム・シティへ帰宅される直前の千葉ットマンさんに直撃取材を敢行!
本作の見どころや、新たなバットマンの魅力、またご自身の活動について語っていただきました!
ーあの…… ジャミングを外していただけますでしょうか?
画像加工をしなければ良い!
ーす、すみません!
プロテクト・アーマーの上からでもガッシリとした肉体であることが解る、映画に登場するバットマンに双肩する千葉ットマンさんの登場です。『ダークナイト』に登場したバットマンの様に、ボゴーダー越しのくぐもった低音ボイスを、生の地声で出し続けてお話いただけました!
千葉ットマン大興奮!バットマンとスーパーマンの激突!
ー『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』いかがでしたか?
もうサイコウです!期待していた以上のものを見せていただき、鳥肌モノの興奮でした! 英雄同士、正義が対立する構成も魅力的です!
ー新バットマンを演じたベン・アフレックは同じバットマンから見ていかがでしたでしょうか?
作り上げられた体格の良さ! 素晴らし過ぎます! 私も仕事で10キロのハンマーを振り回しているので、劇中のタイヤにハンマーを振り下ろすトレーニングの光景には感慨ありましたね。
ただ、スーパーマンとの戦いの場面では武器を使いすぎなんじゃないかなとは思いました(笑)。元々裸一貫での戦いというよりも、ガジェットを巧みに使って勝負するのがバットマンの魅力でもあるので……(笑)
執事アルフレッドのサポートありきのバットマンという部分もありますしね。その点で言えば今回のバット・モービルとバット・ウィングはサイコウでした。
ー『バットマン vs スーパーマン』で対決することとなったスーパーマンはどうでしたか?
スーパーマン……やはり強過ぎますね……
ー過去作含めて映画でのスーパーマンについてはどう思われますか?
『バットマン vs スーパーマン』のヘンリー・カヴィル/スーパーマンは素晴らしいですが、やはりクリストファー・リーブのスーパーマンのイメージは強いです……甲乙つけ難いですが、背の高さや肩幅の広さ、精悍な顔立ちのリーブ/スーパーマンのインパクトは良かったですね。
ー今回、スーパーマンとは対立することになりました。
スーパーマンはもしかしたら、自分の居場所やロイス、養母のマーサを守るためだけに戦っていて、そのかたわらでスーパーヒーローのような活動をしているのではないか?という思いがバットマンにあったのかもしれません。
その上、バットマン/ブルース・ウェインは自分の自社ビルを潰されて社員も殺されて、それでもなおスーパーマンには咎めも無くヒーロー気取りでいるのも気にくわないのかも、と感じました。
ー映画鑑賞中は、ずばりバットマンの味方ですか?
いや、そこは客観的に見ています(笑)。俯瞰で全体を見ていくことでどちらが正しいのか解りますからね。今回のバットマンは暴走気味なところもありましたが、それでも自分の信念を貫き通す姿には感動しました。
ー今回、スーパーマンとバットマンそれぞれの亡くなったお父さんが取り上げられています。
死因が自然災害か、人為的なものかで気持ちの整理の仕方も変わってくると思います。ただ、そういった違いを越えて互いに触れる部分もあったと思います。
ーワンダー・ウーマンの活躍はどうでしたか?
あのバトルアクションは凄かった。登場場面ではゾクゾク来ましたね。でも…やはり、ああいった強いお姉さんは怖いです(笑)。自分の意見が通らなくなる恐怖を感じます。近くに来られたらチョット警戒してしまうかもしれません(笑)。
千葉ットマン 誕生の裏にはスター・ウォーズ???
ー千葉ットマンさんのスタイルに影響を与えている「バットマン」は?
原作コミックよりも、実写で映像化された映画版……ティム・バートン版でマイケル・キートンの薄い唇を強調したバットマンも素晴らしいですし、ジョエル・シュマッカー版も良いですが、やはりクリストファー・ノーラン監督のバットマン。クリスチャン・ベールが演じた影のあるバットマンがサイコウです。
ーウワサによるとスター・ウォーズのストームトゥルーパーになったりもしているそうですが……
事実です。元々スター・ウォーズが大好きなんです。バットマンもそうですが、海外の映画のキャラクターになりきって、キャラクターと同じコスチュームを着ることで、どういう感情が自分の中から湧き上がるのか……そういう体験が楽しいのです。
ー映画がお好きな千葉ットマンさんのオールタイム・ベストの映画は?
モチロン『ダークナイト』です。快楽主義のジョーカーがいてストイックなバットマンが輝く……サイコウです。新作『スーサイド・スクワッド』にもジョーカーが登場しているようなので、ちょっといじめてやろうかなと(笑)。
ーおなじくDCコミックの映画化作『スーサイド・スクワッド』に新しいジョーカーが登場します。ライバルとしてどうですか?
やはり狂気じみたジョーカーはサマになるのでイイ感じですね。
ー歴代のジョーカーでは誰が好きですか?
もちろんヒース・レジャーの演じたジョーカーも好きですが、コミック的なキャラクターの再現度というところで「キマった!」という印象を持ったのはジャック・ニコルソン版です。
ー千葉ットマンになるきっかけを教えてください。
きっかけは東日本大震災です。暗い空気の立ち込める中で、少しでも多くの人を笑顔に出来ればと、震災の翌日からストームトルーパーの格好で出勤していました。当時、千葉ットポッドはまだ製作中でした。
ー千葉ットポッドはご自身で作られたんですか?
そうです。組み立てキットを購入して、自分で溶接なんかもして作りました。本作に登場する対スーパーマン用のバット・スーツも鉄板で作ってみようかと、思案中です(笑)。
いま装着しているバット・スーツは海外のオーダーメイドです。全身でだいたい20~30万円ほどですかね。安くはないですが、多くの人を笑顔に出来るならと覚悟を決めてやっています。
ーバットマンというキャラクターの魅力は?
自己満足で警備をしているところです(笑)。実は私財を投じて自分のやりたいことをやっているだけなのではないか?そんな若干心が病んでいるような(笑)。
そういう部分も含めて私の千葉ットマンとしての活動と重なるように思えて共感を持ちます。
編集後記
インタビューの間はもちろん、いらっしゃる前から、終了して颯爽と去っていくまで“闇の騎士”である毅然としたキャラクターを崩さず、インタビューに応じていただいた千葉ットマンさんからは、人気者になったのも納得の人柄の良さや誠実さが溢れ出ていました。
そんな千葉ットマンさんから最後に『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』をこれから見る人へ向けて一言お届けします。
「期待は裏切らない! 心して見ろ!」
(c) 2016 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC AND RATPAC ENTERTAINMENT, LLC
『バットマン VS スーパーマン ジャスティスの誕生』
2016年3月25日(金)3D/2D/IMAX 公開
配給:ワーナー・ブラザース映画
Amazon Prime Videoで観る【30日間無料】
※2022年10月31日時点のVOD配信情報です。