2017年も早くも半年が過ぎました。
ITならびにWebの世界では、変化が目まぐるしく、この半年の間にも様々なサービスがリリースされています。

サービスやアプリの情報を日々配信しているサイトProduct Huntでも、利便性の高いサービスが多数紹介されました。
今回は、Product Huntで紹介されたアプリのうち、生産性を劇的に上げるオススメのMac&iPhoneアプリをご紹介します。

2017年上半期に最も話題になったMac&iPhoneアプリ10選

1. Magnet for Mac

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Magnet for Macは、MacOSで立ち上げた複数のウィンドウを自動的にリサイズして均等に並べてくれるアプリケーションです。
Macのウィンドウサイズを毎回手動で動かしている人には非常に便利になるアプリです。

使い方は簡単で、リサイズしたいウィンドウを画面の四隅に持って行くだけで、全画面や画面の半分の大きさなどにウィンドウをリサイズしてくれます。

また、ショートカットを利用すれば、全画面・2分割・4分割などを一瞬で再現することができます。
そのほか、アプリケーションメニューバーからの操作も可能です。

2. Bear

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BearはApple Design Awards 2017でも受賞した、シンプルで高機能なテキストエディタです。
Markdown形式での入力に対応しており、iOS版では写真をその場で撮ったりらくがきをその場で描いて挿入することもできます。

ハッシュタグを使うことである種のフォルダ分けができるのも魅力的です。
文字数や単語数、読了時間なども自動で表示されるので、ブログなどのコンテンツライティングに重宝するでしょう。

3. Workflow

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WorkflowはApple Design Awards 2015で受賞した、iOS用のタスク自動化アプリです。

例えば、カレンダーに次の予定の行われる場所を入れておけば、WorkflowをワンタップするだけでGoogleマップが立ち上がり、現在地から次の予定の場所までの道筋をナビゲートしてくれます。
他にも、ワンタップで音声入力できるメモアプリを開いたり、写真を撮ったらInstagramにアップするなどの自動化を行なったりもできます。

IFTTTなどのAPIを使ったクラウドの自動化ツールとは違い、Workflowはアプリ間の連携もシームレスに行うことができます。

4. f.lux

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f.luxはWindowsやMacのスクリーンのブルーライトを時間により自動で軽減してくれるアプリケーションです。

夜間に明るい光を浴びたり、日中でも長時間ブルーライトを浴びるのは体内時計を狂わせる原因にもなり体調によくないとも言われていますが、f.luxを使うことで勝手にブルーライトや明るさを調整してくれます。

色温度は好みによって自由に設定することができるほか、オススメの設定がプリセットとして7種類ほどインストールされています(Mac版は5種類)。

5. Grammarly

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単語のスペルチェックはiOSにもMacOSにもついてきますが、文法となると心配になる人が多くなるかもしれません。

Grammarlyは、文法をチェックしてくれるアプリケーションで、文法的な間違いを指摘して正しい文法を提案してくれます。
例えば、「will → would」「a good → the good」と言ったように、助動詞や冠詞のような間違いも変換してくれます。

Chromeのエクステンションとしても提供されているので、英文ブログを書いたりするときにも非常に役立ちますよ。

6. Bartender

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Bartendarは、MacOSのメニューバーをカスタマイズしたり、自動で隠したり、並べ替えたり、バーテンダーバーと呼ばれる一段下のメニューバーに移し替えたりすることができるアプリです。

現在はバージョン2になり、キーボードを使ってメニューバーにクイックアクセスすることができるようになりました。
Macに標準で付いてくるSpotlight機能のように、テキストエリアに操作したいメニューの冒頭の数文字を打つだけで高速で目的のメニューを操作することができます。

一段下に出ているバーテンダーバーは隠すこともできます。
また、バーテンダーバーにアプリを移し替えても、これまでのメニューと挙動は全く同じです。
例えば、Siriと検索機能、時刻だけをメニューバーに残しておいて、WiFiやDropboxなどは使うときにバーテンダーバーを表示させておくと、非常にシンプルなメニューバーとなります。

7. Droplr

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Droplrは、簡単にファイルを共有したりスクリーンショットを作成したりすることができるMacOS用のアプリです。

「Drop」という名前が付いている通り、基本的にドラッグ&ドロップを使って操作をしていきます。
例えば、ファイル共有をしたいときには、メニューバーにあるDroplrアイコンにドラッグ&ドロップを行えば、自動でショートリンクが作成され、そのリンクを共有することで簡単にファイルシェアリングを行えます。
もちろん、URLベースなので、ブラウザでのプレビューも簡単です。

スクリーンショット機能も便利です。
通常通りMacでスクリーンショットを撮影すると、その場でショートリンクが発行されます。

Skitchのようなマークアップ・アノテーション・ブラー(ぼかし)も入れることができます。
また、GIFアニメでスクリーンショットを作成することができるので、パソコンの動きを他のひとに見せることも可能です。

8. Point

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Pointは、WordやExcelなどの注釈機能のように、Webページにコメントや注釈を付け加えることができるiPhoneアプリGoogle Chromeエクステンションです。
チーム内外でのレビューに一役買ってくれるアプリです。

コメントの追加はもちろん、ブログ記事の一文をハイライトしてその部分に注釈を加えることもできます。
Pointを共有したい場合は、その場でショートリンクを発行し、友人に送ることもできます。
Pointで集約したコメントをそのままメール本文に添付することもできるので、Pointを使っていないユーザーにもコメント集を届けることができます。

9. Polymail

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Polymailはシンプルで高機能なEメールクライアントです。

ユニークな点はいくつかありますが、第一にすべてのメッセージにインサイト機能が付いていることです。
メッセージが送られたか、相手がメールを開封したかどうか、といったフィードバックをリアルタイムでトラッキングしてくれます。

また、送信数・開封率・クリック率・ダウンロード率・返信率などの数字をキャンペーンごとに表示することができ、宛名や会社名の挿し込み送信もできます。

メールのリマインドや、相手のメールアドレスを基にしたプロフィールの表示機能などもあり、チームで活用する場合にはチーム内テンプレートやチーム内アナリティクスの機能なども利用できます。

10. PhotoScan by Google

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写真を撮影してスキャンするアプリはいくつかありますが、GoogleがリリースしたPhotoscanは、引き出しの奥に溜まっている古い写真などをスマートフォンで撮影して保存していくアプリです。

Photoscanでは、色あせた写真であっても、エッジの認識や傾きの補正、グレア(照明などの反射)の除去などを自動で行ってくれます。

もちろん、スキャンした写真はカメラロールやGoogleフォトへ保存してくれます。
容量無制限のGoogleフォトには画像認識機能もあり、人物やキーワードによる検索も行うことができるので便利です。

まとめ

毎日便利なツールがめまぐるしいスピードで配信されていくので、どれを使えばいいのか分からないかもしれません。
そんなときに、今回ご紹介した10のアプリケーションは、確実にあなたの生産性を上げてくれるほど間違いなく便利なツールとなります。

同じアプリを使ったり、同じ手順を踏んでいても、生産性が変わるのはパソコンの環境だったりほんの些細な設定だったりします。
便利だと思うアプリケーションがあれば、ぜひ利用してみてください。