【モバマス】橘ありす「友人代表フレデリカ?」
~事務所~
宮本フレデリカ「ありすちゃんありすちゃんありすちゃーん!!!!!」ガチャ!!!
橘ありす「きゃっ!? な、なんですか急に!? 何か緊急事態が……!?」
フレデリカ「結婚おめでとー!!!!!」
ありす「!?」
ありす「け、けっこん!? わ、私がですか!?」
フレデリカ「うん!!!」
ありす「い、いつ!?」
フレデリカ「さっき!」
ありす「だ、誰と!?」
フレデリカ「一般男性と!」
ありす「ど、どこで!?」
フレデリカ「フレちゃんの夢の中で!!!」
ありす「はぁぁぁぁぁぁ……」
フレデリカ「?」
ありす「びっくりして損しましたよ……」
フレデリカ「末永く幸せにね……!」
ありす「あっダメだ完全にもう結婚するていで進んでる」
フレデリカ「ちなみに結婚報告のツイートには4時間半で2000以上の祝福の言葉と29000リツイート36000いいねが来てたよ!」
ありす「そんな具体的な夢あります???」
フレデリカ「と、いうわけで!」
ありす「?」
フレデリカ「結婚式には誰を呼ぶの?」
ありす「いえ、特に考えてませんから」
フレデリカ「結婚するのに!?」
ありす「その時点で噛み合ってないって言ってるんです!!!」
フレデリカ「ふふふ……だいじょーぶ! フレちゃんが真っ先に呼んでもらえるってことは、この”ハート”で理解(わか)ってるから……!」
ありす「ひたすらに腹が立つ表現をありがとうございます」
フレデリカ「いやー、でも、ほんとーにおめでたいね!」
ありす「空想の話ですけどね」
フレデリカ「ほんとに……」
ありす「……? どうしたんですか、急に黙って」
フレデリカ「……グズッ……うう……」ズビー
ありす「えっ!? ど、どうしたんですか!?」
フレデリカ「……ううう……ズズッ……」
ありす(ふ、フレデリカさん……想像上の私の結婚でこんなに……)
ありす(なんだかんだ言って、やっぱりフレデリカさんは優し……)
フレデリカ「ごめんね……毎週見てたドラマの録画に失敗したの思い出しちゃって……」グスッ
ありす「もみあげ引きちぎっていいですか?」
フレデリカ「いままでのありすちゃんで一番こわい!!!」
ありす「落差のせいですよ」
フレデリカ「じゃあ、ありすちゃんはどんな結婚式にしたい?」
ありす「それ、ウエディングプランナーの時にも聞いてましたよね……」
フレデリカ「しょうがないでしょ! あの時は本当に結婚するなんてフレちゃん思ってなかったんだもん!!!」
ありす「私はどうして怒られてるんですか!?」
フレデリカ「確か身内だけでしめやかにやりたいんだよね?」
ありす「未だに冠婚葬祭をもれなく葬に変換してるんですか?」
フレデリカ「大丈夫! フレちゃんはありすちゃんの身内みたいなものだから!」
ありす「いつにも増して話が通じないですね」
フレデリカ「というわけで!」ガサゴソ
ありす「……? なんですか? その紙は」
フレデリカ「もちろん! 友人代表のスピーチ!」
ありす「た、頼んでもないのに!?」
フレデリカ「まあまあ! 落ち着いて? ありすちゃんが友人代表をお願いするなら誰かなー? って考えたけど、これはもうフレちゃんかなって! でしょ!?」
ありす「奈緒さんですね」キッパリ
フレデリカ「あれれれ???」
フレデリカ「……」
ありす「……」
フレデリカ「……」
ありす「……」
フレデリカ「……ふぅ」
ありす「……?」
フレデリカ「……『友人代表あいさつ、宮本フレデリカ』」
ありす「なぜ?????」
ありす「今の流れで読み始めますか普通???」
フレデリカ『――フレちゃんは激怒した』
ありす「物騒」
フレデリカ『必ず、かのじゃちびょーぎゃくの一般男性を除かねばならぬと決意した!』
ありす「邪智暴虐ですね」
フレデリカ『ありがと!』
ありす「訂正されることまで織り込み済みなんですか?」
フレデリカ『フレちゃんには政治がわからぬ!』
ありす「でしょうね」
フレデリカ『けれども、ありすちゃんが大好き!』
ありす「嬉しいですけど何をしに来たんですか?」
フレデリカ「タイム!」
ありす「自由ですね……」
フレデリカ「パターンBに切り替えてもいいですか!」
ありす「知りませんけど……」
フレデリカ『吾輩はフレデリカである!』
ありす「その文学作品縛りは必要なんですか?」
フレデリカ「難しいね……!」
ありす「奇をてらおうとするからでは……」
フレデリカ「じゃ、パターンCに……あっ……」
ありす「……?」
フレデリカ「……」
ありす「……」
フレデリカ「パターンDに切り替えるね!」
ありす「逆にCが凄い気になる……!!!」
フレデリカ「メンタリズムだよ!」
ありす「うるさいですよ」
フレデリカ「それでは! ここからは真面目になるデリカ!」
ありす「既に語尾が真面目とは程遠いですけど」
フレデリカ『わたくしとありすさんの出会いはパリのパーティーでしたの』
ありす「誰???」
フレデリカ『ってのはウソだよ☆ ホントは……どこだっけ?』
ありす「そんな適当な……覚えていませんが事務所とかでしょう」
フレデリカ『でもそれより前から知り合いって設定の方がエモいからそういうことにするね!』
ありす「それをスピーチに盛り込む度胸は認めますよ」
フレデリカ『ちっちゃい頃は一緒に河原で殴り合ったよね……!』
ありす「ウソつくにしてももうちょっと平和的な馴れ初めになりません?」
フレデリカ『ありすちゃん! 結婚おめでとう!』
ありす「……ええと……ありがとうございます……?」
フレデリカ『フレちゃんは祝うけど睨んでるオトナもいるから気をつけてね!』
ありす「余裕ないな!」
フレデリカ『結婚は人生の墓場って言うよね! 堪忍袋!』
ありす「もうなんか色々混ざって最悪のセリフが出力されましたが」
フレデリカ『でも、結婚するならフレちゃんに相談してくれればよかったのに! いきなりでびっくりしちゃったよ?』
ありす「いえ、想像上の私に言ってください……」
フレデリカ『やたら結婚式場とか、結婚式の内容とかについて相談してくるなーって思ってたけど、まさか結婚するとは思わなかった!』
ありす「ただの馬鹿じゃないですか!」
フレデリカ『そして、お相手の一般男性さん! 略してパン!』
ありす「パン!?」
フレデリカ『ありすちゃんを泣かしちゃダメだよ! 胃袋!』
ありす「さっきからなんで結婚生活に大事な袋の説明を分割してねじ込むんですか!?」
フレデリカ『ありすちゃん、真面目で優しくて、きっと旦那さんのために尽くしてくれると思う! でもでも、ちょっと寂しがり屋さんカモだから、ちゃんと愛してあげなきゃダメだよ! フレちゃんとの約束!』
ありす「……」
フレデリカ『地中海に沈みたくないならね』
ありす「怖っ」
フレデリカ『とはいえ! ここはフレちゃんが譲ってしんぜよー!』
ありす「何様なんですか……」
フレデリカ『みんなのアイドル、ありすちゃんをゲットしたんだから、ちゃーんと大切にしてあげてね……! ちゃんと! 絶対にだよ!』
ありす「フレデリカさん……」
フレデリカ『アタシね、ありすちゃんのこと、ずっと、ずーっと……』
ありす「……」
フレデリカ『……ううん、なんでもない。――幸せになってね』
ありす「……」
フレデリカ「……って感じかな! どうだった? どうだった?」ニコニコ
ありす「……最後のは、本音ですか? あと、何を言おうとして……」
フレデリカ「そ・れ・は! 本番までのお楽しみデリカ~♪」フンフフフーン
ありす「……まあ、いいですけど」
ありす「で、でも……その……」
ありす「誰かと結婚するとか……今はまだ、よくわからないですが」
ありす「だからといって、それで他の交流が消えるわけではないですし……」
ありす「とっ、特に、フレデリカさんはきっと……私が大人になってもちょっかいかけてくるでしょうし」
ありす「い、いえ! 別に楽しいわけではなく! 仕方ないから付き合ってあげていますが!」
ありす「これからも……まあ、適度には仲良くしてくださると……その……」
ありす「まあ……退屈しないかな……とか……思ったり……」クルッ
速水奏「?」
ありす「……」
奏「……」
ありす「……はい?」
奏「ああ、フレデリカなら、そこの廊下で『ごしゅーぎごしゅーぎ~♪』って言いながらスキップしてるのとすれ違ったけれど」
ありす「あのもみあげ引きちぎっていいですか?」
奏「怖っ」
奏「よくわからないけど、落ち着いて?」
ありす「落ち着いてます」
奏「あ、話は変わるけれど、私、昨日面白い夢を見たの」
ありす「……えっと……あの」
奏「ありすちゃんが結婚するって夢よ」
ありす「……話変わってない」
奏「ちなみに結婚報告のツイートには6時間半で2200以上の祝福の言葉と31000リツイート41000いいねが来ていたわ」
ありす「SNSの監視は義務なんですか?」
奏「でも、ありすちゃんが結婚するとして、友人代表は誰になるのかしら?」
ありす「……」
奏「?」
ありす「もちろん……それは……」
奏「……それは?」
ありす「……いえ、決めていません。結婚の予定もありませんから」
奏「……そう」フフッ
奏「てっきり、即答で奈緒あたりかと思ったけれど」
ありす「……ご想像におまかせします」
奏「それならいいけど……あら?」
ダダダダダ
ガチャ!!!
フレデリカ「ありすちゃんがフレちゃんにデレた気配を感じたよ!!! このもみあげで!!!」ピコーン
ありす「やっぱり引きちぎります!!!」ウガー!!!
奏(友人代表……まさに、だと思うけど。……ね)クスクス
おわり
「シンデレラガールズ」カテゴリのおすすめ
- 輝子「プリンターからボノノさんがわんさか出てくる」厚みのない乃々「あうう…」ウィーン
- 渋谷凛「卯月の誕生日を」本田未央「祝いたい?」
- モバP「変身!」財前時子「ファーwww」
- 凛「私たち、もう限界なんだ」モバP「…………え?」
- モバP「罰ゲーム!!!」ちひろ「イェーーーイ!!!」
- 武内P「戦車道の家元に気に入られました…」
- 美嘉「バブバブ」みりあ「美嘉ちゃんどうちまちたか~?」
- ブラックジャック ✕ デレマス カルテ:02 神様の贈り物
- モバP「凛とまゆが応接室にたてこもった!?」
- 【モバマスSS】泉「プロデューサーのすけべ」
- ちひろ「No price」
- 高峯のあ「私達が……」鷺沢文香「ラジオなんて……」森久保乃々「むぅーりー……」
- 佐久間まゆ「Pさんといちゃいちゃします」
- モバP「その気になってた愛海の姿はお笑いだったぜ」
- 【デレステ】卯月「スペシウム光線・・・ですか?」【ウルトラマン】
「ランダム」カテゴリのおすすめ
- P「家に帰ってきたら>>3が部屋にいた」
- 彡()()「マッマ・・・餅が・・・喉に・・・」J( ‘ー`)し「大変!掃除機持ってくるわ」
- 【モバマス】ありす「貴方に待って欲しくて」
- モバP「指輪をつけてみた」【安価】
- 槙原志保「オーダーはアシスタントさん」
- 吉岡「サザエさんみてーな髪型の高校生に携帯電話パクられて10億の取引パーになった」
- 教官「成績下位10名を発表する」
- 【ガールズ&パンツァー】みほと愛里寿のボコ道
- まどか「ほむらちゃんのお弁当床にグシャーwwwwwwwwww」
- 一方通行「助けろ三下ァ……」
- モバP「新婚っていいですね」
- 響「プロデューサーから美希の匂いがするぞ……」
- 【モバマス】まゆ「ママゆ」
- マミ「中3にもなって恋愛経験なしなんてヤバいわよね…」
- 高峯のあ「……お久しぶりね」モバP「ファ!?」
<%= article.count %>PV
<% } else if (retweet) { %>
<% } %>
<%= article.title %>
<%= article.count %>PV
<% } else if (retweet) { %>
<% } %>
<%= article.title %>