【モバマス】乙倉悠貴「泰葉さんの部屋でえげつないぱんつを見つけましたっ!」
今朝からやけに快調な白菊ほたるです
なんでもないようなことが幸せだと思う今日この頃、皆様はいかがお過ごしでしょうか
私は今、自室にて無病息災に心からの感謝を捧げているところです
このまま何事も起こらないこと、ただそれだけを祈っています
過ぎた幸福も無く、わざわざ取り立てるような不幸もない
そんな植物のような一日で結構じゃありませんか
ダダダダダダダダダ
悠貴「ほたるちゃんほたるちゃん!! 泰葉さんのお部屋でえげつないぱんつを見つけましたっ!!!!」
神様私が何をしたって言うんですか
悠貴「す、すいませんっ! いてもたってもいられなくて……慌てて走ってきました……」
悠貴「そ、それでですね! 本題に入っていいですかっ?」
ほたる「う、う~ん……」
悠貴「なんと泰葉さんのお部屋からえげつないぱんつが見つかったんですよっ!!」
ほたる「聞き間違いであってほしかったなぁ……」
悠貴「はいっ!」
ホワンホワンホワン…
ほたる「あっ回想に入るんだね」
ほたる「数十分前!?」
悠貴「あっ今回想なので」
ほたる「あ、ご、ごめんなさい……」
○数十分前
泰葉「散らかってるけど……ど、どうぞ……?」
悠貴「お邪魔しますっ!」
悠貴「うわぁ~可愛いお部屋ですねっ!」
泰葉「そう、かな? あんまり人の部屋見たことないから分かんないけど……」
悠貴「すっっ……っごく女の子!って感じのお部屋ですっ!」
悠貴「いいなぁ……あっ参考にさせてもらってもいいですかっ?」
泰葉「そこまでしなくても……もっと参考になる人はいっぱいいると思うよ?」
悠貴「例えばコレとかっ! こういう繊細な小物って憧れますねぇ……どこで買えるんですかっ」
泰葉「あ、それは作ったやつだから……ごめん、材料を買ったお店でよければ……」
悠貴「作る! なるほどっ!」
泰葉「そ、そんなに食いつく?」
PiPiPi…
泰葉「あ、ごめんね。電話だ……。ちょっといいかな?」
悠貴「はいっ! えっと、私が……」
泰葉「ああいや、私ちょっと席外すね」
バタン
ハイ、モシモシ…
悠貴「誰からだろ? 今日はオフって聞いたけど……大事な電話みたいだし、やっぱりプロデューサーさんからかな?」
悠貴「結構話し込んでるみたい……」
ザアアアア……
悠貴「あれ、雨……?」
悠貴「わっ、窓の向こう洗濯物干してあるっ!」
悠貴「あ、えっとっ、こういう時ってどうしたらいいのかなっ?」
悠貴「雨強いみたいだし、取り込むべきだよねっ? ああいやでもでもっ、お部屋に上げてもらったの初めてなのに、そんな勝手に洗濯物に触れるなんてっ」
悠貴「で、でも泰葉さんの洗濯物だし大丈夫なのかなっ?」
ザアアアアア……
悠貴「うう~! せ、せめて濡れてないか確認しないとっ! 女の子同士だし確認くらいはセーフだ……よ……ね……?」
チラッ
チラチラッ
悠貴「!!!!」
悠貴「――もう目に入っちゃった瞬間いてもたってもいられなくって!!」
ほたる「そのまま飛び出して走ってきたの!?」
悠貴「はいっ!!」
ほたる「返事が良い!」
悠貴「だって本当に凄いぱんつなんですよっ!? もうえげつないとしか言いようがないんですよっ!?」
ほたる「泰葉ちゃんほったらかし!?」
悠貴「も、もちろん走りながらメールは入れておきましたよっ! ちょっと急用が出来ましたって! あと勝手ながら洗濯物取り込んでおきましたって!」
ほたる「取り込んだんだ!?」
悠貴「だって濡れちゃいますしっ!」
悠貴「そしてそのえげつないぱんつがこれですっ!」バーン
ほたる「持ってきたの!?!?!?!?」
悠貴「いてもたってもいられなくて……」
ほたる「いや絶対それはおかしいよぅ……」
ほたる「っていうかうわぁ……何これ……うわぁ……」
ほたる「うわぁ……よくこれがぱんつだって分かったね……うわ、これ明らかに下着の役割果たしてないじゃん……」
ほたる「ほぼあやとりじゃんこれ……うわぁ……」
悠貴「ね、ねっ!? これは仕方ないですよねっ!?」
悠貴「泰葉さんの部屋でこんなのが見つかったんですよっ!? 走らずにはいられませんよねっ!?」
ほたる「すごいなぁこれ……どこから足を突っ込んだらいいのか分かんないや……うわぁ……」
悠貴「はいっ!」
悠貴「すっごいですよね泰葉さんっ! うわぁ……凄いなこれは……オトナですよ……これがオトナの世界なんです……」
ほたる「ほ、本当にこれ泰葉ちゃんのぱんつなのかな……?」
ほたる「例えばほら、前日まで泰葉ちゃんのお部屋にお泊まりしてた他の誰か……だから、そう……」
ほたる「しゅ、周子さんとかフレデリカさんとかっ。そ、それならまだ納得できるというか……」
ほたる「そ、そうだよ! だって泰葉ちゃんがこんなえげつない……その、ぱんつ? を穿くなんて……ねえ?」
悠貴「ちっちっちー……ほたるちゃん? 泰葉さんは私達の想像が及ばないくらい、とーっても『オトナ』なんですよ?」
ほたる「お、オトナ……?」
悠貴「当然! 私達なんかには到底想像が及ばないようなオトナの階段を登ってるんですっ!」
ほたる「お、オトナの階段を……」
悠貴「はいっ! 毎夜毎晩、こんなぱんつを代わる代わる穿いてプロデューサーさんとそれはもう……」ポワポワポワ
泰葉『ふふ、もっと素直になっていいんですよ……?』
泰葉『ほら、ここ見てください……。私はあなたの言うとおり、こんなに素直になってるんですから……?』
悠貴「オトナですっ!ステキですっ!!カッコいい────っ?」ゴロゴロゴロゴロビタンッ
ほたる「そ、そんな……まいばん……はぅ」ボフンッ
ほたる「だ、だって、ねえ? あ、あの泰葉ちゃんが?」
悠貴「はぁぁ……泰葉さんはオトナだなぁー……私もいつか私のPさんとあんな風に……」ポワポワ
ほたる「う、うぅ~……私今ユニット組んでるのに……い、一体明日からどんな顔で泰葉ちゃんと会えば……」
コンコン
ガチャッ
周子「ふぁぁ~……うるさいなぁ。どしたん? 隣の部屋まで聞こえてきたんやけど……」
ほたる「あ、あわっ周子さんっ」
悠貴「わ、わわっ! こ、これはそのっ!」ババッ
ほたる「ゆ、悠貴ちゃんっ! それとにかく隠してっ!」
周子「ん? ん~……?」
ほたる「えっ」
悠貴「えっ」
周子「あー……まさか人のパンツ持って逃げ出すほど取り乱すとはね……あー笑った笑った。まあそれがホントに泰葉のものだったらあたしでもそうするわ」
ほたる「で、でもなんで周子さんの下着が泰葉ちゃんのお部屋に……?」
周子「やー、あたしってば昔っから結構人の家渡り歩いててさ。その時のクセっていうかなんて言うか、今でもぷら~っと他所の家に泊まることが多いんだよね」
周子「で、特に泰葉の家にはしょっちゅう行ってんのよ。それであまりに世話になることが多いもんだからさ。もう荷物色々置かせてもらってんの」
周子「昨日も泊まってさー。いやー流石にそのパンツは泰葉にもドン引かれたよね」ケラケラ
ほたる「ほっ。そういうことか……」
悠貴「じゃ、じゃあ泰葉さんのぱんつでは……?」
周子「違う違う。泰葉は清楚オブ清楚だよ。そんなの期待しちゃダメ」
悠貴「そうですかぁ……」
周子「っていうのが事のあらましね。大丈夫、ちゃんと下着は帰ってきたから」
泰葉「は、はぁ……そういうことでしたか……」
泰葉「よかったですよ。突然下着が無くなってるし、悠貴さんも物凄い形相で飛び出したので何か事件かと……」
泰葉「もう、本当に心配したんですから……」
周子「んふふ、後輩から随分尊敬されてるみたいで?」
泰葉「ちょっとヘンな方向に飛躍してるみたいですけどね……」
泰葉「あっ、ちょっとやめてくださいよ」
周子「下着の棚はこっちだよねー。どれどれ……」
泰葉「あっあっ、ダメっ、ダメですってば!」
周子「…………おっと」
周子「…………………………マジ?」
泰葉「は、穿いてませんよ! ちょっと出来心で買ってみただけですっ!」
泰葉「穿いてません! 穿いてませんからーっ!!」
完
自分でもなんだこれとは思うけど思いついたんだから仕方がない
自分の中にいる乙倉ちゃんはこういう子
誰か修正しておくれ
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