モバP「事務所に飾った雛人形は片付けません!」
早苗「そ、そうだそうだ!」
美優「お雛様は3月3日の内に片付けないと、その……」
留美「お嫁に行けなくなる、なんて言うわよね」
心「そうだぞ☆ だから片付けよっ♪ 片付けろ☆」
P「いーや! 絶対に片付けさせません!」
P「だって、だって俺は……!」
心「早苗さーん☆ やっちゃって☆」
早苗「おう」
P「ひいっ!? 三十路だ!」
早苗「まだ28よ!」
美優「Pさん、普段のお仕事で頭が……」
留美「かわいそうに……」
瑞樹「小学生達と、ねぇ……」
早苗「えぇ? で、もっぺん言ってみ?」
P「も、もう殴らないでください……」
早苗「どうして子供相手を結婚の相手としてるのか言ってみ?」
P「俺は、俺は歳下のがいいんです!」
P「俺は、どんどん酸化が進んでいく年増なんか嫌だあぁぁぁ!!!」
瑞樹「子供たちも10年もすれば私たちみたいになるわよ」
P「うわぁぁぁーー!! 聞きたくない! ぎ ぎ だ ぐ な” い” !!!」
美優「さすがに頭がおかしい……」
P「こずえー! ありすー! 仁奈ー! 千枝ー! 薫ー! 舞ー! 芳乃ー! 千佳ー! 小春ー! 桃か…、ママァーーッ!」
留美(言い直した)
P「雪美ー! 晴ー! みりあー! 珠美ー! めあいー! 梨沙ー! り、りか…、莉嘉ーー!」
早苗「早苗ー!」
P「ねぇよ!!」
早苗「あァン!?」
瑞樹「中学生も交えたわね」
心「っていうか、よしのんは16だぞ☆」
留美「あ、何かに目覚めた」
P「えーと、中学生と言えば……。あっ!」
P「法子ー! くるみー! 悠貴ー! ほたるー! 小梅ー! 千鶴……、千鶴ぅーーーッ!!」
美優「千鶴ちゃん、15歳ですよ!?」
P「ゆめ…、ゆああぁぁぁーー!! むつみー! 友紀ー! 麗奈ー! 葵ー! 巴…、巴ええぇぇぇぇ!!!」
瑞樹「な、なかなか重度な口リコンね……」
心「きんもー☆」
P「みんなー! 助けてくれぇー! 年増達が俺のデスクはおろか、靴の中や郵便受けや、ありとあらゆるところにゼクシィや婚姻届けを忍ばしてくるんだよー!」
美優「…………」
留美「…………」
心「え、マジで? こんな奴でもいいの?」
瑞樹「まあ、人間性はともかく顔と優しさと仕事と貯金は一丁前なのよね……」
早苗「……とりあえず、1番声が大きかった巴ちゃんを連れてきてあげたわよ」
巴「……床に突っ伏してなにしよんなら」
P「あっ! 巴! 助けてくれよぉ……、大人達が俺に雛人形を片付けろって……」
巴「片付けえや。あれ場所をよう取って邪魔なんじゃら」
P「っていうか今叱って! お願い! 巴のなに言ってるか意味がわからない方言の成分が足りにゃい!」
巴「……プロデューサー? 雛人形は片付けてくれないと結構場所を取るので片して欲しいんですけど……」
P「うわぁぁぁーー!? 方言じゃないっ! これはこれで無いわけじゃないけどなんかやだ!」
巴「だからさっさと片付けてください、この馬鹿」ゲシッ!
P「痛って!? 蹴ったぁ……!」
留美「ふ、ふふ……! ふっ……!」
美優「え? なんでツボに入ったんですか?」
P「いたっ! け、蹴らないでください!」
千鶴「…………」
P「あっ……」
千鶴「えと、何してるんですか」
P「ち、千鶴は、千鶴は雛人形まだ片付けたくないよな……?」
千鶴「いえ、もう片付けていいと思いますが」
巴「ほら、千鶴さんもこう言っていますし」
千鶴「えっ!? 何その喋り方! 村上さんどうしたの……?」
巴「いや、こりゃあちぃと訳ありで……」
巴「さ、早く片付けてください。プロデューサー」
P「うわぁぁぁあああああーーー!!?」
瑞樹「ほんと、表情豊かね……」
留美「とりあえず、雛人形はもうしまいましょう?」
美優「そんなわがまま言ってちゃダメですよ……?」
瑞樹「そうそう、ただでさえ婚前にウェディングドレス着せられてる子も多いんだし」
心「そうだぞ☆ これで結婚出来なかったら責任取ってね♪ 取れよ☆」
P「取らねぇよ!」
心「っざけんなコラァ!!」
P「う、うぅ…、こんな事で……」
P「こんな事で俺はぁぁぁッーーー!!」
巴「あ、逃げた」
早苗「……追いかける?」
瑞樹「ほっといて、私たちだけで片付けましょう」
留美「……そうね」
美優「片付ける作業って、結構大変なんですよね」
巴「なんならウチらも手伝うぞ」
千鶴「私たちはこまごまとした物を片付けましょうか」
美優「あ、近所のデパートにリポーターが来てる……」
TV < やっぱりお爺ちゃん達がお孫さんに買ってあげるのでしょうねー。あ、あそこのスーツ姿の若い男性に話を聞いてみましょう
留美「……えっ?」
TV < すみません、どういった雛人形を購入する予定です?
TV < 今日はですね、ここのデパートに置いてある全ての雛人形セットを買います。
TV < それを俺の知り合いの家に置いて行くんですよ。
早苗「あ、やばい! 数少ない取り柄の貯金を使い尽くすつもりよ!」
心「やべえ! 急げっ!!」
巴「…………」
千鶴「村上さん、結婚してあげたら……?」
巴「う、ウチにじゃって選ぶ権利はある……」
千鶴「はあ、どうしてあんなになっちゃったのかしら」
巴「そうじゃのう……。いや、わからんのうや」
P「うっ、うぅ……」
早苗「はぁ…、なんとか間に合ったぁ……」
美優「もう少しで、買われる所でしたね……」
瑞樹「インタビューが長引いてて助かったわ……」
千鶴「ああ、おかえりなさい」
巴「もうウチら2人で片付けといたで」
P「くそっ…、終わった……。俺の、幼女達と結婚するという夢が……!」
心「捨てちまえ、そんな夢☆」
P「うっ、うぅ……」
早苗「はぁ…、なんとか間に合ったぁ……」
美優「もう少しで、買われる所でしたね……」
瑞樹「インタビューが長引いてて助かったわ……」
千鶴「ああ、おかえりなさい」
巴「もうウチら2人で片付けといたで」
P「くそっ…、終わった……。俺の、幼女達と結婚するという夢が……!」
心「捨てちまえ、そんな夢☆」
千鶴「いやです」
巴「いやじゃ」
P「未発達な胸と成熟しきってない子供の身体の柔らかさを堪能させてくれよ!!」
千鶴「うわぁ……」
P「ぷにぷにな二の腕を吸ったり、お腹に、下腹部に顔を埋めて深呼吸したいよぉ……!」
早苗「凄い変態……」
P「くそっ! こうなりゃ実力行使だっ!」ダッ!
巴「へっ……?」
P「うわぁぁぁーー!!! 巴えぇぇぇぇぇっ!!」ギュウゥゥ…!
巴「お、おまっ!? どこに抱きつきよんなら!!」
P「下腹部に! 下腹部に顔をうめて! うめてたい!!」
巴「ひっ! は、鼻先が変な所に当たって……! さ、早苗姐さん! 助けてくれえや!」
早苗「いや、さすがにこれは引くわ……」
瑞樹「…………」
心「プロデューサーに触りたくないぞっ☆」
美優「うわぁ……」
留美「さすがに物には限度が……」
千鶴「ごめんなさい、村上さん。私もこれには……」
巴(味方がおらん)
P「うまああぁぁぁぁい!」
巴「深呼吸すなぁや! え、ええ加減に離れんと、ホンマに……!」
P「巴の子宮に入りたいよおォォォん! 俺にはまだ、帰るべき場所があるんだ! だから……、死ねるかっ!」
巴「…………」
千鶴(あ、ゴミを見る目に変わった)
P「くそおおぉぉぉ! 巴ぇぇぇぇ! 俺を受け止めてくれえええぇぇぇぇ!!!」
P「とも、え……?」
巴「そがぁに心が荒れとるなら、落ち着くまでこうしとりゃあええ」ナデナデ
P「う、ううぅ……。ううぅぅぅ……!」
美優「Pさん、泣いて……」
留美「普段の仕事がよほど溜まっていたのね……」
巴「……よしよし、そがぁに疲れよったんなら、気の済むまで付き合っちゃる」ナデナデ
巴「その代わりウチから離れた瞬間にぶち殺しちゃるけんの」
早苗「あ、やっぱり怒ってる」
P「それって、巴から一生離れなければいいってことだよな……」
P「それって、逆プロポーズってことだよなぁ!」
巴「はぁ!? な、なにいいよんじゃ!!」
P「決めた! 俺、巴と結婚します!」
早苗「はいはい、オメデタオメデタ」
P「さ、そうと決まれば親父さんに挨拶しに行くぞぉー!」
巴「ちょ、ま、待たんかい! あぁーー……」
千鶴「行っちゃった……」
美優「え、その、いいんですか……?」
留美「どの道13歳とは結婚できないし」
心「すぐ帰ってくるから、その時に☆」
巴「…………」ムスッ
千鶴「あ、村上さん。おかえりなさい」
早苗「どうだったー? 初めてのプロポーズの感想は」
巴「ほんま、やれんでよ」
心「それで、プロデューサーは☆ まだ話は終わってないんだぞ☆」
巴「……ドラム缶風呂の中じゃ」
瑞樹「あっ……」
美優「Pさん……」
留美「無茶して……」
完ッ!!
お付き合いありがとうございました。完結です。
深夜のテンションで始めて寝落ちして、朝起きた時のテンションで続けるのはキツイです。
ではネタが浮かべば、またいつか。
元スレ
モバP「事務所に飾った雛人形は片付けません!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1456934859/
モバP「事務所に飾った雛人形は片付けません!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1456934859/
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