閃光のようにFacebook(フェイスブック)が爆発した理由
2010年10月14日 公開
実はこの2日間でFacebookを「楽しい」と感じてしまったユーザーや、アクティブユーザーが爆発的に増えました。
さて、一体なぜ突然、この時期に増えてしまったのでしょうか。
今回はそんな、「ええええなんでなんで、どうしていきなりー???」という疑問について考えてみました。
Facebookのコミュニケーション
http://www.facebook.com/
日本ではmixiやGreeが馴染み深い。facebookは世界中のユーザーが使っているコミュニケーションサービスです。
2年前から地味に日本でも使われてきましたが、なぜかまったく利用者は広まらず、ユーザー登録だけして参加してないという人が大多数をしめていました。
そんなFacebook(フェイスブック、もしくは顔本)がわずか2日間で爆発的な広がりをみせたのです。
私へのリクエストもこの2日で突如として増え、40人だった友達が、172人になりました。
広がりすぎです。
なによりもこの加熱により、今までログイン状態に無かった友人まで、ログイン状態を維持しだしたのです。
火がついたのはエンジニア達のブログから
13日、14日に登場したニュースサイトの記事では、
『エンジニア達を中心に広がりをみせている』と掲載されています。
原因はほぼエンジニア達で間違いなさそうな感じです。
それはエンジニア達が愛するはてなの人気エントリーで確認できます。
2010年10月10日
2010年10月11日
2010年10月12日
2010年10月13日
これらの起爆剤となったのが、以下のお二人の記事。
これに感しては、様々な考察記事がありますが、ほぼ以下の2つの記事の登場で満場一致だと言えます。
フェイスブックがはじまりそうな件 - ゆーすけべー日記
フェイスブックが面白い - IT戦記
ところが、多くの方が実際に疑問に感じている部分として
たかだか大物エンジニアブロガーが楽しいといったごときで、そんな突然流行りだすものなのか?
というのがあります。
ツイッターで見てても、
『なんで今さら?』
『amachang(IT戦記のブロガー)がいいって言えばみんなやるの?』
『これはステルスマーケティングだ!』
というコメントが大量に流れました。
多くの疑問がつぶやきにぶつけられたのです。
しかし、実際はこのamachang氏が広めたと言っても過言ではありません。
たかだかブログに記事を書いただけ、と思っているのが大きな間違いです。
なにをやったのか
「記事を書いただけ」では、おそらくここまで爆発的な広がりはしなかったと言えます。
実はこのamachang氏(あまちゃん)は、たった一人で、実際に、facebookの楽しさを一人一人のユーザーに対して全力で伝えたのです。
何を言っているんだという人もいるかも知れませんが、amachang氏の記事を読んでfacebookに参加した人、もしくは、昔登録していたけど凍結していた人は、とりあえずamachang氏に友達リクエストを送ります。
そしてどんどん認証していきます。
昔いざこざがありました私ですら認証されちゃいました。
そして、ここからちょっとおかしな事が起こり始めます。
私の方の友達のページに行くと、かなりの高確率でamachangの「いいね!」や「コメント」がついているのです。
というかもっと簡単にいうと、1500人以上認証しているamachangが、所狭しと「いいね」をつけて歩いていたのです。
私と友人のコメントにすら、コメントをつけてわずか5秒ほどで「いいね!」をつけられました。
このbotとも取れるい「いいね!」は、ユーザー一人一人に、facebookの楽しさとして伝わって行きました。
この「いいね!」を押す意思が、amachangによって急速に広まったのです。
もちろんamachangを知らない人でも、めぐりめぐって「いいね!」を押す意思は、さらに多くのユーザーに広まって行きました。
実際に私もいいね!が押しやすい物なんだという事を教えられました。
だから私と交友をもつ人に対してもたくさんのいいね!を配りたくなります。
まさに「いいね!遺伝子」です。
このamachang遺伝子の拡散が多くの人にFacebookの楽しさを広めたと言っても過言ではありません。
そして、これまで興味の無かった人達を巻き込み、爆発的な広がりをみせたのです。
なによりも、いいね!を気軽に押してもいいのかどうかすらわからず迷っていた人を変えた事がすごいと感じました。
偶然にも現在日本ではTwitterというツールが多くの人々に浸透していたため、起爆したあとの燃料はTwitterのパワーだったと言えます。
ただし、確かに広がりはしましたが『この勢いで流行るか』という結論を出すのは早すぎます。
むしろまだ流行りはしない可能性の方が高いです。
なぜか日本は、こういう光が差し込んできたときに
『流行るのか』『流行らないのか』『儲かるのか』『儲からないのか』という結論を急ぐ国です。
特にマーケティング屋は、この結論を今すぐ断言したくてうずうずしてますが、今はまだ、ユーザー達が楽しいのかどうかを模索しているだけなので、よくわからないなと言う人は、まずはいいね!から初めて見るといいかもしれませんね。とくにTwitterと天秤にかけて、どっちがどうのと考えるのもまだちょっと早い気がします。
つまらないと感じたほうを辞めればいいだけですしね。
みなさんの中には、この2日間で、確かにFacebookの楽しさを感じた人は多いと思います。
この楽しさが広がると、もしかすると日本でもFacebookが広がるかもしれませんね。
プロフィールさえ普通にある人であれば、私も参加していますので一緒に楽しみましょう!
Facebook Yamada
勢いでネタ帳のファンページも作りましたのであわせてどうぞ。
Facebook | ホームページを作る人のネタ帳
あ、あと大事な事が一つ。
これをステルスマーケティングだというマーケティング屋さんは、たぶんあまちゃんがどれだけFacebookを楽しんでいるのかが全く理解できないだけの人だと言えます。
世の中見る前に、人を見ましょうね。
それでは、また。