『Webの果実を配ればいいよ。ネットはそれでお金が動く(WEBの果実論)』
『禁断の果実』から来た言葉で、インターネットではこのWebの果実を配る事がお金に繋がるというお話です。
ひとつ、断っておきますが、当サイトでは情報販売等は一切する気はありません。
全て公開いたします。
ただ、彼が具体的にどういう方法で儲けを出しているかなどはお話いたしません。
これは私のネットで知り合った友人から聞いたお話です。
前回も紹介しましたが彼は『アスペルガー症候群』です。
そのせいかどうかは私にはわからないところですが、小学校、中学校とそれはひどいいじめにあっていました。それ以降彼は自宅で『インターネットしかしない生活』が始まりました。もちろん高校にも行っていません。
アスペルガー症候群に関してはググって検索してもらえればすぐにわかると思いますので省略します。
今回はちょっと長くなるかもしれませんので、活字が嫌いな方はイライラしないようご注意ください。
私が彼に衝撃を受けたのはちょうど5年前。
たまたま遊んでいたオンラインゲームで知り合いました。
今はお互いオンラインゲームをすることもなくなりましたが、そのときはずいぶんとはまっていたわけです。
私が当時CGIにてアプケーション開発をしているときに、どうしてもわからない事があり、彼に聞いたところ、彼は10分でネット上から様々な情報を拾い集めて、求める情報を提供してくれました。
私なりに色々な検索エンジンを使って見ましたがダメだったものを10分で。
そして彼はこういったんです。
『CGIって何?』
そうです。彼はCGIも知らずに探し集めて来たのです。
彼の破壊的な検索力が私にとって魅力的で、色々と教わりましたね。
そんな彼はアスペルガー症候群という病気のおかげで、人の考えている事がよくわからないといいます。
ですが、ネット上においては活字、絵文字、クリック、キーボード入力という単純なものからメッセージをやり取りできる為、彼の心の支えとなっています。
だから彼は自宅から一歩も外に出ないと言います。
そんな彼だからこそ見つけたのが『Webの果実論』ではないかと思います
といっても、彼はなんでもユニークな名前をつけたがるので、すでにみなさん気づいてる事かもしれませんけどね。
彼はこの果実論で、実に1年で月40万の稼ぎを出しています。
収益はブログサイト4つとWebサイト3つから広告収入のみで得ています。
WEBサイトは一度大量のページ数と情報を掲載しておくことで半年以上放置しているそうですが、売り上げの推移は平行線か少し上がっているみたいですね。
さて、本題に入りましょう。
Webの果実とは、まさに前回紹介した依存症の事です
彼の理論は次の通りです。
- まず、果実を作る為の木を育てる
- 果実が出来たら配る
- 果実が熟したらお金を貰う
一つ一つ砕いていきます。
Web上において、わかりやすく現在の日本を代表する果実を紹介します。
Googleがもたらす果実は2つ。
一つは検索アルゴリズムがひとまず、いまのところ優秀で、検索エンジンとしての利用価値が高い。
この検索結果こそがGoogleの持つ一つ目の果実です。
一つは検索結果の上位に来る人たちに対して膨大なアクセス数をもたらす。
また、スポンサーとしてトップページにお金を払って表示してもらえる。
これも同じく膨大なアクセスをもたらします。
このアクセスこそが二つ目の果実です。
この結果、SEO対策なるものが生まれ、上位表示(果実)に群がろうとする人が後を立たない。また、この果実を餌にSEO対策業者というものが居ます。
まぁ、私もその一人かもしれません。
つまりGoogleはまず、検索技術とユーザーに対する無料の精神で巨大なWebの木を育て上げました。
その後、AdWordsによるアクセスの流通(果実)を販売しているのです。
mixi
mixiが持つWebの果実は2つ。
それは今まで何度も言い続けた赤字中毒症。
つまり一つ目の果実はメッセージが返ってくる、またはコメントが返ってくる快感。
これがmixiが作り上げた果実です。
一般のブログなどでは自分自身を紹介することもあまりなく、また、コメントやメッセージもmixi程つきません。
mixiユーザーはこの果実を得たいがために日記を書き、メッセージを送る。
それは一部の人だけかもしれませんが、確実にmixiの果実を毎日食べている人はいるんです。
その結果、日常では考えられないほどの広告があなたの目の前に毎日配信され、知らず知らずそれをクリックしてmixiの肥やしになっているんですね。
二つ目はmixiプレミア。
有料ユーザーサービスです。
膨大な人数が居る一つのシェルターがmixiですが、その中でちょっとした優越感を味わえるのがこのサービスの特徴といわれています。
自分のページが少しだけ他とは違うことへの優越感。これがmixi果実の2つ目です。
SNSという形にしたことで、安心できるサイトとして評価され、膨大なページプレビュー数を獲得したmixi。
それが大きなWebの木の正体です。
その他の大きなWebの木
なんとなくわかりかけてきましたか?
・掲示板に匿名によって好きな事が書き込める快感。
・動画が無数にあって、全て無料で見れるという快感。と同時に他の人がお金を払ってまで見ている動画が無料で見れるという優越感。
・自分の記事がブックマークされているという快感と優越感。
・仮想世界では自分のレベルが高く誰からも頼られる快感と優越感。
これらは全てWebの果実で、それらを提供しているサイトこそWebの木です。
これらの果実を探す事をまず最初に考え、その果実をいかに食べてもらうかが『Webの果実論』です。
果実がなければ作る人も居る
mixiも赤字中毒果実を自分達の手で作り上げました。
例えば世界的に有名な『ヤコブニールセン』
Webのユーザビリティにおいては右に出るものはいないとされています。
テキストの大きさや、サイトの構成なんかを、今のユーザーが求めているのはこうだ!という人なわけですが、実際全部その通りやると、全部同じようなサイトが出来上がるわけで、必要ない人も多いです。
ただ、ヤコブ自身がWebの木となり、ユーザビリティという果実を作り上げてしまったのも事実です。
それがお金にかわっているわけです。
WEBAPIを代表するWebサイトを画像として表示するAPIなんかも巨大な木となりつつありますね。この果実は今は無料ですし、今後有料になると意味がなくなるかもしれませんが、何らかの果実を作り上げることで収益に繋がりそうな気もします。
ブログが生み出す果実
ブログにおいては面白い記事、笑える記事、勉強になる記事を生む事がWebの果実となります。
その記事を誰かに紹介したときに快感を得る人もいますし、自分の知識として誰かに話すことで快感を得る人も居ます。
WEBサイトにおいては、ある程度まとまった情報を提供するサイトを3~4持っていることで、定期的に広告収入を得ることも出来ます。
ただし、大胆な収入を目指す為には独自の快楽を提供できるシステムを考えていかなくてはいけません。
その足がかりとして、今の電子ドラッグをもう一度確認してみてください。
今回は彼のWebの果実のお話はここでいったん終わらせていただきます。
最後まで見た頂いた方、どうもありがとうございました。
今後機会があれば、また彼のお話をしたいと思います。
追記
コメントよりご指摘で、著名という間違いを匿名に直しました。
コメントありがとうございます。