ブログの『続きを読む』機能の本当の使い方
というのも、その日記ブロガーは趣味の釣りブログを書いている人。
その人は、一切続きを読む機能を『あえて』使わないと言うのだ。
理由は、続きを読むを付けると、アクセス数が減ったからという。
詳細は以下に。
まずブログの記事の種類を分類する
色々考えてみると、実はブログの記事には3つの種類が存在する。
情報提供系
これは、私のブログのようなものです。
ある事柄のチュートリアルであったり、まとめであったり、誰かが知りたかった情報であったりというのを、自分のメッセージで伝えていく記事。
日記系
趣味に分類される事が多いけど、日々あったこと、感じたことを書いていく記事。
ニュース系
いわゆるニュースブログと言われている分類。
ヘッドラインなどがそれにあたるかも。また、ニュース記事のリンクをぺたぺた張る形式です。
ただし、時事記事(今誰もが見たいニュース)を記事として仕上げる(C-netJapanのような)は情報提供系に入ると考える。
こうして3つに分類することで、続きを読む機能の必要性がわかりやすくなりました。
続きを読む機能を最も必要としないのは日記系
なぜか?
日記とは、日々あったことを重ねていくもので、見てもらいたい人と言うのは、リアル及びネットの知人である事が多い。
また『今書いた記事と、昔書いた記事』の価値が一定である事が多い。
つまり、その日記のタイトルを並べて見たいという読者よりも、新しい日記を楽しみにしているユーザーの方が圧倒的に多いのではないかと言う仮説。
そうすると、その日記を始めてみるユーザーにとっては、一覧で見るよりも、上からだらだらと見たほうが受け入れられやすいと考えられる。
あえて続きを読む機能をつける必要はなく、何度もクリック→戻るを繰り返させるよりも、ダラ見させたほうが効率が良いと言える。
以前見た日記ブログで、恐ろしく縦に長い20記事くらいを1ページに表示している面白日記ブログがあったが、全く苦に感じる事が無かったという記憶もこれで納得がいく。
情報提供ブログは続きを読む機能があったほうが良い
情報提供ブログは、一つ一つの記事の価値観が異なる事が多い。
ようするに『今の記事に興味がなくても、過去の記事に興味を持ってもらえる』という法則が適応される。
1ページに表示される記事数が、仮に7件だとして、3番目までは1人の読者に対して興味の無い記事でも4番目の記事は面白い、又は役に立つ情報だと言ってもらえるかもしれない。
だからその4番目の記事までのスクロール距離が短いに越した事が無いと言えます。
上から必要のない記事がだらだらと3番目まで続いたら、もしかしたらページごと閉じられる確立も高い。
そこで、ある程度の記事概要を書き、続きを読む機能、を利用することで、より多くの読者に対してピンポイントで記事を案内する事が可能となると考えられます。
ニュース系ブログは日記系に分類される
ニュース記事へのリンク集は、あえて続きを読む機能は要らない。
例えばニュースブログが提供するタイトル。
私個人としては、ニュー得ブログのように、たとえニュースリンク集だろうと、その日一番の目玉があるはずですから、人を引き付けるタイトルを付けた方が良いと思っています。ですが、一般的に使われているタイトルは○月○日ニュースや、○月○日ヘッドラインです。
このタイトルには、人をクリックさせる魅力というのはあまりありません。
ですから、わざわざ続きを読む機能を使って、内容を別にし、見出しと説明の一覧表示というのは、あまり意味がありません。
リンク集の中に、欲しいニュースがあるかもしれない読者ですが、昔のリンク集よりも、今のリンク集を求める傾向にあります。
それでも時間のあるときはニュースのダラ見を求めます。
だからこそニュースブログには、続きを読むが必要ないと考えるのが自然ですね。
参考までにこちらもどうぞ。
個人ニュースサイトがアクセスアップする為の12のチェックリスト
続きを読む機能を使うときは、書いている記事で判断
今、自分が書いている記事は一体何に入るのかと考えます。
特に、情報提供記事系に分類される記事。
私も記事を書くとき悩むときがありますが、良いサイトを見つけてそれを紹介するとき。
それが海外の場合、ただ紹介しただけでは、記事のクォリティという数値で考えると低いです。
英語ダメな人でも、そのサイトがどれだけすばらしいかを理解してもらってから紹介した方が、価値があると考えています。
ところが、そのサイトを紹介する説明など要らないくらい、すばらしいサイトというのはいっぱいあるわけで、そういったサイトのただの紹介だけなら、続きを読む機能が要らなくなるという点です。
そんな時は、あえて続きを読むをはずすか、又はもっと簡略的な説明をつくって続きを読むをつけるかを考えてみるといいですね。