mixi会員増大に伴う不可解な現象。赤字中毒症から赤字恐怖症に。
mixiの赤字中毒については2ヶ月前に紹介した日本における電子ドラック中毒13個の依存症で紹介したもです。
1)SNS依存症
先日紹介したmixiを退会した10人の理由でも掲載した通りです。
一日4時間以上SNSにログインしている人は注意が必要。
赤字中毒症という言葉も生まれ、日本を代表する依存症。
そのほか様々なSNSの誕生によってさらに広がりを見せていますが、実際はmixiとgree.jpがこの症状を誕生させた。
とくにモバイル携帯のユーザーが、新たにこの依存症にかかっている人が多い。
こういった感じで、mixiはメッセージやコメントが着くと赤い字でお知らせする事から赤字中毒症という言葉が誕生しました。
さて、ここ最近はモバイルテンプレートにお問い合わせフォームを設置していない為、相談と言うのもかなり激減しましたが、何件かのうち、妙な回答がありました。
名づけて『赤字恐怖症』
今回はこの妙な赤字恐怖症とは何か、そして、なぜこういうものが生まれたのかについてお話します。
赤字恐怖症とは?
いわゆる、コメント、メッセージを見るのが憂鬱になる症状のことです。
『え?では投稿しなければいいじゃないですか』
そうなんです。
答えは簡単すぎて話にもならないと思っていましたが、実はmixiの会員数の膨張に、この秘密が隠されているようです。
いったいなにが怖いのか
そもそもmixiは楽しい。知り合いにコメントをつけてもらったり、暇な時間に人の投稿にコメントをつけることでその楽しさを味わっている人が、この訴えを起こしているのです。
つまり、投稿がやめられないという人の中に埋もれている人たちです。
特に26歳以上36歳未満の方はかなり『はまっている』人が多い。
こういった方が今、一体何に恐怖しているのかというと、実は身近な『友人達や彼氏、彼女』等のあとから参入してくる『マイミク』によるコメントや監視です。
え?え?と何度か聞いてしまった。
コメントをつけてもらえるのがうれしかったり、人の投稿にコメントをつけたりするのが楽しいはずが、どういうことなのか?
誰がマイミクになったら嫌なのか
この答えと言うのは、人それぞれ回答内容が微妙に違いますが、抜粋してまとめて起きます。
1)彼氏・彼女
圧倒的に恐怖を感じるのが、今まで入れていなかった彼氏・彼女をマイミクにいれ、これまでどおり日記を書いたら、予想外のコメントなどが付く事が恐怖。
日記に対して、書けない事が増えたなどが上げられる。
寂しいとか、今日彼女を断って違う人と遊んでいた等は、一切かけなくなる。
さらに、『違う人』がマイミクであった場合、コメントに発言されないように口止めしなければならない。
2)会社のちょっとした知り合い
その線引きというのが微妙なラインですが、この悩みは女性に多く、会社の愚痴やなんかをミクシィで吐き出していた人が、全く吐けなくなったことから強いストレスを感じているようです。
ではなぜマイミクに入れたのですかと聞くと、マイミクのマイミクに突如として表れ、マイミクに友達になりたいと言ってくれといわれ、仕方なくなった。
これが結構多い。
これまでの日記も会社の悪口などを書いたものを消さなければならない。
さらに、そんなことも知らない違うマイミクが会社の人の名前(あだな)を過去の日記で見ていて、そういえばあの(名前)さんてまだウザイ事言ってるの?などのコメントに恐怖を感じる。
3)ちょっとした知合いの異性の友達
なぜか彼氏でもないのに、リアルでちょっと知っているからと言って、ずかずかと呼び捨てされた、とか、なにか誤解を招くような事をコメントでサラリと残していくのが気持ち悪い、などの回答が多かった。
彼氏がその発言をみて喧嘩になったなどの意見もある。
4)ちょっと気になる子
日記を友達の友達まで公開していたある日、ちょっとリアルで気になっている子が、マイミクのマイミクに現れた。
それ以来、気を使って日記を書くのが疲れる、好きなことが書けない等と言った回答がありました。
迫り寄るリアル知人マイミク
マイミクを始めたきっかけと言うのは実際リアルで知り合った人からの紹介もいれば、ネットで友達になった人からの紹介と言うものある。
ただし、どちらも『仲の良い人』からの紹介が圧倒的です。
話しやすかったり、意見を交わしやすかったり。
それが、マイミクの増大に伴い、発言その物がしにくくなり、さらには、コメントやメッセージの赤字を開くのが怖くなっている人がいるのだ。
『そんなのマイミクに登録した人が悪いじゃない。』
現実的にそうは行かないケースの方が多いという。
知り合い同士でmixiの話題が出たときに、私もやっているなんて言った日には、その周りのあまり知らない人までマイミクにしなければならない状況に追い詰められる。
つまりこれは、会員数増加に伴う現象です。
ようするに、あの人も、この人もmixiユーザーという現実
SNSの性質と言うのは、仲の良い友達との交流。そして、同じ趣味を持つ人との交流の円滑化。さらには、昔の友人達と連絡を取れるチャンスを得る、といったメリットが上げられる。
これは個人を判断しやすいSNSによる恩恵です。
限られた小規模なネットワーク空間がそれを現実にしてきたわけですが、会員数1000万人となると、投稿の公開条件を、友達の友達まで広げていると、殆ど普通のブログのように、インターネット上で実名入り日記を公開していると同じようなものになってきていると言うことです。
発言しにくい・・・の本当の意味
こうやって考察してみると、巨大なSNSになってくると、それはもう一般のブログとなんら変わらないと言う事がわかる。
つまり、自分のブログを実名入りで知り合いに教えている状態。
そりゃ好きな事だってかけなくなるわけです。
友達の友達が、なぜかマイミク200人とかいってる人だって居る。
少なからずそういうマイミクを持っている状態で、友達の友達まで公開する事が意味することをもっと真剣に考えなくてはいけない。
過去の日記を消さなければいけなくなった人も結構いました。
さらには、新しいマイミクを受け入れるときに、既存のマイミクに口止めをしなければならないという手間まで。
あまり日記を見られたくない人には、リアルでmixiをしている事を知られないようにしなければならない状況になってきていると言うことではないでしょうか。
このたび色々とmixiの状況を教えていただいた18名の方からの『今』の現状が、皆さんの参考になるかわかりませんが、一応こういう形でお知らせしておきます。
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