「イケダハヤト VS 株式会社LIG」からみるイケダハヤト芸について
2015年09月08日 公開
サラリーマンブロガーの記事が超つまらない理由
http://www.ikedahayato.com/20150908/41559313.html
釣られたぁ・・・。
ダメだこいつはやくなんとかしないと・・・っていつも思うから見ないようにして、さらに絶対記事かいてリンクなんてはらないぞっていつも思ってたのに、人の感情に直接語りかけてくるあたりスゴイ人ですね。
今回はみんなだいすきイケダハヤト芸について考えてみたいと思います。
イケダハヤト氏の主張
昔学生の主張っていうNHKの番組があったような気がするんですけどあんな感じですだいたいあってます。
- LIGブログが守りに入っていて、最近クソつまんない
- つまらない理由は、サラリーマンブログだから
- サラリーマンブログは他人を傷つけられないからエッジがない
- 残された手段はお笑いのテクニックを磨くか、美女、芸能人をひっぱるしかない
- そんなのテレビでいいしNAVERまとめでいいwwww
- サラリーマンは1日1時間しかブログ書かない(とイケハヤ氏が勘違いしている)
- プロブロガーの私は1日中ブログの事を考えているから経験値高くて面白いものがかけすぎて震える
- 1日私クラスになると15記事かける(書けてない、せいぜい4記事)
- あと給料もらってるようなぬるい奴は応援したくならない
株式会社LIGの主張
特になし。
というか突然面白くない人から面白くないって言われて、さぞ面白くないんじゃないでしょうか。
仮に私が面白くないブロガーの1人だとすると、
面白くないブロガーに面白くないって言われて、面白くない気分になっているところに、さらに面白くないブロガーにまとめられてもっと面白くない事になってるんじゃないでしょうか。でもこれだけ面白くないと逆に面白くなってくるんじゃないでしょうか。
炎上とは違うなにか
LIGが本気で最近つまらないなら、確実にいい炎上となって、祭りじゃー!みんな祭りじゃー!ってなるのが一般的なブログ祭りなんだけども、LIGはLIGで普通に役に立つし、そもそも面白系メディアだったのかな・・・?ってなるし、炎上ではありません。
ここまできたらもう最期まで釣らようと思うんだけど、
炎上するにしても全く火のないところに、とりあえず火がないからそこら辺にあったヘリウムガスを流して、この件に触れるもの皆ヘリウムガス吸って声が変になって、どいつもこいつも気持ち悪くなっちゃう案件だよねこれ。
自分自身の書いてある内容にある程度のミスリード的なものを含ませておいて、そこにヘリウムガスを用意しておき、突っ込む人みんな気持ち悪い声になって染まっていくような。
炎上商法通り越してヘリウムガス商法みたいなね。
まぁいいか。
ここ。まぁそりゃそうで、「毎日10時間バットを振るう少年」と、「毎日1時間しかバットを振るわない少年」がいたら、前者の方が上達が早いですよね。サラリーマンブロガーは練習量が少なすぎるんで、変化が見えないんです。
ぼくが本気のブロガーは、一日中ブログのことを考えています。データを見て、PDCAを回しています。毎日のように書いているので、ブログを書くスピードも上がります。
ぼくは今や、1日15本の記事を生産できます。毎日10本更新を365日続けて、3,650本。サラリーマンブロガーはせいぜい1日に1本でしょうから、365本。そりゃ、上達のペースは違いますよね。はい論破。
ここちがいますよね。
書けるか書けないか、変化のスペードについていけるかどうかは、確かにイケダハヤト氏のほうが強いと思います。
でも今回のヘリウムガス燃料となっているのは、「面白いか面白くないか」なので、食い違いが出てるよね。1日15記事を生産出来るからどうしたの?ばかなの?コオロギ食べるの?って誰もが思うところじゃないでしょうか。
だって面白いか面白くないかって、記事を1日に1500記事とか書いても面白くない人は絶望的に面白くないじゃないですか。むしろ面白くないのは、1500記事もかいているせいだと思いますけど、面白い人は1記事でも面白いじゃないですか。
面白い人って基本的に、書く時間が多い人じゃなくて、色んな事を経験して、それをうまく蓄積し、わかりやすく言語化している人だと思うわけですよ。
特にブログにおいて、その人の感性が最も影響がでるのは、忙しい時です。人は忙しい時ほど良い記事が生まれる可能性が高いと思います。
なぜ、人は忙しい時のほうがブログが書けて、暇になると書けなくなるのか
イケダハヤト芸
そもそも、ブログでご飯食べてる人って、書くことが好きで書いているんであって、己自身の記事が非常に面白くてファンタスティックだとは思ってないと思うのですが、いかがでしょうか。
イケダハヤト氏がイケダハヤト氏たるものにしているのは、
自身の記事がオリジナリティとクリエイティビティに満ち溢れていて、こうしたアーティスティックな記事を生む僕はブロガー界のファンタジスタだと思っているからではないでしょうか。
常にここがヘリウムガスポイントになっていますね。常にです。
ほぼ100%ここが多くの人から突っ込まれて、突っ込んだ人も気持ち悪い声になるポイントだと思うのです。
つまり、これこそが、イケダハヤト芸ですよね。
1日15記事生産出来るにも関わらず、芸はいつも一つということです。
これだけ長い間、色んな記事を書いているにも関わらず、たった一つの芸だけで食べていけるイケダハヤト氏はやはりスゴイなぁとおもいます。
人は感情のいきものなので、感情で語られると制御できなくなる
ブログやセミナーにおいて、人を相手にする場合、相手の感情を揺さぶることが出来れば、相手に行動を促すことが出来るようになります。
例えばサッカーを一度もしたことがないのに、ゲームだけしてサッカーの戦術を語りだしたり、批判し始めたりする人って結構います。多くの人はこういう人を見ると、サッカーしたこともないのに何言ってんだと突っ込んでしまいます。
ブログで相手の感情を直接揺さぶると言うことは、記事にその人の完璧な意見が含まれている必要があります。また、微妙なミスリードや、過剰意見をそっと忍ばせておく必要があります。
こういうのは心理学の分野になりますが、感情だけは生物学です。むっとしたり、突っ込んだりしてしまうことは逆らえないわけです。そこをうまく芸として磨き、炎上がなくてもヘリウムガス芸に昇華させたあたり、やはりイケダハヤトなるものはスゴイ人だなと思いました。(小並感)
これは実際にセミナーでもお話したことがありますが、感情は「なぜ」の部分を共有されても動きます。
このなぜの次に、「何を」、「どうした」、と続きます。
感情は「何をどうした」で語られるよりも「なぜ、どうした」で語られたほうがより動かされます。
「なにをどうした」の例です。いいものを組み立てた、と言っています。
最新のPCスペック、最新のメモリを最大までつみ、グラボも現時点では最高のものを組み込みました。ディスプレイはレティーナディスプレイで非常に美しく、価格もお手頃。さ、どうぞ!
とにかく「なぜ」を言わずに、その次の「何をどうした」の部分を全面に売り込まれるよりも、次のように、「なぜ、なにをどうした」と表したほうが効果的です。つまりなぜ私達がこのPCを作ったのかと説明されたほうが揺さぶられやすいです。
私達は、あなたが手に入れたいと思う全てのPCゲームを、一切のストレスなく快適、快音、省電力、長寿命でプレイ出来る環境を作りたいと考えました。だからメモリとCPU以外にも、グラフィックボード、電源、ファンも長時間耐えることが出来るものを使っています。是非お試しを。
という具合に。
これには、自分の意見も含まれているため、PCゲームなんてやらんわ!っていう人からしてみると、突っ込みどころ満載なわけです。
例えば去年オークションで売られた1200円のダイヤと金のWindowsPCも「あなたの家に相応しいものを」と付け加え売れたそうですが、私からしてみると嫌味にしか聞こえませんけど、そういう家を持ってる人からしてみると、感情を揺さぶられるのかもしれません。
こうした感情との直接的なやり取りは、通常の会話だと途中で話の腰を折られたりします。ですが、セミナーやブログのように、一方的な問いかけの場合には、非常に効果的です。是非お試し下さい。
出来ればヘリウムガス商法にひっかかり、自分の記事も気持ち悪いものにしたくはありませんが、たまには全力で釣られるのも、感情に正直で気持よく、スッキリと寝れるかもしれません。
最近寝付けないなーって思ったなら、それはあなたの感情がどこかで押さえつけられているかもしれませんよ。
それでは、また。