文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

2015-01-01から1年間の記事一覧

台湾とも「慰安婦交渉」へ。人気取りや選挙目当てに歴史認識問題をもてあそぶと、とんでもないことになるという例である。私は、慰安婦をめぐる日韓交渉にも関心はないが、日台問題にも関心はない。関心があるのは、日本の政治家や思想家たちの今後の動きである。日韓慰安婦問題の「最終決着」を賞賛する「似非保守」もいれば、非難する「似非保守」もいるようだ。今後の動きが見ものである。

応援クリックよろしくお願いします! 年明けに慰安婦問題協議 台湾外相 2015年12月31日 00時19分東京新聞 【台北共同】台湾の林永楽外交部長(外相)は30日、日韓両政府による従軍慰安婦問題の合意を受け、台湾が謝罪と賠償に向けて要請している日本政府と…

「思い出のグリーングラス」の思い出。「思い出のグリーングラス」という歌があることは、漠然と知っていたが、その詳細は知らなかった。元歌は、死刑囚の心情を歌った歌だった。しかし、日本語に翻訳された「思い出のグリーングラス」、つまり森山良子等が歌った「思い出のグリーングラス」は、そこを排除=隠蔽して成り立った歌だった。いわば、日本製の「思い出のグリーングラス」は、故郷喪失、存在喪失の「思い出のグリーングラス」である。これは、最近の日本の政治家や思想家にも言える。薄っぺらな政治家と思想家。存在喪失の政治家と思想家

応援クリックよろしくお願いします! 断片的な記憶としては頭の隅に強烈に残っていたが、歌詞もメロディも、忘れていた。ふと、思い出して、調べてみた。反戦フォーク歌手として有名だったジョーン・バエズや、森山良子等が、ある時代に、「フォークソング」…

朝日カルチャーセンター「山崎行太郎=小説教室」

朝日カルチャーセンター 山崎行太郎小説教室 体験教室生徒募集! bold;"> 朝日カルチャーセンター立川教室では、「山崎行太郎小説教室」の1日体験教室を開催します。立川周辺、あるいは中央線沿線の作家志望の方、是非、おいでください。「やさしい、わかり…

「最終決着」を求める幼稚=稚拙な政治学。「日韓慰安婦交渉」を裏読みする。どう見ても、明らかに自民党の選挙目当ての政治的パフォーマンスだろう。来年の「衆参同時選挙」(?)に圧勝すれば、「何でも出来る」と妄想しているのだろう。

応援クリックよろしくお願いします!「最終決着」という言葉は美しい。しかし、「最終決着」を求める政治的精神は幼稚=稚拙であり、且つ危険である。世の中に「最終決着」などというものはない。日本政府は、子や孫の世代にまで負債を残したくないと思って…

朝日カルチャーセンター「山崎行太郎=小説教室」

朝日カルチャーセンター 山崎行太郎小説教室 体験教室生徒募集! bold;"> 朝日カルチャーセンター立川教室では、「山崎行太郎小説教室」の1日体験教室を開催します。立川周辺、あるいは中央線沿線の作家志望の方、是非、おいでください。「やさしい、わかり…

「日韓外相会談」の政治学。政治的な原理原則を見失った三流ピエロ政治家たちが推し進める場当たり的なドタバタ外交のお粗末!10億円、年末ジャンボ宝くじ!よく出来ましたね(笑)。これが現在の日本人の思想的レベルに相応しい政治なのだろう。保守論壇や保守思想家たちの反応が楽しみだな。

応援クリックよろしくお願いします!保守論壇の似非保守思想家たちが熱烈に期待し支持してきた安倍晋三の「安倍外交」とは、「安倍謝罪外交」、つまり「植民地主義外交」に他ならなかった。言い換えれば、「安倍謝罪外交」の裏には、安倍晋三や保守論壇の思…

「慰安婦基金、大幅拡充方針 政府、韓国の増額要求を考慮」ー安倍内閣の慰安婦問題の処理は「村山談話」以下だ?政治的劣化と思想的劣化、ここに極まれり。ー薩摩半島冬物語ー

応援クリックよろしくお願いします!私は、空の旅より鉄道の旅が好きだ。日本の原風景や季節の移ろいをじっくり観察できるし、読書もスマホも出来る。というわけで、昨日、東京駅から鹿児島中央駅まで、新幹線で移動し、ようやく、わが毒蛇山荘へ到着。今回…

慰安婦問題に最終決着などあるわけがない。安倍政権と朝鮮人慰安婦問題。

👈応援クリックよろしくお願いします! 安倍首相が朝鮮人慰安婦問題で最終解決を目指して、韓国に対して、支援金と謝罪の意向を示し始めたらしい。いかにも安倍首相と安倍内閣のやりそうなことである。今までの安倍首相や安倍首相周辺の面々の強気の発言は何だ…

「月刊日本」忘年会。これを、今年の最後の仕事にして、田舎へ帰り、正月を鹿児島・薩摩半島の山奥の山荘で過ごす。

応援クリックよろしくお願いします! さて、今年もいろいろあったが、いつものサボリ癖で、なかなか仕事ははかどらなかった。いつものことながら、「来年こそは」と思う今日この頃である。今年は、新年早々に、闘病中だった「月刊日本」副編集長の尾崎秀英さ…

古舘降板と安倍官邸の情報戦争? ニュース23の「岸井降板」に続いて報道ステーションの「古舘降板」。そういえば、今年はNHKの「大越」も降板した。「月刊日本」に、佐高信が、「岸井降板の背後に官邸が・・・」と書いている。官邸の情報統制=情報弾圧の可能性と危険性は、保守論壇や保守文化人たちをも巻き込んで、作動していると思われる。無論、岸井降板だけの話ではない。大越降板も古舘降板も、なんらかのかたちで官邸が絡んでいる。要するに、批判や攻撃、罵倒というような言論戦や思想戦によわい、頭の悪い脆弱な政権は、情報統制=

応援クリックよろしくお願いします! 朝日カルチャーセンター 山崎行太郎小説教室 体験教室生徒募集! bold;"> 朝日カルチャーセンター立川教室では、「山崎行太郎小説教室」の1日体験教室を開催します。立川周辺、あるいは中央線沿線の作家志望の方、是非…

野党統一候補が熊本で実現!あまり興味はないが、ひとまずいいことだ。これで、日本の政治も、一歩前進二歩後退で、活性化し、前進することだろう。安倍自民党が、これに、どう対応するかも、見ものだ。

応援クリックよろしくお願いします! 参院選、熊本で野党統一候補 共産は公認候補取り下げへ 朝日新聞デジタル 12月24日 0時32分配信 来夏にある参院選の熊本選挙区(改選数1)の野党統一候補として、無所属新顔で弁護士の阿部広美氏(49)が23日、熊本…

「桜井誠の生き方」の思想的意味。思想家や学者の価値は「生き方」で決まる。

応援クリックよろしくお願いします! たとえば、吉本隆明という思想家は、「大学教授」にならなかった。「大学教授」という肩書きと給料で、生活の保証を得ようとしなかった。「吉本隆明全集」が刊行中であるが、私は、吉本隆明の思想より、「自立」という「…

昨日、朝日カルチャーセンター「小説教室」に、作家になった菅野雪虫さんが、新刊小説『チポロ』(講談社)を持って訪ねて来た。菅野さんは、私の「小説教室」の生徒だった時、「北日本文学賞」を受賞し、作家になった。その後、「講談社児童文学賞」なども受賞して、すでに10冊ぐらいの本を出している。韓国や台湾でも翻訳版が発売中らしい。デビュー当時のことを忘れずに、訪ねて来てくれる。昨日は、今年、最後の教室だったため、その後、忘年会を兼ねて、立川駅前の居酒屋で一杯。嬉しいひと時だ。

応援クリックよろしくお願いします! 菅野雪虫さんの最新作。発売中。 菅野雪虫さんのサイン。 菅野雪虫さんの代表作。「ソニン」シリーズ。 朝日カルチャーセンター 山崎行太郎小説教室 体験教室生徒募集! bold;"> 朝日カルチャーセンター立川教室では、「…

「『人を殺す思想』こそ本物だ」。「月刊日本」1月号(発売中)に、佐藤優氏との対談=第2弾を掲載しています。「『人を殺す思想』こそ本物だ」という物騒な(?)タイトルの対談です。是非、「月刊日本」1月号を、書店かAmazonで、お買い求めの上、熟読ください。一読の価値あり、です。

応援クリックよろしくお願いします! 現代日本の思想的劣化の根本原因は、『人を殺す思想』の喪失と不在にある。言い換えれば、現代日本の政治的復活と復権は、あるいは思想的復活と復権は、『人を殺す思想』を取り戻すことから始まる、というのが、佐藤優氏…

テレビ芸人たちの「沖縄発言」を警戒せよ。宜野湾市長選に志村恵一郎氏(63)が出馬表明。来年1月24日投開票。翁長知事等が支援表明。

普天間基地の跡地利用をめぐって、政治好きの芸能人や三流文化人等が、沖縄の米軍基地移設工事問題とのからみで、かなり過激な発言をするようになっているらしい。爆笑問題の太田某とかダウンタウンの松本某とかが、政治ネタが商売になると勘違いしているら…

御用文化人=岡本行夫の迷言?「沖縄独立論」を無視出来なくなってきた日本政府と御用文化人たちの迷走。

「東大卒似非エリートは権力に迎合する」「東大卒似非エリートはすぐ転向する」と言うのは私の持論だが、岡本行夫の顔を見ていると、やはりそうだなと思う。岡本行夫とかいう外交評論家だか御用文化人だか知らないが、「報道ステーション」に登場し、翁長知…

安倍政権の弱点は沖縄問題にあり。選挙対策で大判振る舞いを続ける安倍政権だが、沖縄問題では選挙対策用の政策は不可能だろう。安倍政権は、沖縄の「米軍辺野古移設問題」でつまづく。「小沢一郎議員を支援する会」(代表=伊東章弁護士)では、「沖縄辺野古移設問題」を、最大テーマに、安倍政権を追究していく予定のようです。

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小沢一郎議員を支援する会(代表伊東章弁護士)の忘年会の一夜。ちまたでは、衆参同日選挙が囁かれている。野党勢力の結集が必要だろう。しかるに、野党再編も国民連合政府も、小沢一郎なしには、「絵に描いた餅」だろう。今こそ小沢一郎議員の出番だが、それがなかなか困難であるらしい。というわけで、池袋の某所で、「小沢一郎議員を中心に再度の「政権交代」を目指そう」という人たちが集まった忘年会でした。森ゆうこ、辻恵、多ヶ谷亮、岡本幸三、二見伸明、小沢りょうこ、仙波敏郎・・・の各氏の顔も。「小沢一郎議員を支援する会」(代表伊東

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若泉敬と江藤淳。沖縄返還問題に深く関わった政治学者と文芸評論家は、何故、自殺することになったのか?まったく無関係なのか?それにしても不思議な因縁である。沖縄問題とは、それだけ底が深いということか?

・ 自殺に至る心理経過や動機は、それぞれ違うだろうが、二人とも自殺とは、不思議な因縁である。江藤淳の自殺が、沖縄返還問題に深く関わっているとは思えないが、真相は分からない。若泉敬に関しても、「自殺ではない、郷里の福井の病院で膵臓がんで死亡」…

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別所沼公園で考える。沖縄返還交渉から辺野古移設問題まで。

・ 「G」という頭文字の沖縄の二十代の女性が、最近、東京に移住したらしい(?)が、その若い女性が東京の某市議会か何やらで、「辺野古移設賛成派」の立場から、中国脅威論や米軍基地必要論を強調しつつ、政治的意見を述べたそうである。「辺野古移設賛成派…

若泉敬は、何故、自殺したのか?

・佐藤栄作政権の「沖縄本土返還」で、ブレーンとして深く返還交渉に関わった政治学者・若泉敬は、その後、自殺している。自殺の理由は、何か個人的な理由からだろうか?それとも、「沖縄本土返還」に関わる「密約問題」などが、理由だろうか?謎である。 (…

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「沖縄が日本に甘えているのか? 日本が沖縄に甘えているのか?」と翁長知事が言っていたらしいが、的を射た名言である。言葉には、必ず主語、主体がある。「沖縄を返せ」という言葉がある。本土人たちが言う「沖縄を返せ」と、沖縄の人たちが言う「沖縄を返せ」は、意味が決定的に違う。「沖縄を返せ」とは、本来なら「沖縄を沖縄に返せ」と言う意味で使うべきところを、「沖縄を日本に返せ」と言う意味で使っている人が、意外に多い。

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沖縄と日本。沖縄にとって日本とは何か?多くの日本人は、明治維新直後の「琉球処分」以後の沖縄については、知っているだろうが、琉球処分以前の沖縄については、ほとんど知らないのではなかろうか?実は、琉球処分以前の沖縄は、「琉球王国」という名の外国だった。つまり、薩摩藩の支配下にあったとはいえ、独立国だったのだ。言い換えれば、琉球処分とは、「琉球の植民地化」であった。現代日本人が無意識のうちに持っている「沖縄差別」の感情は、明治時代になって、「日本の植民地」となった沖縄への差別なのだ。

・ 山崎行太郎の本。 ⬇⬇⬇ 安倍政権は「ネット右翼政権」である。安倍政権の正体を知りたければ、これを読むべし。最近の日本の「保守」は「エセ保守」ばかり。山崎行太郎著『保守論壇亡国論』と、佐高信氏との対談集『曽野綾子大批判』は、安倍政権とそれを…

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野坂昭如さんの訃報に接して考えたこと。

・ 前回も書いたが、私は、どちらかと言えば、「作家=野坂昭如」も「タレント=野坂昭如」もあまり好きではなかった。しかし、その訃報に接して、私が、意外に「野坂昭如的なもの」に無関心ではなかったらしいことを、今になって、あらためて実感する。不思議…

野坂昭如死す。作家の野坂昭如さんが亡くなったという報道があったが、正直の言うと、「まだ生きていたのか」と思った 。もうとっくの昔に亡くなったのではないかと思っていたからだ。現代日本の思想的劣化に、「野坂昭如の不在」も深く関わっていると思っていたからだ。私は、「焼跡闇市派」を自称する型破りな作家・野坂昭如の思想には、必ずしも同意しない。しかし、「不良中年作家=野坂昭如の存在」そのものは、高く評価する。作家の野坂昭如が、テレビやジャーナリズムに「存在するということ」の意味は小さくなかったからだ。現在、日本の作

・ ◼なつかしい歌手・野坂昭如の「マリリンモンロー、ノーリターン」⬇ http://www.youtube.com/watch?v=ozehpPA85AE&sns=gp 2015.12.11 7日放送のTBSラジオ「六輔七転八倒九十分」には手紙を寄せた。師走の街がクリスマスのイルミネーションで華やかにな…