文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

2012-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「小沢一郎強制起訴」という政治的な謀略を仕掛けたのは最高裁の「事務総局」という秘密組織だった。しかしこの「事務総局」の恐るべき実態は、国民の目からは隠されている。最高裁にある「事務総局」とは何か。「事務総局」とは、何をしている組織なのか。「小沢一郎強制起訴」は、検察審査会という市民感覚、市民目線による強制起訴という建前だったが、はたして本当だったのか。そもそも、検察審査会の11人の市民メンバーはどのようにして選ばれたのか。メンバーの平均年齢が何回も訂正されたのは何故か。実は、この「検察審査会の11人の市民

市民目線とか市民感覚とか、綺麗事を並べて「小沢一郎強制起訴」に持ち込んだ検察審査会の背後に最高裁判所の「事務総局」という謀略的な秘密組織があった・・・ということが、「一市民T」氏によって明らかにされたが、きっかけは検察審査会の11人のメンバー…

石原慎太郎は、何故、芥川賞選考委員を降りたのか?最近の新人作家の作品は、刺激するものがなくなった?冗談だろう。石原慎太郎という老人が、いつまでも「芥川賞選考委員」に居座っていることが「文壇悲劇」ならぬ「文壇喜劇」だったのだ。では、石原慎太郎は、何故、芥川賞選考委員に居座っていたのか?政治家人生で挫折した後、行くところがなかったからだろう。「これからは文学より政治だ・・・」と大見得を切って政界へ転向した手前、今更、おめおめと文学の世界へ・・・。それを恥も外聞もなく舞い戻ったのが石原慎太郎である。「芥川賞選考

「石原新党」の可能性が現実のモノになり、中央政界復帰、そして総理大臣も夢ではなくなったという妄想が、眼中にチラつき始めたのと「芥川賞選考委員辞退」が同時というのが笑わせる。いかにも俗物・石原慎太郎らしい人間喜劇である。石原新党の話が瓦解し…

「文芸思潮」1012冬号(座談会「現代のメディアと文学」)が刊行されました。同時に「銀河文学賞」の授賞式が、今日、大田区民プラザで、午後二時から行われるようです。

(新宿紀伊国屋、渋谷紀伊国屋、池袋ジュンク堂、神田東京堂、神保町グランデ・・・等で発売中。) (五十嵐均編集長、小生、井口時男氏、富岡幸一郎氏・・・。) (続きは、『思想家・山崎行太郎のすべて』が分かる!!!有料メールマガジン『週刊・山崎行太郎』(…

石原慎太郎中心の「石原新党」は成立しない。成立してもすぐ瓦解する。 亀井静香を除いて石原慎太郎も平沼赳夫も政治的センスが悪すぎる。「政治的センスが悪すぎる」とは、柄谷行人が『世界史の構造』で言うところの、政界に不可欠の「贈与」の論理、「互酬制」の論理が欠如しているということだ。要するに「ケチ」だということだ。 ケチだから「主義主張」にこだわり、その挙句、陳腐な保守イデオロギーなるものを持ち出す。亀井は「政局」しか語らない、と猪瀬直樹によると石原は亀井の動きを牽制しているらしいが、逆だろう。亀井も、「金は出

野田内閣の背後に巨大な勢力が張りついていることは、「何が何でも消費税増税をやりぬく・・・」「決断する政治を・・・」と自己欺瞞的言葉を並べ立てる野田の痴呆的な施政演説とその後の答弁でほぼ明らかになってきたが、この野田内閣の奴隷根性丸出しの自…

「ポスト植民地型恐怖政治」の日本版か? 小沢一郎「別居情報」の情報源は何処の、誰なのか? まさか、●▲■筋ではないだろうな、と思う今日、この頃である。実は、本日発売(1/27)の「週刊新潮」が、嘘か真実かわからないが、小沢一郎夫妻が別居しているらしいというトンデモ情報を流しているらしい。「別居」などどうでもいい話だが、何故、今、このタイミング(消費税国会開始?)で、こういう情報が流されるのか? 情報源は? 政治的意図は? などと疑いたくなるのは当然だろう。「消費税増税に敵対する者は消せ!!!」というわけか

小沢一郎に関する「別居情報」などというトンデモ情報が、今、このタイミングで、「週刊新潮」から流れるというのは、どう考えても不自然である。僕は、即座に、政治的敵対者が次々と逮捕されるという小泉純一郎時代の「恐怖政治」を思い出した。あの頃、自…

平野貞夫氏は、何故、登石裁判長を「訴追請求」したのか?ーー「ネット論壇進化論(2)」。 平野貞夫氏が、小沢一郎秘書3名に、前代未聞、荒唐無稽な有罪判決を下した「ミスター推認」、こと登石郁朗裁判官を「訴追請求」したことについて、オウム事件報道で売り出したテレビジャーナリスト某女史(江川詔子?)が、「ツィッター」に批判的な書き込みをしたという。それに、平野氏が反論している。僕は、論壇やジャーナリズムの世界には「味方のふりをした敵・・・」が溢れていると思っているが、某女史もまたそういう「味方のふりをした敵・・・

言うまでもなく平野貞夫氏は「マスゴミ論壇」の人ではない。著書、雑誌、対談、テレビ出演などマスゴミの世界に登場することも少なくないが、決してマスゴミ論壇を生活の場にしている人でも言論闘争の主戦場にしている人でもはない。それゆえ、マスゴミの同…

ネット論壇進化論ーーネット論壇はマスゴミ論壇を超えたのか? 最近、新聞・テレビ・週刊誌類を覗いていると、ネットのパクリやネット情報の受け売りが少なくないことに気付いて愕然とすることが多い。今週のテレビタックルでは、さかんに野田総理の二年半前の「マニフェスト演説」がメインテーマとして論ぜられていたが、これもネット情報の受け売りである。「一市民T」氏の検察審査会論議も、「日刊ゲンダイ」その他が、「後追い」し、「受け売り」している。その他、枚挙に暇がない。さて、今度は、ネットを中心に政治経済評論を展開する天木氏

ネット論壇について語る人と言えば、みずからは新聞や雑誌、テレビを主な仕事場にして、ただネットやネット情報に詳しいという人が多い。若いネット評論家とかネットジャーナリストとかいう人に限ってそうである。彼等は、厳密な意味ではネット論壇で活躍し…

「二枚舌」と「眼帯」で勝負する野田首相。以下に引用するのは、大爆笑の野田ブログ「かわら板」の「マニフェスト考」です。約二年前、「マニフェストに載せたことは命懸けで実現する、載せなかったことには基本的には手をつけない。この意義がわかっていない自民党には、そもそもマニフェストを語る資格がありません」と野田は自信満々に語っています。そして今は・・・。笑っちゃいました。早く削除しといた方がいいですよ、ミタさん。いや、野田さん(笑)。

そもそも僕は「マニフェスト」とかいうものに何の興味もない。口先ばかりの無能政治家が、選挙用に大口を叩くだけのもので、子供だましもいい加減にしろ、とでも言いたくなるようなもの、それがマニフェストだろうと思っている。しかし、ある頃から、新聞や…

メルマガ「週刊・山崎行太郎」72号を配信しました。記事内容は連載中の「政治評論家・江藤淳とその時代」、「小沢裁判の政治学」などです。ところで、メルマガ「週刊・山崎行太郎」の登録が可能になりました。購読希望の方は、以下のアドレスから、定期購読の手続きをお願いします。

http://www.mag2.com/m/0001151310.html メルマガ「週刊・山崎行太郎の毒蛇通信」の登録が、小生の不手際から、ここ一カ月ほど、登録不可能になっていましたが、ようやく登録機能が回復しました。登録、よろしくお願いします。現在、当メルマガでは、「政治…

吉本隆明の『転向論』を読み直せ。野田内閣の消費税増税が岡田克也の入閣と同時に本格的に動き出したが、はたしてどうなるものやら。岡田が表に出てうまく行ったためしはない。岡田、前原が、例によってマスコミと連動した作戦としてテレビ出演を繰り返し、マスコミと一体になって国民への洗脳工作に動き出したようだが、多くの国民は、岡田や前原の正体を見破っており、洗脳されるどころか消費税増税には激しい拒否反応を示している。自民党大会でも、消費税増税の旗振り役の経団連会長の米倉某が登壇し挨拶を始めるや、「こんな奴の話は聞きたくな

「ブレない」「不退転の決意」を繰り返して、強力なリーダーシップを自作自演している野田佳彦だが、ネットの世界では、二、三年前のものらしい野田の「増税反対」を居丈高に叫ぶ演説の動画が出回り、そのあまりの「口の軽さ」と「尻の軽さ」が、つまり「変…

今日は浦和の「調神社(つきのみやじんじゃ)」まで散歩、その後、浦和名物のサッカー居酒屋「リキ(力)」で飲んでいます。

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小林よしのり氏の権威は、何故、失墜したのか。小林よしのり氏の沈没は自滅である。小林よしのり氏が、今、必死で論じている「女帝論」も「脱原発論」も、一種のプシュドープロブレム(疑似問題)であって、我々にとって緊急の問題ではない。小林よしのり氏は、擁護するにせよ批判・否定するにせよ、「小沢一郎論」「検察論」「裁判論」「マスコミ論」をこそ論ずべきであろうが、彼にはそこが見えていない。自滅は必然である。しかし、この自滅は名誉ある自滅であって、今、小林よしのり氏の迷走・自滅・失墜を笑っている者たちは「小林よしのり以下

久々に「SAPIO」を手に取って、ちょつと立ち読みしてみた。というのは、知り合いの某氏に、小林よしのり氏が、「will」の連載を中止するらしいよ、と教えられたからである。僕は、「will」も読まないので、小林よしのり氏の連載「本家ゴーマニズム宣言…

緊急連絡。「江古田哲学研究会」は、今月は、本日(1月21日)、第三土曜日、午後6時から・・・です。「江古田哲学研究会」は、毎月、第三土曜日、午後6時から・・・。柄谷行人の『世界史の構造』を読みながら、哲学、文学、政治などについて討論していきます。場所は、いつものように西武池袋線江古田駅北口1分、「江古田樽平ロフト」です。よろしくお願いします。(山崎行太郎)

■場所、西武池袋線江古田駅北口1分の「江古田樽平ロフト」(居酒屋「樽平」二階)。 http://www.geocities.jp/ekoda_taruhei/top.htm ■毎月第三土曜日、午後6時から午後8時。 ■会費1000円(ワンドリンク付き)。 ■当分のテ−マは、「柄谷行人の『世界史…

小沢裁判は「政治謀略裁判」であることを忘れるな。裁判の結果は決して無罪にはならない。大善裁判長は、小沢一郎秘書3名に対し、水谷建設から裏金を受け取ったと「推認」出来るとして有罪判決を出したトンデモ登石郁朗裁判長と同様に、上司の指令どおりに判決をくだすヒラメ裁判官、つまりサラリーマン裁判官に過ぎない。それほどに日本の裁判官も、マスコミ同様に腐っている。検察、裁判所、マスコミが腐っている。要するに国家の根幹そのものが腐っているのだ。しかし、小沢一郎への有罪判決と同時に、日本の裁判制度そのものの政治性と犯罪性が

小沢一郎裁判や、小沢一郎を強制起訴した検察審査会や検察官などをめぐって、市民の側からの告発や告訴が相次いでいる。裁判の結果をじっと待っていられないというわけだろう。小沢一郎側近として知られる平野氏が、ミスター「推認」、こと「登石裁判長」を…

「検察審査会」というブラックボックスの闇は深い。陸山会事件(水谷建設献金疑惑事件)で、石川議員(元小沢一郎秘書)の取り調べを担当した田代検事が、「検察審査会」に提供した捜査報告書は、「小沢強制起訴」に誘導すべく改竄されていた、ということが田代検事自身の証言で暴露された。しかし、日本のマスコミは、この検察審査会をめぐる「大事件」を報道も調査・論評もしない。また、「小沢一郎はシロ」と不起訴にした検事調書を、検察審査会に提出せず隠蔽したうえ抹殺していることが、前田元検事証言で暴露されたが、この「大事件」も、「村

検察審査会に関する疑惑は限りがない。クジで選ばれるという11人の「検察審査会」メンバーがはたして本当に存在するのか、11人のメンバーの平均年齢は、何故、30歳そこそこなのか? もし、客観的に考えれば、つまり公正なクジで選ばれたのならば、平均年齢が…

緊急連絡。「江古田哲学研究会」は、今月は1月21日、第三土曜日、午後6時から・・・です。「江古田哲学研究会」は、毎月、第三土曜日、午後6時から・・・。柄谷行人の『世界史の構造』を読みながら、哲学、文学、政治などについて討論していきます。場所は、いつものように西武池袋線江古田駅北口1分、「江古田樽平ロフト」です。よろしくお願いします。(山崎行太郎)

■場所、西武池袋線江古田駅北口1分の「江古田樽平ロフト」(居酒屋「樽平」二階)。 http://www.geocities.jp/ekoda_taruhei/top.htm ■毎月第三土曜日、午後6時から午後8時。 ■会費1000円(ワンドリンク付き)。 ■当分のテ−マは、「柄谷行人の『世界史…

「山崎行太郎の『はじめての小説教室』」入会案内。朝日カルチャーセンター(立川教室)で、「はじめての小説創作塾」を開講しています。関心のある方は、以下をお読みの上、朝日カルチャーセンター事務局(042-527-6511) までお問い合わせください。

★今月、来月の日程★ 1/16 1/30 2/6 2/20 3/5 3/19 ≪読むこと≫から≪書くこと≫へ 小説を書くためには、まずすぐれた小説を読むことから始めなければなりません。本居宣長は「やまとごころ」や「もののあはれ」を知りたければまず『源氏物語』を読めと言ってい…

小沢裁判における「検察審査会」疑惑を、何故、日本のマスコミは追及しないのか? 検察が、強制捜査や国策捜査を繰り返し、マスコミを通じて「小沢一郎悪玉・金権政治家」イメージ拡大の「風を吹かせた・・・」にも関わらず、二度も「嫌疑不十分」で「不起訴」にした事件を、何故、正体不明のど素人集団にすぎない11人の「検察審査会」メンバーが「強制起訴」に持ち込むことが出来たのか? という問題を、何故、日本の新聞・テレビは、徹底調査の上で、国民に向かって報道しないのか? 「11人の『検察審査会』メンバー」は、本当に存在するの

日本のマスコミは、小沢裁判が、検察が二度も不起訴にしたにもかかわらず、正体不明の怪しい素人集団に過ぎない11人の「検察審査会」メンバーによる「強制起訴」から始まった裁判であることを忘れたかのように、つまり小沢一郎が、被告として裁判所の法廷に…

「小沢一郎は無罪だ」という前田恒彦元検事の「爆弾証言」を、何故、日本のマスコミは隠蔽・黙殺するのか。たとえば小沢裁判を論じる朝日新聞の社説は「前田証言」を完全に無視している。この前田元検事証言の「無視」は明らに政治的無視である。日本国民に前田証言を知らせたくないのである。何故、日本の新聞・テレビは、前田証言を知らせたくないのか。新聞もテレビも「小沢一郎暗黒裁判」の「グル」だからだろう。そこで、あらためて前田元検事の証言を再確認しておこう。

小沢一郎裁判において、昨年12月16日、第10回公判が開かれた。第10回公判には、大阪地検特捜部の証拠改竄事件で実刑判決が確定した前田恒彦元検事が出廷した。前田元検事は、陸山会事件で大久保隆規秘書の聴取を担当し、虚偽記載を認める調書を作成…

そもそも小沢事件=小沢裁判とは何だったのか? 西松建設献金事件、水谷建設献金事件など、当初に想定していた「犯罪事実」が次々と否定されると、その度に争点をずらし、今度は「虚偽記載」などという些末な事件と裁判を捏造し、何が何でも小沢一郎を抹殺しようと画策してきた検察、そしてその検察側に立って騒ぎ立て、小沢事件の真相を何一つ報道せず、検察がデッチアゲる「小沢一郎潰し」の政治謀略に加担すべくネガティブ・キャンペーンを繰り返してきた新聞・テレビなどの大マスコミは、結局、「小沢一郎潰し」「政権交代潰し」の政治的謀略の

そもそも小沢一郎事件、小沢一郎裁判とは何だったのか。マスコミは報道しないが、この事件の経過を振り返ってみることは、この事件の真相と深層を理解していくために無駄ではあるまい。この事件と裁判は、マスコミをも巻き込んだ政治的な謀略事件である。と…

フルート奏者の根岸亜希子さんも客席から飛び入り参加。

okimoto. kennjiジャズピアノ演奏会ー南浦和で・・・。

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朝日新聞の社説を読む。小沢裁判の真相を伝えない朝日新聞は「新聞失格」である。朝日新聞の社説は、陸山会事件と小沢裁判の当初のテーマが「水谷建設からの献金」疑惑だったことも、そしてそのあらかじめ想定していたストーリーが次々に崩れて行ったことも、また捜索・尋問にあたり調書を作成した検察官の不祥事も、検察審査会のメンバーが強制起訴の判断の参考にした資料のインチキも、何も言及していない。何故か。まともな新聞記者なら、誰だって興味と関心を持つだろう。 何故、朝日新聞の記者たちは、小沢裁判そのものの数々の疑惑を隠蔽する

小沢一郎裁判に関する朝日新聞の「社説」がいかに幼稚で、いかに政治謀略的で、いかに犯罪的であるかを記録として後世に残すために、以下に引用しておく。国民に真実を知らせないために新聞・テレビというメデイアは存在するのか。報道機関としての新聞・テ…

岡田入閣で野田政権だけでなく民主党も終わった。大多数の国民の意向を無視して消費税増税一直線の野田政権だが、岡田入閣でさらに増税分シフトを強化するのだそうである。消費税増税と心中するつもりだろう。野田、岡田、仙谷、そして藤井等の暴挙・暴走は、自分の頭では何も考えられなくなった今の日本人を象徴する喜劇である。「不退転の決意」とか「ブレない」という言葉は、自分の頭で物を考えない人間、現実を直視出来ない人間のの証明である。吉本隆明の「転向論」を読むべし。非転向者は「日本的現実」から目をそらしていたに過ぎないのだ。

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小沢裁判の「新聞・テレビ報道」を読む。新聞・テレビは依然として政治的な「偏向報道」を続けているようだが、そのことによる新聞・テレビの地盤沈下は確実に大衆の認識することとなっている。新聞・テレビの影響力は依然として衰えていないように見えるが、小沢裁判報道こそは「新聞・テレビ時代の終焉」を象徴している。

僕は、かなり以前から小沢裁判そのものに関心を失っている。そもそもこの裁判は、裁判自体の根拠が疑わしいのであって、わざわざ小沢一郎無罪を真剣に議論すること自体が、敵側の思う壷だろうと「推察」するからである。新聞・テレビでしか小沢一郎裁判に内…

僕が江藤淳を始めて読んだのは、実は新潮文庫の大江健三郎「死者の奢り・飼育」の解説の文章だった。大江健三郎を読んでいる時江藤淳を知ったのだ。右翼保守派の政治思想に関心のある人の九割以上が大江健三郎が大嫌いだろう。しかし僕は違う。僕は大江健三郎を読むことから文学や哲学に目覚めたのだ。

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江藤淳は、何故、初期の大江健三郎の文体を絶賛したのか?江藤淳は『作家は行動する』で、大江健三郎を絶賛する一方で、小林秀雄、三島由紀夫、石原慎太郎の文体を、思考停止の文体として批判的、否定的に論じている。江藤淳が理想としたのは、思考する文体、行動する文体であった。

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江藤淳と吉本隆明。正月前後、田舎(鹿児島)に篭りきりで江藤淳と吉本隆明のことばかり考えている。特に江藤淳の「作家は行動する」「近代以前」、吉本隆明の「言語にとって美となにか」等を読みながら、何故、彼等は、時局的な政治論を書きながら、一方で政治とは無縁に見える言語論、文体論に熱中したのか、について考える。これは江藤淳と吉本隆明以外はやらなかったことである。最近の政治評論家や文芸評論家が駄目なのは、そこに原因があると思われる。

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藤井裕久における埋蔵金の論理から消費税増税の論理へ。藤井は、政権交代直前の頃は、経済音痴の鳩山由紀夫や野田佳彦等を相手に、財源としては埋蔵金があるから大丈夫だ、いくらでも出て来ますよと言い、その後、財務大臣となるや財務省に洗脳された藤井は、埋蔵金などすっかり忘れて財務省の振り付けで消費税増税一直線。藤井が大蔵省(財務省)出身といえまったくの経済音痴、政策音痴であることは、明らかだ。税調会長とは言いながら、藤井の消費税増税の論理は口から出任せのデタラメである。

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藤井裕久と渡部恒三は、経済学的知識は皆無である。何故、消費税増税で国民の大多数が反対しているのか、その意味など何も知らない。特に野田総理の消費税増税暴走の黒幕・藤井裕久は、単なる財務相の傀儡である。こういう経済音痴の人が「税調会長」だから笑わせる。元「小沢側近」で、今「反小沢」というだけが売り物の政界のピエロ。しかも「反小沢」の看板も賞味期限切れのピエロ。頭の悪い老兵は消え去るしかない。

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