文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧

佐藤優が「サン・プロ」でオバマ新大統領の政治思想の深層構造を分析。

佐藤優氏が、田原総一郎司会の「サン・プロ」に登場し、オバマ新大統領の演説における政治思想の深層構造を分析したようだが、佐藤優氏としてはこれがテレビ初登場とか。相変わらず精力的である。僕は、前日(土曜日)、夜明け方まで飲み、朝帰りしたので、日…

岸信介と北一輝の「日本国家改造法案」はどういう関係にあったか?

岸信介は東大法学部で憲法学者で国家主義者の上杉慎吉教授に師事し、我妻栄とともに優秀な成績で卒業、卒業後は、大学に残るように進められたが、それを振り切って農商務省に入り、革新官僚として活躍、やがて満洲の国家経営に参画し、満洲支配の重要人物た…

「昭和維新再考」シンポジウムが・・・・

佐藤優や岩田温、宮崎正弘、藤井厳喜各氏等、旧知の友人たちが講師として参加しているということだったので、前から出席の予定で心待ちしていたのだが、拓大日本文化研究所主催の「昭和維新再考」シンポジウムが東京の御茶ノ水駅前(東京医科歯科大学裏)のホ…

「ラフレさいたま」の思い出。

「かんぽの宿」オリックス一括譲渡問題の余波で、先日、社民党の保坂展人代議士や民主党の原口一博代議士等が視察調査したことから、さいたま新都心駅から歩いて5分ほどのところにある「ラフレさいたま」という高層ビルの存在が急速に政界の暗部に迫る重要テ…

バラク・オバマなんて知らないよ。

オバマ新大統領就任セレモニーに過剰に浮かれているアメリカを初めとする世界各国のマスコミを前に、オバマなんて、所詮、内容空疎な演説だけが上手い口先男さ、と思っている小生としては、アメリカの外交や経済等のこれからの動向を不安な気持ちで観察して…

保守論壇を「愚者の楽園」にしたのは誰か?

実質的な「万年与党」として戦後政治史を一貫して主導してきた自民党だが、今や自民党の政権政党からの脱落、自民党の野党化、そして自民党の分裂・解体という現実がすぐ目前にせまっていることは誰もが知っていることであって、それ故に自民党議員の多くが…

佐藤優氏の「小林よしのり批判」(琉球新報)を読む。

以下は、佐藤優氏が「琉球新報」に連載している「ウチナ−評論」で行った「小林よしのり批判」であるが、それにしても不思議なのは、小林自身が、バカデミズムだの、マスゴミだの、あるいは言論封殺魔、イタいネット魔だのと、マンガ右翼らしいギャグを連発し…

曽野綾子と桜井よしこーー「おばさん保守」は、何故、政治家に「お説教」を垂れたがるのか?

「SAPIО」最新号の巻頭で、大江健三郎が『沖縄ノート』の中で使った「罪の巨塊」という言葉を、「罪の巨魁」と誤読し、保守論壇に「罪の巨魁」という言葉を流布させ定着させた「誤字・誤読」事件の元凶である作家の曽野綾子が、自らの犯した「誤字・誤読…

小林よしのりとその仲間たち。 

小林よしのりという漫画家が、漫画家としてはきわめて異例のことだが、ここ十数年の論壇を、保守論壇だけではなく左翼論壇をふくめて、思想的に主導してきたことは紛れも事実であって、それを認めたくないという言論人や思想家は、つまり「たかが漫画家風情…

佐藤優が本格的「小林よしのり批判」を開始か?

小林よしのりが、「ゴーマニズム宣言」や「わしズム」における沖縄問題やアイヌ問題の筆禍事件から逃げて、これなら大丈夫というわけで、幼稚・稚拙な「天皇論」を展開しているわけだが、その小林よしのりの「天皇」に関する分析と理解は、元「左翼一家」で…

牛島満沖縄軍司令官の記念碑。

沖縄戦の司令官で、魔文仁の丘で自決した牛島満中将が鹿児島の出身であることはわかっていたが、まさかその牛島中将の生家が、僕が高校時代を過ごした甲突川のほとりにあり、その生家跡に「生い立ちの記念碑」がたっていたとは、今回の帰郷の日までまったく…

明けましておめでとうございます。

昨年は、沖縄問題で予想外の展開があり、佐藤優氏との対談を初め、「琉球新報」「週刊金曜日」等、いろいろな人達との出会いでありました。また、サンクトペテルブルグ、モスクワ旅行もいい思い出になりました。今年も、面白い年になりそうです。本年もよろ…