はてな評議会

最近の不毛なキーワード論議に対し、はてな側からの回答が出た。一つはキーワード登録基準の厳密化。今まではグレーゾーンながらも放置されてきた非名詞キーワード、例えば「ぐぐって」等の登録は禁止された。こうしたキーワードには有効性が認められるものもあろうが、可・不可の境界線が明確化できない以上、原則禁止を貫くのは当然と言える。


もう一つの大きな変化がはてな評議会の設置である。はてなユーザー全体としての統一見解を出さざるを得ないような問題が発生したとき、新規に議題キーワードを立てて「はてな評議会」キーワードからリンクする。
一週間後に決を採る。「賛成」「反対」「どちらでも良い」のいずれかにidを表記することで(無記名はどちらでも良いと判断)多数決により問題を解決。


こうした変化が良いことなのか悪いことなのかは解らない。ルールがより厳密になるということは争いの余地が少なくなることではあるが、同時に自由な試行の余地も少なくなったのも事実。
また、多数決による決定のシステムは話し合いが平行線を辿り数に頼るしかなくなった証左でもある-----まあ、これは話し合いで解決する限りは使われることはないのだから、あまり深刻に考える必要はないのかもしれないが。


ところで、セクションにidを記入して意思を表明とあるが、他人が勝手にidを書き込むような場合はどうするのだろうか。編集履歴を見れば解決する問題ではあるのだが、基本的にはid詐称を受けた人物からの自己申告がなければ発覚することもないのではないかと思う。
idが書き込まれるとメールで通知されるとか、さもなくば投票専用のシステムを作って自分のid以外使えないようにするか、何らかの対策が必要かと思われる。