クラウンクロスオーバーの補機バッテリー交換

2年保たずでした。

もともと常時電源にドラレコ監視回路を入れたりしてヘタリ気味だった補機バッテリー(以下バッテリー)ですが、先日食中毒で発熱して病院の駐車場で診察を受けた際、看護師さんがくる度に窓を開けるためにエンジンをかけてたら数回でバッテリーあがりました。大抵は積んでいるキャパシターで始動できるんですが、その日はついにそれでもダメで、結局近くのガソスタに電話かけまくって救援に来てもらいました(保険の付帯サービスを使えば良かったんですが具合悪くて調べるのもダルいし、物理的に近くのGSから呼んだ方が早く来てくれる気がしたので)。

救援に来てもらって5,000円でしたが支払いが店舗に行かないとできないと言われ、「あ、これ新品バッテリー売り込まれる流れやw」と思いつつも仕方なく移動。まぁ案の定でしたがやはり替えるならcaosかイエロートップと決めていたので丁重にお断り。ちなみにスタンドには新車装着と同じメーカーのものが在庫されてましたが、やはりかなりお高い。交換すれば救援費用分をチャラにするとのことでしたが、それでも(自分で交換できる人間からすると)割高な感じでした。

さて、ついにそこまで劣化が進行したとすると、冬は越えられないかもなと思い始め、その後更には交差点で信号待ちしてる時にエンジンが止まり、再始動に30秒くらいワチャワチャして焦るということもありで、これは危ないということで交換を決意。

ここ数年のトヨタ車はバッテリー規格が欧州のLN規格のもので、少し前までPanasonic caosはラインナップが有りませんでした(普及グレードにはあった)。Optimaのドライバッテリー、イエロートップもLNサイズはなくハイトアダプターで高さをあわせる感じで容積の割に容量損してる感が否めず。で、昨年くらいにようやくcaosにLN系のサイズがラインアップされAmazonの買い物リストに入れてあったのをチョイス。

なお、クラウンの説明書によると、

交換前と同一のケースサイズ(LN2)、20 時間率容量(20HR)が同等(55Ah)以上、かつ性能基準値(CCA)が同等(345A)以上の補機バッテリーを使用してください。
(中略)
20時間率容量が小さいと、車両を使用していない時期が短い期間であっても補機バッテリーがあがって、ハイブリッドシステムの始動ができなくなるおそれがあります。

とあります。caos N-370LN/ENは公式ページによると、20 時間率容量が62Ah、CCAが460Aとなっているので余裕で満たしていることがわかります。特に20 時間率容量が高いということは駐車時のちょろちょろ電力消費に強いということなので安心感あります(他のメーカー品と比べてませんが)。

■メモリーバックアップ失敗?

HV車であっても令和になっても補機バッテリーを外すと消えるメモリというのは残っているようで、バックアップは必要なようです。以前に買ってあったエーモンのHV車対応を謳うコレを使いました。

ただこれ前に使った時に効かなかった記憶があり、説明書を調べてみると黒い部分に管ヒューズが入っているとのこと。開けてみるとバッチリ切れてました。近くのホームセンターに交換ヒューズ(30mmの1A)を買いに行き、その日は暗くなってしまったので作業は翌日に。

せっかくなのでバッテリー以前買ったOptmateでフル充電にしておきました。

新品バッテリーは充電してから装着するべきか否かについては諸説あるようですが、メーカー公式には出荷時に充電してるからそのまま装着してOKとなっています。今回はヨドバシで注文してメーカー発送だったので在庫として放置していた時間も短めと予想されましたが、まぁどうせ一晩放置するなら、という位。

ワニ口タイプのバックアップツールはバッテリー電極につけるとバッテリー交換の際にパチっと外れてしまうリスクが高いので、ボンネット側に取り付けることに。バッテリーがトランクにあるクラウンのような車種は救援を受ける時の端子がボンネット内に出ています。写真のようにヒューズボックスのカバーを外すと赤いカバーがついているので、それを開くと露出します。一見プラスチックのようですが側面は金属になっています。

ここにバックアップツールのプラスを接続。このワニ口は不用意に開かないようロック機構があるのも安心。

マイナス側は車体のアース部分ならOKですが、クラウンの公式ポイントとしてエンジンブロックにちょうどいい出っぱりがあるのでそこへ。

バッテリーはトランクの右サイドに格納されているのでカバーを開き、真ん中の固定ステーのネジを緩めます。

ちなみに上に載っている黒いマッチ箱くらいのボックスはリアルタイム電圧をBluetoothでスマホアプリに飛ばす装置です。これによる新旧電圧モニタ結果は後述。まぁこいつが常時電流消費してる説もw

普通に切れたが害はなし?

準備万端なのでいよいよバッテリーのターミナルをマイナスから外します。トランクルームの中なのでトランクルーム内照明が点いているわけですが、マイナスターミナルを外した瞬間にバツっと電気が消える。全然バックアップできてねぇ…

気分が萎えながらも交換続行。交換自体は数分で完了。鮮烈なブルーが映えます。どうせカバーしたら見えないけども。

クラウンの場合、一度補機バッテリーが切断されるとトランクリッドがボタンで閉まらなくなります。今回もそうなったので、やっぱりバックアップはできなかったっぽい。動作確認のためエンジンを始動。うん、きちんとスタートします。トランクは一度手で締めてやれば次からは普段通りに開きますし、それ以外も害はなさそう。一般的にバッテリーを外した後は、

  • オーディオ周り(ラジオのプリセットが飛ぶなど)
  • パワーウインドウがきちんと締まらなくなる(位置リセットが必要)
  • ECUのエンジン回転数制御のパラメーターがとんでアイドリングが不安定になる

など再学習操作が必要になりがちですが、いまのところどれも大丈夫そう(まぁラジオは聴かないのでわかりませんが、今時システムで全国のラジオ局プリセットもってそう)。

結局部屋にもどってバックアップツールのヒューズも調べたらまた切れてました…もうこれは捨てていいかな、、

■バッテリー電圧ログを観察してみる

先に書いたバッテリーモニターBM2のグラフを見てみます。

昨日までは駐車中は12Vをやや切る11.9Vくらいでしたが、交換後はしっかり12V台後半が出るようになりました。僅かな差のようにも思えますが、既定は12Vですし、ドラレコの駐車監視なども何段階か設定できますが12V台を切ったら監視を中止するような作りになってまして、これまでは駐車監視はほぼ機能してなかったんですが、これでまた稼働しそうです。ただもともと劣化が進んだのはそのせいである可能性もあって、この設定を維持するべきかは悩ましいところです。もうちょっと経ったら改めてログをチェックしてみます。

また理屈はよくわかりませんが、運転中の挙動が滑らかになった気がします。以前COLT時代とかでバッテリーが死にかけてる時に交差点など低速域で曲がる時にパワステが電力を使うせいかガタガタ振動が出ることがありました。クラウンも最近ちょっとだけその傾向かとても乗り味を損なっていたんですが、それがかなり改善しました。低速時の振動はトランスミッションの不良(まだDに不良認定/交換してもらえない…)もあるので完璧に治まったとまではいかないですが、だいぶマシになった気がします。同乗者からも「乗り心地良くなった?」と言われました。なんだろう巡航時でもバッテリーが影響しそうなとこでいうとAVSとか?そういうのは走行バッテリーで賄って可能性もありなんともですが、現代の車は電気に頼る部分がありまくるので、とにかく色々安定度が増した印象はあります。

■まとめ

納車が2023年4月だったので、2年経たずにバッテリー交換をしてしまうことになりました。最初にバッテリー上がりを経験したのはほんの3,4ヶ月目くらいだったっと思うので、そこからもう劣化は始まっていたと思います。歴代の車でバッテリー上がらせまくりでしたし、色々後付け電装品をつけているのでおま環である可能性も高いですが、最近のトヨタ/レクサス車のバッテリー上がり問題はよく聞くので、ある程度は設計的なこともあるのかも知れません。クラウンクロスオーバーは寒冷地仕様でもバッテリーサイズは変わらないので、標準仕様でも充分な余裕を持たせていると考えるべきか、寒冷地仕様でも容量アップする余裕がないのか。なんにせよ、もうちょっとバッテリー制御頑張ってほしいものです。

あとどういう時に走行バッテリーから補機バッテリーが充電されるのか画面表示などで明確にしてほしいかな。Youtubeなどみてると駐車中に走行バッテリーに余裕があれば充電されると言ってる人もいますが、挙動的にはパーキングにいれて停車している(システムは起動している)時にしか電圧上がってない気もしてます(「Pにして停車している」状態ってそんなに長くないので充電タイミングとしてはどうかなと思いますが)。上のグラフでも駐車中は徐々に電圧下がっていってますし。「電圧下がり気味だなー」って重たっ時に、どういう使い方をすれば充電が進むのか知りたい。その辺りあまりブラックボックス化をしないでなんならMyTOYOTAアプリにリアルタイムの充電/消費状態を出してほしいくらい。

PDA工房さんでオリジナル保護フィルムを作成してもらった ~RODECaster Video

業務用のブログに書きましたがRODEのビデオスイッチャーの新製品RODECaster Videoを導入しました。HDMI 4系統に加えUSBウェブカメラ(UVC非圧縮伝送対応モデル)を映像ソースとして2系統入力できい、同じくRODEのワイヤレスマイクシリーズを親機無しでダイレクトにペアリングして音声ソースにできるという万能モデルです。米国では秋頃から販売されていましたが、ようやく2024年12月に国内販売も始まり、あちこち品切れまくってる中、大晦日に奇跡のラス1をゲットできました。

詳細はこちらの記事をご覧下さい。

さて、この機種には小型のタッチパネル画面がついており、液晶保護フィルムがほしいなと思いました。視認性や防指紋も気になりますし、色々な機材と一緒に持ち歩くのでキズ防止もしたいところ。

こういう新製品をいの一番にゲットした時はPDA工房さんのオリジナル保護フィルム製作サービスに限ります。

  • 個人からの申込み
  • 発売から1年以内の機種
  • 同社が既に対応フィルムが発売されていない

という条件に合致すれば無料で製作してもらえます。PDA工房さん的にも型取りできて商品化できるのでWin-Winというわけですね。自分は過去にも奇しくも同じRODE製品のWireless GO2、Proとお願いしたことがありました。Wireless Proは追加購入もしたのでフィルムも自腹で買い足しています。

本サービスは指定の宛先に着払いで機器を送付すると向こうで採寸し、出来上がったフィルムを1枚はあちらで貼り付け、もう1枚を予備で添付して元払いで送り返してくれます。つまりこちらは何日機器が留守になる以外費用はかかりません。原則平日に到着すれば即日で製作から返送までしてくれるので、留守日数を最低限です。送付先が岡山なのでウチからちょっと遠いのですが、今回は1/8の午前未明にPUDOロッカーに投函し、1/11には手元に戻って来ました。行きは丸二日かかって「やっぱ岡山だから1日余分にかかるなぁ」と思ってたんですが、返送されたのは1/10で翌日指定配送でした。わざわざヤマトの宅急便タイムサービスを追加料金出して使ってくれてるんですかね。機材が使えない日数も最低限にしてる配慮が有り難いです。梱包は自分の使った段ボールを再利用されてましたが、中の梱包材は追加されていて、丁寧さを感じる梱包でした。

PDA工房さんでは20種類ものフィルム素材を扱っており、指定すればそれで作ったものを使ってもらえます。(単価の高いフィルムだと1枚しかもらえない場合も)。今回は条件だけ伝えてオススメをチョイスしてもらいました。お伝えした内容は、

  • タッチパネルであること(ただしスワイプ操作はなくシングルタップのみなので、指滑りより防指紋重視)
  • 写真や映像が表示されるわけではないので、鮮やかさは優先ではない
  • キズ防止を重視
  • 基本黒背景の画面だが、黒影純黒クリヤに興味アリ

といった点。黒影(光沢)、純黒クリヤ(非光沢)は文字通り黒が際立つという触れ込みなので、いいかもと思ったんですが、「機器によっては文字の視認性が落ちる可能性もある」とのことで、総合的にオススメしてくれた「9H高硬度【反射低減】保護フィルム」で製作してもらいました。

また、「タッチパネル部分だけでなく、いっそトップパネル全体が保護できれば嬉しいかも」とちらっと書いたんですが、なんと本当に作ってくださいました。こちらは商品化されるかは不明ですが、あわせてレビューしていきたいと思います。

■届いたフィルムの様子

採寸用貸し出しの謝礼として2枚寄贈されるうちの1枚は機器に貼り付けた状態で返送されてきます。さすがプロの貼り付け技術、ホコリの混入は皆無でとても綺麗な仕上がりです。

タッチパネル部分のアップはこんな感じ。視認性もタッチレスポンスもバッチリです。

自分で買って貼り付けても果たしてここまで綺麗に貼れるか?という仕上がりです。

ちょっと意地悪でデスクライトのLEDをわざと映り込ませてみました。さすがに距離も近いせいかLEDの粒がわりとはっきり見えます。ボディ面は本来はほぼ映り込まないんですが、今回はここにも同じフィルムが貼ってあるので、同じ様な映り込みが発生しています。

トップ面全体のフィルムですが、2枚目の写真でわかるように、ボタンとボタンの隙間の部分はカバーされていません。1枚目の写真でみてもらって「Aボタンの左上からCUTボタンの右下までが1つの大きな四角い穴としてくり抜かれている感じです。さすがに分解せずの採寸では難しいのか、即日返送というスケジュール内では厳しかったのか。

もうひとつ気になるのは、3枚目の写真のヘッドフォン1/2、スピーカーのアイコンの部分、ダイヤルからタッチパネルへの縦線、また「RODECASTER VIDEO」のロゴのところなど、塗装で微妙に段差があるせいか、空気が気泡となって残ってしまっています。もしかしたら数日放置しておけば空気が抜けてピシっとするかもなので要経過観察です。

外周もエッジが微妙に丸みを帯びているらしく少し浮いていますね。

全体に「そうなるよなぁ」という感じで致し方ない部分ではありますが、全体としてやや質感が落ちてしまう感は否めません。それでも現状ATEM MINIシリーズのようにアクリルカバーやピッタリサイズのケースが見つけられていない現状でキズ防止できるのは有り難いです。

■まとめ

PDA工房さんのオリジナル保護フィルム作成サービスは良い。あまり知られると新型機を入手した時に競争になるから広めたくない気持ちもありますがw、やはり紹介せざるを得なかった。

メジャーなスマホやデジカメのモデルは放っておいてもラインナップされると思いますが、ややマニアックな機材についてはこちらから申し込んでみるとワンチャン無料でフィルムを作って貼ってもらえて大変お得だと思います。

新年初衝動買いはホットサンドメーカー

ヨドバシ初詣中に目に留まって買ってしまったのがこちら。

電気式のホットサンドメーカーです。最近食パンにキャベツとソーセージを挟んで簡易ホットドッグにしたり、ハムチーズでアレンジトーストにするなどトーストライフをしている中で、ホットサンドメーカーが気になっていました。食パンに具材を挟んでプレスした状態でパンを焼き目をつけてカリカリに焼く調理器具です。天然たい焼き器のようにガスコンロで加熱するものと、電気ヒーター一体型のものがあります。ガスコンロ向けはこれとか。

キャンプギアとして受けてるイメージで、1枚を半分に折って焼くお一人様向けのものもあります。当初買うならガスコンロ用のものが安いしお手入れも楽でいいのかなという漠然としたイメージでしたが、たまたま寄ったヨドバシ調理家電コーナーで電気式でも5,000円しないで買えることを知り衝動買い。ホットクックや低温料理器の成功体験で、「やっぱ料理は電気式で放置しておけるのが一番よな」と(これは後でちょっと裏切られます)。

レコルトのRPS-2にしたのは、

  • 使わない時立てて置ける
  • 電源コードを巻き付けるスペースがある
  • なんとなくコロンとしたデザインが好き

といった点がヨサゲに思えたところ。特に使ってない時の収納性は重要です。こういうのは買うと絶対「まらいらんもん買って!」と怒られる前提みたいなとこあるので、少しでも普段邪魔にならないことはポイントです。

なお上述のようにパン1枚を半分に折るお一人様モデルもあって悩みました。

普段アレンジトースト食べる時は4~6枚切り1枚が基本です。2枚でサンドするとカロリーボリュームがまた増えてしまうぞと。それでもなんか最初にデザインが気に入ったRPS-2の外観とカラーが捨てがたく、別にそちらでも半分折り加熱は可能そうだった点、値段がほとんど変わらない点などを加味して決めました。

■実食レビュー

最初は焼きそばサンドにチャレンジ。ちょうど焼きそばがあったので。

使い方はまず電源を入れると2分の余熱タイムになります。2分経過するとカチっとサーモスタットが切れる音がして調理タイムです。ピーとかピンポーンとか音が出る親切機能はないので、近くで意識してないと聞き漏らす「カチッ」です。

再びトップカバーを開き高温になった鉄板に触れないよう注意しながらパンと具材を並べていきます。この辺り、なんとなく冷めた状態で用意してから加熱するイメージだったのでちょっとドキドキです。

そして思ったより具材が乗らず、隣のフライパンに1玉分作った焼きそばが余りまくってます。半分も乗りません。1人で食べるにはちょっと効率が悪いかな。

普段はスクランブルにして混ぜ込んでしまう卵もあえてフライパンで目玉焼きにしてから上に載せてみます。パンの厚みは2枚であることを考慮して8枚切りを使用。

プレスはロック機構が段階的にカチカチっと締まっていく仕組みになっていて、具材のパンパンさに応じてできるだけ締めるという感じ。開ける時は上の写真でちらっと映っている茶色のフットプレートを押さえれば安定する感じで、なかなかよく考えられたデザインだという印象。

焼き上がりがこちら。

目玉焼きが奥に寄ってしまったのがしっかりはみ出て固まっています。パンの焼き目は綺麗についていて食欲をそそります。

半分にカットした萌え断面がこちら。


加熱時間が足りなかったのか、8枚切りに対して具材を詰め過ぎたのか、外周が一部閉じてない箇所がありました。手を汚さず食べらるホットサンドの前提が崩れてしまいます。これ、そもそも2分や余熱タイマーが教えてくれますが、特にメニュー選択とかもなく、あとはオフにするまでひたすら加熱します。時々自分で開けて確認するなり、キッチンタイマーなどで計るなりせねばなりません。前述のホットクックや低温調理器ほどスマートな製品ではなかったです(^^;)

お味は上々。自分はパンの耳はさほど好きではなく、サンドイッチのようになければなくて全然惜しくないレベル。そんな自分でもプレスしてカリカリになってるお陰でスナック感が出て食べやすいのも〇かなと。きちんと具材をはみ出させずに両面の耳がピッタリ閉じる具材ボリュームを極める必要があるなと感じました。

翌日はスーパーのお値引き惣菜のチキンステーキとナポリタンをはさんでみました。

お味は上々でしたがまたも耳が全周完全密着せず。やはり8枚切りだと届きづらいとかあるんでしょうか。今度パン買う時は6枚切りにしてみようか。

追々別のメニューも作ったら追記していこうと思います。

■メンテナンス/収納方法

基本的に両面のプレートは取り外さず、冷めてから軽く拭き取るだけということです。卵とか汁物がはみ出して盛大に汚れた場合は気になりますが、普段はさほど手間がかからずヨサゲ。

電源コードが足に3,4周巻き付けるのは先に触れましたが、先端についた隣のケーブルに留めるクリップパーツがやや使いづらい(キツくてサッと留められない)。なんか3Dプリンターで補助パーツ作りたいです。

■まとめ

実はまだ同居人には言っていません。「絶対2,3回使って飽きてしまうヤツやん!」と言われるのが目に見えているので、こっそり2,30回くらい使ってからドヤろうと思います。それぐらいさりげなく置いておけるのが良き。

もしそれより前にバレたら「(同居人が買って)一度も使ってない綿菓子メーカーよりはマシだろっ」と反論しようと思います(もう2回使ったもんね!)。

[3Dプリント] コーナンLEDセンサーライトの取付治具を製作

コーナンのこちらの人感センサー付きLEDライト、いくつか試してきた中では割と安定稼働しているので我が家では庭の何か所かに使っています。

(価格はコーナン店頭の方が安いです)

商品名通り裏にマグネットがついていて、金属壁なら好きなところにペタっと貼り付けられて良いのですが、我が家はコンクリートブロック塀にもつけたくて困りました。上に木製の手すり(?)がついているのですが、賃貸なのでビス止めもできません(ライト側にはネジ止めのための穴も上部に空いている)。

仕方なくその木製手すりに長いタイラップで固定してたんですが、先日3,4年目にして劣化して切れていました。

そこで今回は3Dプリンターで専用固定具をDIYすることに。いきなり完成体がこちら。パっと見最初からこういうデザインかと覆うほどいい感じに仕上がりました。

当初、せっかくついているマグネットを活かして、鉄板を手すりにつけるような仕組みを考えてたんですが、ホームセンターに鉄板を物色しにいくのも面倒でオール樹脂で製作。形状としてはこんな2ピースになっています。2つに分けたのはそれぞれで強度が出たり印刷面が綺麗になりやすいよう積層方向を個別最適化するためです。造形後に瞬間接着剤の固定しています。

木製手すり部分の形状に沿って覆い被せるような形状にしています。

量産品として考えるなら左右貫通にせず両端だけとか強度を勘案しつつ材料を節約する手もありましたが、今回は1点モノなので強度優先でつなげときました。

センサーライトをつけるパネルの側は、下に支えの出っぱりをつけ、上のネジ穴のところに下図のようなスナップフィット(パチ留め)ピンを作りました。

これで背面のバッテリー蓋にアクセスする際には簡単に取り外すことができます(とはいえこれの電池はソーラー充電用なので開くのは廃棄する時だけかも)。

タイラップでぶら下げるように留めるのと比べ、

  • 多少見栄えする
  • 手すり上の好きな位置に配置でき、いつでも移動可能
  • なんなら手すりから外しても自立するので、ちょっとした作業で明かりが欲しいなという時に持って行ける

といった感じ。

屋外使用なので紫外線に強いASA素材を使うべきだったかもですが、テスト出力したPLAで綺麗にできてしまったので一旦そのまま使ってみてPLAの耐紫外線性能の検証も兼ねてみようかと思います。もし劣化したり変形したりしてきたら改めてASAで作り直します。割と厚みを持たせたので反りはそこまで出ないかも?と期待。

記録のために書いておくと、今回しようしたのはこちら。

値段がお手頃なので現在我が家では試作も含めもっともベーシックに使っているフィラメント。黒/灰/白は常備するようにしています。紙スプールですが芯がBambuLabスプールとほぼ同サイズなので、両端の円盤を破りとってBambuスプールに装着して使っています。さて2025年1月からどれだけ持ちますか。

照明スイッチコスモワイド21用SwitchBotマウンターの自作

余っていたSwitchBotで玄関(ポーチ)の照明を制御して、日没頃に点灯、夜明け頃(ないし就寝頃)に消灯ということをしようと思ったんですが、スイッチの形状的に上手く固定できませんでした。

ウチの玄関照明のスイッチはPanasonicのド定番商品コスモワイド21シリーズのラウンド型三連タイプです。フレーム(化粧パネル)が湾曲しておりSwitchBotを貼り付けられる平面がないのです。

当然ここに目を付けた方はいて、オリジナルのマウンターを販売している業者(個人?)がいます。

こういう壁とフレームの間に挟み込むタイプと、

外枠として取り付けるタイプが売られています。

ちなみにコスモワイド21は、というか世のコンセントプレートのほとんどは、こんな構成になっています。SmartBASEはおそらくプレート枠のネジを緩めて壁とプレート枠で挟み込んで固定するんじゃないかと思います。SwitchFrameは化粧プレートをしたままの状態で上から囲むようにとりつけるだけなので取付は簡単そう。

自分の記憶ではSmartBASEの方が早くからあったような気がします。

でまぁ素直にこれを買っても良かったんですが、せっかく3Dプリンターもあるしモデリングの練習も兼ねて自作してみようと。

最初はSmartBASEのようにプレートの裏側に挟み込むタイプを設計しました。その方がSwitchBotがボタンを押し込む反力で外れてしまうことが防ぎやすいかなと。しかしプレート枠の裏に固定プレートを差し込んで高さが上がってしまうせいか、SwitchBotがボタンを押しきれずに一定の確率で押し込みに失敗していました。ボタンの上に薄い板を張り付けて厚みを増してみたんですがダメ。

しばらく忙しくて放置していたんですが、家族からクレームが来たので、まぁ諦めて既製品を買うか~とAmazonで検索したところいつのまにかSwitchFrameを発見。こちらは上からはめ込むだけで工具不要で取付けできる点と、SwitchBotが貼り付けではなくボックスに仕込む形にして反力での浮き上がりを防止している点。なるほどこれは上手くいくかも知れない。

ただちょっとお値段が高いのと、今回必要なのは三連スイッチの一番上のみ。SwithFrameのようなボックス形状だと空き箱が2つ残ってしまい不恰好になってしまいます。ボックスが上と下だけのバリエーションもありますが、上だけ、というのが無い。

ほんならやっぱり自作するしかない~、ということでほぼイチから再設計。固定方法はSwitchFrame形式で外枠はめ込み方式にして高さを浮かせないよう配慮。SwitchBot固定はSmartBASE式というか、両面テープで貼り付けるだけ。いわばハイブリッド型にしてみました。そして三連のうち一番上のボタンに1つのSwitchBotをつけるだけのシンプル設計に。

出来上がったモデルはこんな感じ。

白で造形して実際に取り付けてみた状態。余っていたSwitchBotはブランド立ち上げのクラウドファンディングで入手した白黒セットの黒の方でちょっと合ってない…そういう意味ではSwitchFrameのような箱型だと色の違いを隠せて良かったかも。

ちなみに白はこちらで使っています。

上からみるとこんな感じで、コスモワイド21の湾曲した化粧パネルに沿う形状でモデリングしています。

結果として今回はバッチリ動作しました。外枠式は反力で浮いてきてしまうのではと懸念がありましたが、いい感じにぴったりキツキツにはめ込む形になっているので、現時点では外れる気配はありません。ネジも両面テープも使わないので賃貸フレンドリーです(SwitchBotの固定は両面テープです)。

SwitchBotで上手く押せないので、いっそSesame Bot 2に買い換えようかとも思っていましたが、なんとかモノにできて良かったです。

■運用体制

まずSwitchBot本体はこれ。クラウドファンディング当時「SwitchBot」といえばこれしかなかった。本当に急成長したものですね。いい加減、さらに小型化した新モデルとか出ないのかな。

これをWi-Fi経由で広域操作するにはハブと呼ばれるアダプタが必要です。いわゆるネットワーク機器のスイッチングハブとは別もの。

こちらはいくつかモデルがあって、今買うならこれがオススメかな。エアコンや照明などを赤外線リモコン信号を模倣して操作する機能もある。またこのハブ2は温度計機能もあるので、ペットや高齢者のいる家庭で室温モニタリングにも使えます。照度センサーもあるので、「部屋が暗くなったら」みたいな条件による自動制御もできます。

温度計、照度センサーのない廉価モデル(ハブミニ)をこれから買うならMatter対応版が良いでしょう。Matterは業界標準の新規格で、iPhone/iPadの「ホーム」アプリから直接操作ができたりします。見た目も値段も同じでMatter対応前のモデルもあるので間違えないように買いましょう。

いずれかの「ハブ」にSwithBotがBluetoothで接続し、ハブからWi-Fiでインターネットに接続することで、家の外からでもSwitchBotを制御できます。またタイマーや色々な条件による自動制御もできます。我が家ではこれで時刻指定でオン/オフしています。日の出/日の入りを選んで通年で自動化することもできますし、帰宅に合わせて点灯みたいなことも可能です。

また玄関の置き配ラックで荷さばき作業をする時に、いちいち家の中に入って壁スイッチを操作しなくていいように、「リモートボタン」も外に設置しています。

こんな感じでルミナスラックに取り付けてあるので、必要と思った時にその場から点灯/消灯できます。誰でも操作できちゃいますが、まぁ照明が点くだけですしw。むしろ宅配業者さんには必要なら使ってほしいです。

こちら3Dプリンターでルミナスラック専用ホルダーを作っています。

まぁ、今回のアップデートでスケジュールON/OFFが完璧に動作するようになれば、手動操作は一切しなくて良くなるかもですが。

■まとめ

以前どこかSNSだか5ちゃんねるだかで、玄関LED照明を点けっぱなしにするよりSwitchBot運用コストの方が割高、みたいな話も読みましたがソースが定かではありません。やはり不要な時間帯は消しておいた方が精神衛生上も良いですし、防犯的にも動きがあった方が在宅アピールになって良いでしょう。

今回のアップデートで玄関ライトがしっかりSwitchBot制御できるようになってまたひとつIoT住宅化が進んで達成感あります。年内にタスクが1つ消化できて良かったです。