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贅沢していないのにお金が全然貯まらないという人が見直すべき「浪費メンタル」

2024.12.16

「話題の新製品を試してみたい」「ストレス発散したい」という気持ちから、日頃ついつい浪費してしまったりしませんか?

そのお金の使い方、もしかしたら「浪費メンタル」になっているかもしれません。

浪費習慣を卒業して「貯金メンタル」を身につけることができれば、人生の満足度が上がるお金の付き合い方に変えることができます。

今回は、節約・投資系YouTuberの節約オタクふゆこ氏による著書『貯金はこれでつくれます 本当にお金が増える46のコツ』から一部を抜粋・編集し、初心者でも無理なく続けられる貯金・節約・資産づくりのヒントを紹介します。

お金が貯まらないのは、本当に収入のせい?

「贅沢はしていないのに、お金が全然貯まらない」

「給料日前になると、いつも生活がカツカツになってしまう」

 そうなってしまうのは、なぜだと思いますか?

「会社が給料を上げてくれないから」と考えている人がいたら、〝原因〞としては合っているケースも多いのかもしれませんが〝考え方〞としてはおそらく間違いです。

 かつてのわたしは、まさにそう考えていました。

「会社が給料を上げてくれれば、もっと余裕のある生活ができるし、貯金だってできるはずなのに」と、イライラしたり悲しくなったり……。その考え方が間違っていることに気づいたのが、わたしが貯金メンタルに変わる第一歩でした。

 もちろん、人それぞれいろいろな事情があるので、本当に収入が足りなくて生活が苦しいという人もいるでしょうし、病気の治療費などでやむを得ない支出があるという人もいるでしょう。

 この本を読んでくださっているみなさんが、全員「わたしのケース」にあてはまるわけではないと思いますが、ここではわたし自身の経験に基づき話を進めていきます。

 例えば、こんな生活をしていませんか。

● 毎月なににいくら使っているかを把握していない
● 毎日なんとなくカフェやコンビニに行くのが習慣になっている
● 自分が持っている服の枚数や内容を覚えていない
● 整理整頓が苦手で部屋が散らかりっぱなし
● 買い物のレシートや明細はチェックせずに捨てている
● ポイントが貯まると、つい自分へのご褒美を買ってしまう
●「買ったのに使っていないもの」がある
●「いま」を楽しみたいので、そのときほしいものややりたいことを最優先にする

 これらはすべて、かつてのわたしがやっていたことです。

「すごい贅沢をしているわけじゃないし、仕事帰りにコンビニでお菓子を買うくらい許されるよね」

「毎日つらい仕事を頑張っているから、ほしい服とかコスメは我慢したくない」

「若いうちは、自分のためにお金を使って自由に生きたい」

 そんな気持ちでした。

■「なにかを選ぶ」ことは「なにかを捨てる」こと

 でも、「我慢せずに」「自由に」生きているつもりなのに、結局、お金が足りなくてほしいものが買えなかったり、やりたいことができなかったりして、そんな怒りや悲しみを、給料を上げてくれない会社や、社会のせいにしていたのです。

 当時のわたしは、「なにかを選ぶということは、同時になにかを捨てているということ」だと気づけていませんでした。

 あたりまえのことですが、有り余る富を持っているような人以外は、使えるお金には限りがあります。そのなかでやりくりをするためには、なにかを選ぶ=なにかを捨てなければ成り立たないのです。

「仕事帰りのコンビニのお菓子」や「ほしい服やコスメ」を買うなら、「来月あたり旅行に行きたいな」という計画は捨てなければいけません。

「若いうちはお金を自由に使う」ことを優先するなら、将来のための備えや金銭的な安心は、とりあえず捨てなければいけません。

 本音をいえば、「すべてを手に入れたい!」「どれも捨てたくない!」というところですが、決まったお金で生活をしている限り、そういうわけにはいきませんよね。

 自分と向き合い、「わたしが本当にほしいものってなんだろう?」と、とことん考えたときにはじめて、「わたしはいままで、大切じゃないモノやコトにお金を使って、そのぶん大切なモノやコトにお金を使うという選択肢を捨てていたんだ」ということに気づいたのです。

 このことは、自分のなかですごく大きな発見と衝撃でした。

 貯金ができないのは、ほしいものが買えないのは、やりたいことができないのは、「収入が少ないから」ではなく、「わたし自身の考え方のせい」でした。

 この本の「はじめに」でもお伝えしたように、「貯金はメンタルが一番大事なんだ」ということをはじめて実感したのです。

 この考え方を続けていたら、たとえ収入が上がったとしても、永遠に自分の人生に満足できないままかもしれない―。

 実際、年収が1000万円以上あっても、貯金がゼロのいわゆる「高所得貧乏」になっている人が約1割という調査結果もあるほどです(金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[総世帯]令和4年調査結果」)。

 そんな浪費メンタルを卒業して、お金の自分軸を持って人生を歩んでいきたい。

 そのほうが、いまよりもずっと楽しくなる!

 本書を通じてもっとも伝えたいのは、そういったマインドです。

☆ ☆ ☆

『貯金はこれでつくれます 本当にお金が増える46のコツ』
著者:節約オタクふゆこ
発行:アスコム
【Amazonで購入する】
【楽天ブックスで購入する】

節約オタクふゆこ
1993 年2 月14日生まれ、自らを「節約オタク」と称する節約・投資系YouTuber。理系の大学院修了後に開発職として電子系メーカーに就職したものの、将来のお金に対する不安を拭えなかったことがきっかけでお金について学ぶ。その後、奨学金477 万円を返済しながら1カ月10 万円で生活し、年間300 万円を貯金、20 代で資産1000 万円を達成。現在は脱サラしてフリーランス。2021 年から運営しているYouTube チャンネル「節約オタクふゆこ」は日常的な節約法のほか、投資についての動画も初心者向けに配信して人気を集め、チャンネル登録者数は58万人を超える(2024 年12月時点)。

構成/DIME編集部

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