パナソニックが「LEICA DG VARIO-ELMARIT 35-100mm F2.8 POWER O.I.S」と「LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 II ASPH. POWER O.I.S.」を正式発表 [内容更新2]

パナソニックが、ライカブランドのm4/3用の2本の望遠ズームを正式に発表しました。

Panasonic refreshes 35-100mm F2.8 and 100-400mm zoom lenses

  • パナソニックは、マイクロフォーサーズ用レンズの新製品「LEICA DG VARIO-ELMARIT 35-100mm F2.8 POWER O.I.S」と「LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 II ASPH. POWER O.I.S.」を発表した。この2本のレンズは、既存モデルの改良版で、新しい光学設計と新機能を採用している。

  • 「LEICA DG VARIO-ELMARIT 35-100mm F2.8 POWER O.I.S」は光学系が刷新され、ライカの認定を取得している。このレンズはデュアルIS2に対応し、ナノサーフェスコーティングとマイクロステップ絞りが採用されている。

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  • 「LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 II ASPH. POWER O.I.S.」は
    鏡筒の品質と光学機能の両面でいくつかの新しいアップデートがあり、1.4倍と2倍のテレコンに対応している。
  • (アップデート)テレコンは焦点距離210-400mmでのみ使用可能だが、新型では後部のレンズ群が自動的に前方に移動し、テレコンの光学系の邪魔にならないような仕組みになっている。レンズを210mm以上にズームすると、レンズ群が正しい位置に移動しレンズを使用できるようになるので、レンズの収納するためにテレコンを取り外す必要はない。
  • レンズの構造は防塵防滴に加えて、耐低温設計になっている。レンズの光学設計も刷新され、レンズ単体で0.5倍、2倍のテレコン使用時には等倍のマクロ撮影が可能となっている。

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  • 「LEICA DG VARIO-ELMARIT 35-100mm F2.8 POWER O.I.S」の価格は1149ドル、「LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 II ASPH. POWER O.I.S.」は1599ドルでどちらのレンズも10月下旬に発売予定だ。

 

G9IIと共に、噂されていた2本の望遠ズームも正式に発表されました。どちらのレンズも光学系が刷新されているということなので、描写性能の改善が期待できそうですね。新型の100-400mmはテレコンに対応し、最大撮影倍率が0.5倍とかなり寄れるので非常に使い勝手がよさそうです。また、旧型ではやや滑らかさに欠けたズームリングの操作感が改善されているのも朗報ですね。

[追記] 100-400mmのテキストが更新され、テレコン使用に関する記載が追加されたので、記事に反映させました。

[追記2] DPReviewのテキストには光学系は刷新されたと記載されていますが、英国公式サイトのレンズ構成図(100-400mm II型DG 35-100mm F2.8)を見る限りではいずれも光学系は旧型と違いが無いように見えます。