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馬場亜矢子

ばばあやこ

35歳の高校生に登場する主人公
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概要編集

ドラマタイトルの「35歳の高校生」その人。普通の高校生たちに比べるとかなり年齢が上なことからクラスメイト(というより主に一軍)から「オバサン」「ババア」と呼ばれており、名前の「馬場亜矢子(ばばあやこ)」にも「ババア」が含まれていることをネタにされた。衛藤や阿久津など二軍三軍の生徒からは「馬場さん」と呼ばれている他、友達になった後の長谷川、山下、三枝、大竹からは「馬場ちゃん」の愛称で呼ばれるようになる。

周りの空気を読まず、自分の言いたいことはハッキリというタイプなため、スクールカーストによって自分の立ち位置を気にする人がほとんどの3年A組の中ではかなり異質な存在。あまりにも自分の若い頃と環境が違うため、今の高校生事情に頭を悩ますことも。口癖は「意味不明」。

生徒という立場でありながら大人でもあるため、担任の小泉からは都合のいいように使われやすく、「アイツいると楽だなぁ」と言われたこともある。時に破天荒な行動を起こしてクラスを騒がせるが、その行動によって次第にスクールカーストをなくしていき、序盤に助けた長谷川、山下、三枝、大竹の4人とは親友になる。

マイペースで時には人の心にも平気で踏み込むが、思いやりや優しさを持ち合わせており、意外と人の心情には敏感。サバイバルキャンプでの敗者復活戦では、自分のために奮闘する友達をみて涙を流すなど感受性豊かでもある。その性格が、3年A組を良い方向に変えていくが、スクールカーストトップの土屋からは快く思われていない。

転入する前は様々な職業に就いていたこともあってか一通り何でも出来る万能型(三枝のイメチェンを手伝ってイケてる男子にする、刃物を持った数人を相手に圧倒する、陸上部のエースである国分とほぼ変わらないタイムを叩き出すなど)。サバイバルキャンプでの自給自足生活でも、大いに活躍し、持ち前の知識でクラスメイトと共に美味しいご飯を作った。学業も概ね優秀だが、国語だけはやや苦手。


過去編集

実は35歳の高校生として国木田高校に転入するまでは壮絶な人生を歩んでいた。

1度目の高校時代、いじめられていた同級生を助けたことが原因でクラスメイトから目をつけられ、自分がいじめられるようになってしまい、自分にその同級生を助けるよう助言した母親のことを強く恨むようになる。結果、人間不信になって家で自殺未遂を起こし、母親に「私の前から消えて」と強く拒絶する発言をしてしまう。しばらく引きこもった末に退学届を学校に出した日、そのことに耐えきれなくなった母親が飛び降り自殺を図り、母親は記憶喪失になった。

それから暫くは、高校時代担任だった阿佐田教育長からの勧めで様々な仕事に就職するが、全て退職するなど上手くいかない人生が続き、母親も結局記憶喪失のまま亡くなってしまう。

母親の死後、母親が書いていた日記を開き、キラキラとした学園生活を現実にするために阿佐田教育長の特命で国木田高校に転入した。

しかし、この日記は後に土屋に悪用され、日記を現実にするためクラスで起こった全ての事件は馬場本人が自作自演したことだと疑いをかけられてしまうこととなる。後にクラスメイトに出した手紙の中には、「土屋が本当の自分をみせるチャンスをくれた」と結果的に土屋がした行動が、どこか後ろめたさを感じていた自分を救ってくれたことを感謝する文を書いている。

また、母親の自殺未遂に関しては相当トラウマがあるようで、猿渡が同じように屋上から転落したり、衛藤が首吊り自殺を図った(実際には自殺する気はさらさらなかった)際には動悸に苦しんでいた。

後に阿久津は「自分の姉とどことなく似ていた」と語っており、実際いじめられていた人物を助けた結果、自分がいじめられてしまうなど境遇も似ている。また、大切な身内が飛び降り自殺を図り、結果的に亡くしてしまうなど阿久津本人とも重なる部分があった。


過去発覚後編集

土屋の国木田魔女裁判によって、クラスメイトが馬場に対して疑心暗鬼になってしまうが、土屋本人からは馬場がクラスの事件を起こした真犯人を庇っていることを見抜かれており、屋上に呼び出される。問い詰められる中、全ての事件の裏工作をしていた阿久津が教室で自供したため馬場本人の疑いは晴れるが、阿久津が土屋を殺そうとした際に土屋を庇って刺され、阿久津に「そんなふうに高校生活送っちゃダメ、ちゃんと卒業するんだよ」と言葉を残して倒れる。救急車で運ばれて入院するが、退院したあとも学校には戻ることなく、島で食堂を開いていた。少し時が経った時に土屋宛にクラスメイト全員に対する手紙を送り、高校生活の思い出や自身の過去、その心境を綴った。卒業式は馬場と一緒にでたいと考えたクラスメイトから捜索され、結果的にそれを知った阿久津から場所を突き止められて再会。彼の勧めで卒業式に出席し、クラス廃止を撤回するよう校長らに働きかけた。

出席日数が足りなかったことから当日卒業することは出来ず、春休みに阿久津と補習授業を受けた後、クラスメイトに見守られながら卒業する。また、クラスメイトが馬場としたいことを書いた日記をプレゼントとしてもらい、その内容を春休みに実現した。


主な(珍)行動編集

  • 転入初日、派手な高級外車で通学し、派手な格好で始業式に堂々と乱入。生徒からは誰かの保護者と間違えられる。
  • クラスでのホームルームで「友達100人つくる」と豪語する。
  • 三軍男子に偽物のチケットを売ろうとする土屋たち一軍男子を見つけた途端「詐欺」だとして警察に通報し、パトカーを呼ぶ
  • トイレで弁当の匂いを感じ、そこで食べてる長谷川に堂々と声をかける(それを一軍女子に聞かれ、彼女が便所飯をしていることがクラス全体に広まってしまう結果となる)。
  • 再び学校にきた長谷川がいじめられ、トイレに閉じこもってリストカットをしようとすると、そのトイレを消化器でぶち壊す
  • 目安箱に入っていた「たすけて」と書いていた紙をみつけ、小泉に「誰が書いたのか調べろ」と頼まれると、1人で音楽を聴いていた阿久津に直接「いじめられてない?」ときく
  • 小泉に「生徒に聞き回るな」と言われると、保護者に「イジメを示唆する投書があった」と書いた紙を送る
  • 引ったくりを起こした山下を止めると、そのバッグの持ち主から引ったくり犯だと勘違いされる
  • 「たすけて」と書かれた投書の指紋と山下のノートの指紋を照合する(実際は失敗していた)。
  • 三枝が大竹に髪を切られる(一軍男子が大竹に半ば強制的にさせた)いじめを受けていた際、火災報知器のボタンを押してサイレンを鳴らし、それを止める
  • 上記の音で教員達が駆けつけた際には、彼らに「傷害の現行犯です」と伝え、またもや警察を呼ぼうとする(今回は校長に阻止された)
  • 仲が拗れた三枝と大竹にお互いが書いたと思わせるような手紙を渡し、直接喧嘩させて仲直りさせる
  • 猿渡の冤罪を晴らすため、バッグをもったまま痴漢できるか検証するが、「荷物もったまま鷲掴みして」と三枝に命令した結果、三枝が荷物を下ろして鷲掴みしたことによってキレる
  • 学校を休んだ羽鳥を連れ戻すために彼女が勤めていたキャバクラにいって、自分も働き羽鳥からNo.1の座を奪う。
  • 拉致された羽鳥を助けるが、助けた途端彼女をビンタする(羽鳥にお金を貸す代わりに学校に戻ってくるよう約束し、それを羽鳥が破ったため)。
  • 怪我した国分に変わり、陸上大会に出場しようとするが、年齢制限に引っかかり出場不可ということが判明。その結果、衛藤が出場することになり、馬場はマネージャーになる。
  • 工藤の様子がいつもと違っていたことを小泉に伝えるが、それに気づかない小泉に「空気読めてないね」と一言(小泉からは「貴方だけには言われたくない!」と言い返されている)。
  • 工藤盗撮の話を逸らしてティーンコートを勧めようと奮闘する小泉に対し、「昨日の続きは?盗撮のこと皆気になってる」と話を蒸し返す。
  • ティーンコートで工藤の弁護人を務めることになるが、「カメラに詳しい」という理由で泉を犯人だと主張する工藤に対し、「ちょっと弱いよね、ただの思い込みって感じ」と逆に追い詰める
  • 更に、カメラの写真から泉が犯人だとほぼ確定し、工藤の勝訴が確実になってきた流れで、彼女の発言の矛盾点を指摘し、またもや追い詰める
  • 自身の靴箱にラブレターが入っていたが、イタズラに決まっていると破り捨てる
  • サバイバルキャンプで最初に追放され、ひとり牢屋で過ごすが、バッタを見つけた途端「バッタ〜〜!!」と大声で騒ぎ出す

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