「オマエは大勢に囲まれて死ね 俺みたいにはなるなよ」
概要
『呪術廻戦』の主人公・虎杖悠仁の祖父。作中1話にて登場している。
第1話の時点ですでに入院中で寝たきりになっており、悠仁から見舞われている。
最期に悠仁の両親のことを話そうとするも、悠仁に「興味がない」と一蹴されてしまい、「男はカッコつけて死にてえんだよ! 空気読め!!」とキレた。
だがその後、自分の死を悟り、悠仁に遺言を遺す。
「オマエは強いから 人を助けろ」
「手の届く範囲でいい 救える奴は救っとけ 迷っても感謝されなくても とにかく助けてやれ」
「オマエは大勢に囲まれて死ね 俺みたいにはなるなよ」
そして、悠仁に背を向けるように横になり、そのまま息を引き取った。享年75歳。
この遺言はその後の悠仁の生きる指針となっており、大きな影響を与えている。
なお、死因は肺がんであり、「呪術」とは関係がない。
気性の荒い人物で、そのことが原因で周囲との人付き合いはなかったらしい(実際、火葬に立ち合ったのは悠仁と、付き添いの五条悟だけだった)。
妻(悠仁の祖母)に関しては作者的に死別or離婚のどちらからしい。厳密に言うと祖母については設定を考えてないとのこと。故に悠仁の祖母も呪術とは関係ないのが窺える。
過去に、幼い悠仁を連れてパチンコ屋に行ったこともあるらしく、悠仁がパチンコに抵抗がないのはこの為(褒められたものではないのだが…)。
また、空手を嗜んでおり腕っぷしは強かったようで、悠仁にも少し仕込んでいる。
関連タグ
本誌&単行本ネタバレ注意
以下アニメ未放送ネタバレ注意
「仁…お前がどう生きようとお前の勝手だ。だが、あの女だけはやめとけ」
「死ぬぞ」
第143話の回想にて再登場。悠仁の父親・虎杖仁に対し、彼の妻で悠仁の母親・虎杖香織は危険であることを察し、警告した。
「オマエが子供を欲しがっていた事も 香織との間にそれが叶わなかった事も知ってる!」
「だが香織が死んだのは」
と警告しようと言いかけるが、香織に遮られてしまう。
その際、香織の額に縫い目があることが判明し、彼女の正体が偽夏油こと羂索であることが明かされた。
香織本人ではないことを察したのか、それとも現場を目撃したのか、彼女の危険性に気付き、警告したと思われる。その後にどうなったのかは不明だが、悠仁が父親と暮らせていないのを見ると、仁は亡くなった可能性が高く、息子を失った倭助は父親代わりとして亡くなるまで悠仁を育て上げたのだと思われる。
以下最終巻ネタバレ注意
単行本29巻にて、倭助と宿儺の顔がよく似ている謎が明かされた。どうやら正確には仁ではなく倭助の前世こそが宿儺の双子であると明かされ、倭助と宿儺は同じ魂であることが判明し、それゆえか二人の顔がそっくりだったようだ。