自分自身を害して生命を絶つ行動には、様々な呼ばれ方が存在する。それぞれ「ある人間が自死することで生命活動を終了する」という結果に変わりはないが、その経緯や手法に若干の違いがある。
まず自殺は、客観的にみて自分以外の人間が自ら生命を絶った場合について使われる言葉である。有名人から自身の近親者まで、自分以外の人間のものであれば基本的に使用できる。また、自殺という表現の場合、その手法は問わない。現代でいうと、首吊り自殺、飛び降り自殺が主な手法である。
続いて「自害」は、死にゆく者が「死ぬ」という確固たる決意を持っている場合に限られる。また、出血を伴う手法により生命活動を絶つ場合に用いられることが多い。そのため、武士や軍人が死ぬ場合(切腹)など、特定の状況下でしか使われない。現代ではそのようなシチュエーションはないため、まず用いられることはない。
「自決」は、基本的に「(敗戦や何かの失敗の)責任を取って死ぬ」というニュアンスが強く含まれている。自害と似ているが、こちらは手法については問わない。戦争や反乱にかかわった人物で、敗れたものが自殺した場合、これらは「自決」として判断可能である(戦死の項も参照されたい)。
最後に「自刃」であるが、これは文字通り「刃(刃物)」を用いた場合に限られる。すなわち、切腹や刃物で動脈を傷つけたことによる失血死、刀で首を刎ね飛ばす(「自刎」ともいう)場合にしか使われない言葉である。
関連記事
親記事
兄弟記事
コメント
コメントが未記入です
pixivに投稿されたイラスト
すべて見るpixivに投稿された小説
すべて見る【自害】再録本サンプル
以蔵さんが自害を選ぶ話。消滅END。1ページ目に冒頭。2ページ目に選択シーン。 ※冒頭が読みにくかったので地の文を少し修正しました。(11/8) 2019.05.03発行のサーヴァント自害アンソロジー寄稿没ネタ~岡田以蔵版~ 2019.05.03発行の自害アンソロジー寄稿没ネタ~岡田以蔵版~ 担当希望サーヴァントを複数提出した際に 誰になっても良いように基本的な展開が同じプロットを人数分作成していました。 ※アンソロに選ばれたのは坂本龍馬でした(再録に収録) →龍馬のもこんな感じの話です。 【新刊】帝都騎殺回想目録2019-2020※R18 https://chihaya188.booth.pm/items/2562861 A6文庫本/166P/カバー付/1,000円 再録内容 ・2019年にpixivにて投稿した作品 胡蝶の夢 手向け花 かくりよの宿にて 物狂ほしけれ 死が二人を別つまで 軍医と軍人についての考察(鳴鳳荘パロ)※加筆あり ・2019年発行のサーヴァント自害アンソロジー寄稿 龍の献身(坂本龍馬自害) ・2020年に参加していた帝都騎殺ワンライなどまとめ マシュマロ https://marshmallow-qa.com/chihaya188?utm_medium=url_text&utm_source=promotion Web拍手 http://clap.webclap.com/clap.php?id=chihaya1882,298文字pixiv小説作品