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甘根幸果

あまねさちか

特撮番組『仮面ライダーガヴ』の登場人物。
目次 [非表示]

「みんな幸せなのがいいと思うんだよね」

「人のこと喜ばして騙しやがって……フザけんじゃねえ! 地獄に落ちろ!!」

演:宮部のぞみ


概要編集

今作のヒロイン。なんでも屋『はぴぱれ』のギャル社長


ショウマとは第1話終盤で行き倒れていた彼を一時保護したてから面識を持ち、辛木田絆斗とは彼が『はぴぱれ』に複数回依頼(SNSでの情報収集を行った模様)した経緯から気兼ねないやり取りをする仲。


上記の通り絆斗に情報収集を依頼されていた件に加え、自身の周りでも友人の誘拐未遂やショウマとの出会いなどがきっかけとし、詳細こそ知らないまでもグラニュートや仮面ライダーに近付きつつあり、後述の性格からショウマや絆斗には深入りし過ぎかねない事態を危惧されている。


人物像編集

明るくポジティブでノリがよく大雑把と典型的ギャル像に近いが、根本は他人の幸せを愛する真面目で誠実な性格。

ギャルらしい派手目な風貌に反し、肉体労働から掃除・料理などの家事スキルも一通り身につけている努力家で人手不足の事情もあり経営のみならず現場での采配・仕事も自らこなすアクティブな女性。


誰にでも気安く接し、ショウマを「ウマショー」、絆斗を「ハンティー」と顔見知りにはすぐニックネームで呼ぶ。目上の相手に対してもそれは同様で大叔母の宝屋敷雅子も「雅子ちゃん」と呼びタメ口で接する。この気質からショウマの眷属である『ゴチゾウ』の名づけ親(当のゴチゾウらは咄嗟に動きを止めたため、幸果自身は彼等をシリーズもの玩具と思い込んでいる)にもなっている。

そのスタンスは人間以外にもあまり変わらず、グラニュートを間近で見ても恐怖で我を忘れる様子を見せず、仮面ライダーに至っては「ネットで話題」を理由に無警戒に集合写真をねだるなど良くも悪くも物怖じしない性格。


自身の『幸果』の名前を気に入っており、「困っている人を助けたい」夢を叶えるためになんでも屋を始めたが、生活・経営のために無償でやる訳にはいかず、対価を貰っている状況に折り合いがついていない胸中に自虐するなど大雑把に見えて内心は繊細かつ思慮深さを秘めており、ショウマの言動から彼が重いものを抱えている事情も察し、深い詮索はせず「家出少年」として住居と仕事を提供する懐の深さを示している。

生業やその経緯もあって正義感が強く、筋の通らない事柄に関しては明確な人外相手であっても、一歩も引かずに啖呵を切る度胸の持ち主でもある。

一方で、その性格故にお節介さが空回りして状況を悪化させてしまうミスをしがちで本人もその自覚があるため、やらかしてしまう度に反省している。


生来の勘の良さを持ち、ショウマや絆斗がグラニュートと戦闘中に姿を消した際には、戦闘後に2人に所在を追及したり、群衆の中で見かけたランゴに違和感を覚えて本能的な恐怖心から鳥肌が立つなど、⁠鋭い感覚の持ち主でもある。



活躍編集

歩いていたところ、行き倒れていたショウマを発見、保護した。


ショウマを「はぴぱれ」に招待し、数日ろくに風呂に入っていなかった彼にシャワーと着替えを提供したり、空腹の彼にお菓子や弁当を渡していた(ショウマは特に『ザクザクチップス』を気に入った)。

その後、友人の佐藤律から引っ越しの手伝いを頼まれた折にショウマの「恩返しに手伝いたい」の申し出を快く受け止めバイトとして迎え入れた。


その後、引っ越し作業終わりに律の新居でショウマ、律と共に引っ越し記念で食事をしていた(カップ麺で簡易的ながら「引っ越し蕎麦」と洒落込む中、ショウマは本人が要望したと思われる「引っ越しポテトチップス」を味わっていた)。

一夜経ち、ショウマからの置き手紙を見て彼が『はぴぱれ』を去ったと知り、「はぁ!? 全然わかんないし!」と困惑していた。


情報収集依頼のために『はぴぱれ』を訪れた絆斗に対して軽いノリで接しており、知人である彼を「ハンティー」と呼んで接していた。


その後、ネット上の投稿から仮面ライダーの目撃情報を見つけ、絆斗に報告した。


絆斗に『小さいモンスター』の目撃情報を報告した。


その日の晩『はぴぱれ』を訪れた絆斗から情報料を受け取った。

入れ違いでショウマが現れ、無言で去ったのを責めるも謝罪と「彼女のようにみんなを幸せにしたい」決意を受けて、幸果は「もう黙って消えないならワンチャン許す」と水に流し、部屋を用意した。


はぴぱれに出勤した際にショウマの眷属を発見。質感などから彼が趣味で集めている玩具的なものと勘違いし、正式名称が分からなかったのとショウマが口ごもりながら発した「眷属」を「ケンゾウ」と聞き間違え、「お菓子みたいだし、ごち!って感じでこっちのほうがかわいい」とゴチゾウと命名した。

その後は2人で新規開店したラーメン屋の呼び込みの仕事に向かった(ショウマの方は途中で向こう側でビラを配りに行き……)。


大叔母である宝屋敷雅子の依頼を引き受け、家事を行っていたがショウマが力加減が効かずミスを連発。

そのため、自身の指導不足と彼に頼りっぱなしだった現状を痛感して、彼を一旦雅子の依頼から外して自分単独でやろうとする。

その後、雅子の家で芸術活動をしていた絵川末継を心配して声をかけるが、彼の立たされている状況を理解できておらず無神経な一言で慰め励まそうとしたために、彼の怒りを買いペンキをぶっかけられた

あまりの唐突さに一度は反論しようとしたものの、すぐに自身の行動を反省し謝罪した。


ペンキまみれの姿を雅子やショウマから心配されたものの、「手が滑って自分がペンキ被っちゃっただけ」と誤魔化し、化け物に襲われた立彫珠希を心配していた。

その後『はぴぱれ』に戻った際にショウマからペンキまみれになった件を聞かれたが、本題には答えようとせずに誤魔化しそのまま自宅に帰ってしまった。

その後、仕事終わりに雅子が『はぴぱれ』を訪れ、末継が幸果にペンキをぶっかけた件を知って本人に代わりに謝罪された。しかし、幸果は「自分が末継さんの状況を理解できずに無神経なことを言ってしまった」と返し、過去にも同じようミスをする度に反省してきた本音を吐露した。

その後、「イタリアの画商」を自称するアマント・サルディーナが雅子の家を訪ねる姿をショウマ、絆斗と共に目撃。「アマントは化け物」だと推測した2人を信じ、作戦会議に参加した。

その後、予想通りアマントが前話でショウマが倒したはずのグラニュート・ディーンであると判明し、ショウマと絆斗は迎撃に向かったものの、画商に騙され〈食い物〉にされ掛けた真実に末継は絶望。彼は自暴自棄になるものの、勇気を振り絞って末継を説得した。

その後、ディーンの元に行き、自身が末継にぶっかけられた時と同じように今度は自身がディーンにペンキをぶっかけ、記事冒頭2つ目のセリフで啖呵を切る行動を見せ、これが偶然ながら見事ディーンの「不死身」のカラクリを暴くのに貢献した。


戦闘後はディーンを倒したガヴ、ヴァレンの存在に気づき、ネットで話題の『仮面ライダー』として集合写真撮影に走るミーハーぶりを披露。その後帰り道に戦闘中のショウマと絆斗の所在を問い詰めた姿から、2人から危なっかしさと勘の良さを恐怖&心配されていた。


余談編集

  • キャラ設定は「明るく、楽しく、人の幸せを目指すポジティブな存在といえばギャルなのでは?」と、企画打合せが進む中で、本作のメイン脚本を担当する香村純子女史からの提案で決まった模様。
  • OPにて、ショウマや絆斗と同様のグミのような丸い雫があり、2人にはそこにガヴとヴァレンが映っていたなどから、視聴者からは3号ライダーの候補者として目を着けられていたが、実際に3号ライダー(というよりは少なくとも作中3番目に登場する仮面ライダー)になるのはラーゲ9となった。
  • 一部の視聴者から「幸果はランゴと対となるキャラクターとしても、用意されたのではないか?」 と見られており、実際に以下の相違点が挙げられる。
    • 一代で興した個人事業主(と思われる)幸果に対し、代々続く大企業のトップの座を継ぐランゴ
      • 企業の規模の差があるものの、トップ自ら現場に出向き働く幸果に対し、トップの業務だけに終始する故に現場を知らないランゴ
    • 利益よりもお客様の笑顔を優先し汗水を垂らす幸果に対し、家や会社の権益の優先する余り御禁制の物品の密造・密売に心血を注ぐランゴ
    • 赤の他人のバイトのミスに叱責はするが寛容な態度を見せる幸果に対し、血族の幹部であってもミスがあれば即座にクビにするランゴ


関連タグ編集

仮面ライダーガヴ

ライダーヒロイン


ライダーヒロイン

九堂りんね甘根幸果


おやっさん

一ノ瀬珠美デンテ・ストマック/甘根幸果

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