概要
八雲紫の必殺技。スキマから弾を出す。枕石漱流で吸い込んでおいた弾数で強化。
ヴァンパイアシリーズのアナカリスの「言霊返し(吐き出す)」から。
枕石漱流で吸い込んだ弾を、逆に撃つという技性能から。
- 漱石枕流(そうせきちんりゅう)
「晋書」列伝第二十六巻 孫楚伝、および「蒙求」七十一 孫楚漱石より。
晋の孫楚という人物が、友人の王済に隠遁生活を送りたいという話をしているとき、「枕石漱流」を言い間違えて「漱石枕流」(石に口すすぎ、流れに枕する)と言ってしまう。
王済が間違いを指摘すると、「漱石」は俗世の卑しい物を食べた歯を磨くとの意味であり、「枕流」は俗世の話を聞いて穢れた耳を洗う意味との意味であると孫楚はとっさにうまい言い訳で返した。
この故事から、こじつけで言い逃れすること、負け惜しみの強いこと、変わり者、偏屈屋、屁理屈屋などを「漱石枕流」と言うようになった。また、うまい言い逃れから、「流石(さすが)」の語源となった。
「耳を洗う」の故事
三皇五帝時代の堯帝は、許由という賢者に自分の代わりに帝になって欲しい申し出た。
しかし、政治は現状でも充分良く、交代しても名誉職にしかならないと許由が断ったところ
堯帝はさらに好待遇を提示した。許由は穢れた話を聞いたと耳を洗ったうえで、申し出を改めて断り隠棲したとされる。
別の賢者で巣父という人物でも似た話が伝わっている。
巣父が牛に水を飲ませていたところに堯帝が訪ねてきて、自分の代わりに帝になって欲しい申し出た。巣父はそんな話で穢れた水を牛に飲ますわけにはいかないと言い、牛を連れて帰ってしまったとされる。
これらの故事は、許由や巣父のような才ある人物は高潔で無欲であることの例えとして引用される。