沼袋一男
ぬまぶくろかずお
第42話より登場。かつてDGPで仮面ライダーブラーリとして参加していたプレイヤーの一人。黒いシャツに赤いジャケットを羽織ったスキンヘッドの男性で髭を生やしている。
元々は世界から消滅した退場者だったが、桜井景和が叶えた理想の世界によって復活した。
下記の性格から他人の不幸を趣味とするベロバと気が合うのか、行動を共にしている。
以下、ネタバレ注意!
11年前、鞍馬財閥の一人娘だった鞍馬あかりの誘拐犯……言ってしまえば鞍馬家を不幸のドン底に叩き落とした張本人にして、祢音が生まれるきっかけになった人物。
幼い子どもの命を奪った直後に平然とゲームに参加し、自らの犯罪を笑いながら楽しそうに語るなど、常軌を逸した精神性を持つ正真正銘の悪党。挙げ句に被害者遺族の傷口を抉るように当時の状況を再現し、光聖が亡き娘に手向けた花束を踏みにじるなどドス黒い性根の持ち主。
復活したと同時にジットらデザグラ陣営からIDコアやドライバーなどの変身道具一式を渡されており、祢音の更なる不幸を望むベロバに促される形で彼女を誘拐。
わざわざ11年前と同じ状況を再現し、身代金を要求するも「娘」の幸せを叶えるために戦う覚悟を決めた光聖の変身する仮面ライダーギャーゴと交戦する。
その後はプレミアムベロバと共にギャーゴを満身創痍にまで追い詰め、止めの一撃を繰り出そうとするもカウンターとして放たれたギャーゴの「ファンタジーストライク」が直撃したことで吹き飛び、変身が解除されると同時に気絶。鞍馬家を苦しませ続けた卑劣な悪漢は、娘を守る父親の手によって見事撃破され脱落。恐らく変身権限も失ったと思われる。
その後はどうなったかは不明だが、元が凶悪犯である以上その末路は悲惨なものであることは想像に難くない。
公式では言及されていないが、最終的に景和の叶えた願いが英寿の手によってリセットされたため、再びこの世界から退場する羽目になったと思われる。
演者の関氏は丁寧な言葉遣いと低姿勢の礼儀正しい人物であり、凶悪かつ狂気的と真逆の人物像の沼袋を見事に演じている(公式サイト曰く「こっちが恐縮(笑)」)。
東映公式によると、事件を起こした後にエントリーし退場してしまったらしい。