ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

染色体

せんしょくたい

真核生物の遺伝情報を載せた生体物質(染色質)によって形作られた構造体。

染色体とは編集

染色体は、真核生物細胞核遺伝情報記録伝達する役割を担う物質(染色質、クロマチン)が細胞分裂期に状の構造体として発現したもののこと。DNAがヒストンというタンパク質に巻きついた構造をとる。


塩基性の色素でよく染色されることからこの名になった。原核生物は染色体を形成せず、環状のDNAが同様の役割を担う。


真核生物のDNAは数本〜数百本(生物種によって異なる)あり、ヒストンとともに細胞核におさめられているが、細胞分裂が始まるとこれが1本ずつバラバラになって染色体を形成し、対になる染色体のコピーと対になる(染色分体)。細胞分裂が進むと染色体は引き離されて娘細胞に1本ずつ入る。次の細胞分裂までの間に染色体の複製が行われる。


人間の場合1番〜22番までの染色体が1対(22×2)になった常染色体44本と、男性はXY、女性はXXの2本の性染色体、計46本の染色体を持つ。多くの生物の染色体はヒトと同じく2セット(2倍体)だが、3倍体、4倍体、6倍体のゲノムを持つ生き物もあり、コムギなどの栽培植物でその例が多い。


関連タグ編集

生物学 遺伝子 DNA 細胞

関連記事

親記事

細胞 さいぼう

子記事

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 626620

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました