日の呼吸
ひのこきゅう
「炭吉 道を極めた者が辿り着く場所はいつも同じだ」
「時代が変わろうとも、そこに至るまでの道のりが違おうとも、必ず同じ場所に行き着く」
※この記事は物語終盤のネタバレを含みます、閲覧する際はご注意ください。
漫画『鬼滅の刃』に登場する戦闘手段である『全集中の呼吸』の一つであり、始まりの呼吸とも呼ばれる呼吸法(剣技)。
作中において判明している過去の使い手は耳飾りの剣士ただ一人である。
『全集中の呼吸』の中でも殊更に特別視される呼吸法であり、煉獄槇寿郎から「最強の御技」と称されている。
あらゆる『呼吸』の中でも一際強い威力を持つと考えられるが、その詳細について、当初は明らかではなかった。
現時点では日の呼吸は失伝してしまっており、その存在を知る者すらほぼ居ない状態にある。これは、始まりの呼吸の使い手であった耳飾りの剣士を恐れた鬼舞辻無惨が、日の呼吸を知る、または使い手になる可能性がある者達を排除し、日の呼吸に関連する書物等も徹底的に抹消してしまったためである。(唯一の使い手であった耳飾りの剣士が鬼殺隊から追放されてしまっていたというのもそれに拍車をかけていた)
胡蝶しのぶが言った「『炎の呼吸』を『火の呼吸』と呼んではならない」という、呼び方に関する厳しい決まり事は、混同しないようにするというのも勿論だが、あるいは「『日の呼吸』と勘違いされて無惨に命を狙われないようにする為」という側面もあったのではないかという考察もある。
現在の鬼殺隊において「黒刀の剣士はどの『呼吸』を極めればいいのかわからない」と言われているのも、この日の呼吸の失伝の影響である。
本来黒刀は日の呼吸への適性を示す色なのだが、日の呼吸の存在そのものが失われてしまったために、彼ら黒刀の剣士達は初期の炭治郎のように適性外の『呼吸』や剣術で暗中模索をする他なく、その素質を発揮できないまま大成できずに終わってしまった。
また、耳飾りの剣士が黒刀を使用していたが故に、過去の黒刀の隊士が優先して鬼に命を奪われていたのだろうことも推察される。
耳飾りの剣士と深い関わりがある黒死牟という鬼がいるが、上記の無惨による「日の呼吸抹消」の命を直接執行していたのは主に彼であったようだ。
そうして完全に失われたかと思われた日の呼吸だったが、鬼殺隊とは無縁であった竈門家には、この日の呼吸に似た呼吸法であるヒノカミ神楽が代々伝わっており、主人公・竈門炭治郎もこれを修得している。
戦国時代、日の呼吸の使い手である耳飾りの剣士こと継国縁壱が鬼殺隊に合流し、人の身で鬼と闘っていた当時の剣士達に『全集中の呼吸』を指導したことによって、各々の戦闘術や身体特性に最適化された多数の『呼吸』が生じるに至る。
特に、日の呼吸から直接派生した『炎の呼吸』・『水の呼吸』・『雷の呼吸』・『風の呼吸』・『岩の呼吸』の5つは、後の鬼殺隊では「基本の呼吸」と呼ばれており、他の『呼吸』はすべてこの5つからの派生であると言われている。
また、呼吸法は縁壱によってもたらされたものだが、この5つの『呼吸』において使われる剣技などの「型」は、以前から鬼殺隊が代々に亘って編み出し伝えてきたきもので、これに各々の『呼吸』を組み合わせることで、現在の「基本の呼吸」の流派となった。
実は黒死牟が使用する『月の呼吸』も、同じく日の呼吸から直接派生した「基本の呼吸」のようだが、現在に至るまで黒死牟以外の使い手がいたという情報はない。
昔から炭焼きを生業とする家系である竈門家に代々伝わる神楽舞。
単なる舞踊ではなく独特な呼吸法を伴う舞で、その呼吸を正しく行えば、たとえ病弱の身であっても凍てつくような寒さをものともせずに舞い続けられるという。
竈門家では、新年の最初の晩に、この舞を日没から夜明けまで一晩中踊って“ヒノカミ様”への奉納とし、その年の安全を祈願するというしきたりがある。
この神楽を極めることにより、竈門炭十郎は透き通る世界という特殊な視界を得ている。
炭治郎がこのヒノカミ神楽の呼吸法を使用すると、『全集中の呼吸』と同じように身体能力が向上し、舞の型はそのまま剣技となった。
炭治郎にとっては『水の呼吸』より適性が高いようで、その効果は『水の呼吸』と同等か、時にはそれを超える程の威力を発揮した。
※以下、『無限城最終決戦』編のネタバレ注意
しばらくは、「日の呼吸と似たようなモノ」として捉えられていたが、『無限城最終決戦』編にてようやく関連性が語られ、炭治郎が「記憶の遺伝」を介して自身の先祖である炭吉の記憶を覗き見ることで判明した。
その正体は、炭吉が縁壱に見せられた『日の呼吸』の12個の型を舞という形で後世に伝えたものであり、神楽舞として伝わっていたのはそれを見せた時の縁壱の姿が、「まるで精霊が舞っているかのように美しかった」ためである。
竈門家と縁壱は深い関係にあったわけではなく、縁壱本人にとっても完全に想定外な伝承であったため、無惨の目からも逃れて伝承することができた。
つまるところ、「ヒノカミ神楽≒日の呼吸」ではなく、「ヒノカミ神楽=日の呼吸」だったのである。炭治郎の日の呼吸への適性が高いのも、竈門家が戦国時代から大正に至るまで代々神楽を継承し、それに適した肉体へと練り上げられていったからではないだろうか。
そう考えると、炭治郎の日輪刀が黒くなったのも必然であると言えるだろう。
ヒノカミ神楽は、数百年という長い年月が流れていながらも、その呼吸と型が驚くほど正確に後世に伝えられていた。加えて、炭治郎が先祖の記憶を通して縁壱の舞う型を見たことでさらに細かい間違いやブレが修正され、ヒノカミ神楽は遂に日の呼吸として完成したのだった。
『鬼滅の刃』の主人公にして、竈門家に先祖代々伝えられてきたヒノカミ神楽を受け継いだ存在。
上記の通りヒノカミ神楽は日の呼吸そのものであり、竈門家以外からは知識も技術も失伝している。
つまり彼こそは、歴史から抹殺された「最強の呼吸」たる日の呼吸を受け継ぎ、その技を駆る当代唯一の剣士である。
現在の鬼殺隊の霞柱。
本人の使っている呼吸は『風の呼吸』から派生した『霞の呼吸』だが、「日の呼吸の使い手の子孫」と明言されていた。……実際には、上弦の壱・黒死牟の子孫であったことが後に判明したが。
日の呼吸の使い手以外で初めて、自力で「赫灼の刃」を発現させるに至る。
鬼殺隊の元炎柱。
煉獄杏寿郎の父であり、現状では最も日の呼吸について詳しいであろう人物。
かつて任務の中で自分の無力さを知った時に最愛の妻を失うという悲劇が重なり、その後、煉獄家に代々伝わる手記「炎柱ノ書」を読んで日の呼吸の存在を知ったことで失意のどん底に墜ち、希少な日の呼吸について書かれた書物をズタズタに引き裂いてしまった。
それ以来、日の呼吸に対して強い敵意を持つようになる。
竈門炭治郎の父。故人。
生まれつき額に痣を持つ、ヒノカミ神楽の先代の使い手。(推定される享年から、恐らくこれとは無関係)
炭治郎が幼少期の頃には、彼に対して「ここ数年、神楽が辛いと思ったことはない」と語る等、既にヒノカミ神楽を極めていた様であり、当時既に寝たきりの生活が長いような病身でありながら、竈門家の近隣に現れた巨大な熊の頭を切り落とす、寒い冬の中で一晩中神楽を舞える等の超人的な技を見せており、更には『全集中の呼吸』の先にある境地である「透き通る世界」に辿り着いていた一種の達人。
炭治郎に、ヒノカミ神楽と花札に似た日輪の耳飾りを後世にまで伝えていくことが『約束』であると語っている。
鬼殺隊の怨敵・鬼舞辻無惨直属の精鋭である十二鬼月の筆頭、上弦の壱。
鬼であるが故に使用することのできる異能力である血鬼術と全集中の呼吸を組み合わせた『月の呼吸』を使う鬼であり、「始まりの呼吸の剣士」の一人。
耳飾りの剣士と非常に容姿が似ており、自身の呼吸を『月の呼吸』と称するなど、日の呼吸とは深い関わりがあることは明白であるが……。
前述の通り、日の呼吸の使い手であり、『全集中の呼吸』の開祖と言える人物。
物語本編の時間軸から最低でも三百年前の戦国時代の人間であり、物語の主人公である炭治郎の祖先、炭吉の命の恩人。
炭吉の妻・すやこにせがまれて日の呼吸を見せたことで、日の呼吸はヒノカミ神楽として竈門家に伝わることとなる。
彼の使う刀は、普段は黒い刀身であったが、戦いの時には赤く染まったという。
記事冒頭の言葉は、彼が炭吉に向けて言った言葉。
他の全集中の呼吸と比較すると、攻撃力・身体活性化に優れており、極めることで過給器付きエンジンのように高い身体能力を長時間維持できる、と思われる。
また、当代における呼び水となる最初の痣者は、いずれの時代でもこの日の呼吸の使い手だった。ただし、何故他者へ痣が伝播するのかなど、詳細はわかっていない。
一方で、適性や練度の低い者は使用に伴う反動や負担が大きいようだ。
実際に、炭治郎は連続使用などの反動で苦しむ場面が見られる。炭十郎も若い頃は例年の神楽舞の時に息も絶え絶えだったそうである。
後に炭十郎は、この理由について「単純に無駄な動きが多かったんだと思う」と分析しており、晩年の頃には身体が元気だった若い頃よりも楽に舞えるようになっていたことから、この技法を極めていた模様。
赫灼の刃
日の呼吸の使い手のみが発現させたという日輪刀の特異な状態。鬼に対する特効性を発揮する。
炭治郎は妹・禰豆子の協力により、爆血刀という形によって発現させていた他、堕姫との戦闘時に随意ではないもののそれらしいものを発現させていた。
※ここからネタバレ注意
後に時透無一郎を始めとする一部の“柱”達が日の呼吸の使い手でないにもかかわらずこの刃、赫刀を発動させた。
つまり、これの発現条件に日の呼吸の使い手か否かは関係なかったということである。
詳しくは当該記事を参照。
赫刀が日の呼吸の使い手限定のものだと思われていた理由は、日の呼吸が身体活性に比重が寄った呼吸法であるため、一番発現させやすかったからではと考えられる。
実際に、炭治郎は堕姫戦で、その時点ではまだ痣者でなかった(兆候はあったが)にもかかわらず、刀身を仄かに赫く染め再生阻害を伴った鬼に対して強い苦痛を与える斬撃を繰り出していた。(原作の堕姫視点で明確に記述がある)
そして、そもそも呼吸法とか全く関係なしにこの赫刀を疑似的に発動させる手段もある。
禰豆子が持つ鬼殺しの血鬼術「爆血」を用いた爆血刀がそれにあたる。これは、日輪刀が爆血の熱(?)に反応して赫刀に変化するというものだが、なぜそうなるのかなどは説明されていない。(本来の赫刀とは似て非なるものに思えるが、無惨はこれを赫刀と認識していた)
赫刀と一口に言っても使い手によって差があるようで、無惨によれば縁壱の赫刀は他のそれとは比べ物にならない威力だったという。
実際に、縁壱以外の赫刀があくまでも無惨の再生を遅延させる程度の効果しかなかったのに対して、縁壱の赫刀は無惨の身体に約300年前から現在に至るまで消えない傷痕を残していたことからも、その威力が別格だったことが窺える。
このように、鬼に対して覿面に効く赫刀だが、これを以てしても鬼の首魁である鬼舞辻無惨には決定打にはならなかった。
後述する日の呼吸の拾参ノ型は、太陽の光以外では殺せないという性質を持つ無惨を倒す為に生まれたのだと考えられる。
ここからネタバレ注意!!
ヒノカミ神楽が日の呼吸そのものであることから型名・型の概要はほぼ同じで、鬼の天敵である太陽に纏わる名前となっており、刀の振りや身体の回転等によって遠心力を乗せ、太陽の様な円を描く技が多い。
また、他の『呼吸』と比べても多くの型を持つ他、「始まりの呼吸」故か、炎の呼吸や水の呼吸等と酷似した技も見られる。
※作中の描写では拾参ノ型以外には型に番号が振られていないので、壱~拾弐までの順番は作中で明かされた拾参ノ型の円環に基づく仮の順番として表記する。
- 壱ノ型 円舞(えんぶ)
刀を両手で握り、円を描くように振り降ろす技。累との戦いで、生生流転を超える威力を引き出した。
- 弐ノ型 碧羅の天(へきらのてん)
刀を両手で握り、腰を回す要領で空に円を描くように振るう技。垂直方向の強烈な斬撃となり、機関車と一体化して巨大になった魘夢の頸椎を両断した。
技名の由来は晴れ渡った青空を指す「碧羅の天」から。
- 参ノ型 烈日紅鏡(れつじつこうきょう)
刀を両手で握り、左右で素早く振るう二連撃の技。迎撃に向いた広範囲の水平斬りとなる。
技名の『烈日』は夏の強い日差しを、『紅鏡』は太陽を指す。
- 肆ノ型 灼骨炎陽(しゃっこつえんよう)
刀を両手で握り、太陽を描くようにぐるりと振るう技。水平方向に渦巻く焔のような闘気が、前方中距離まで広範囲を薙ぎ払うため、攻防を同時に行える。同様に前方広範囲を薙ぎ払う『炎の呼吸』の“盛炎のうねり”と近似している。
技名の『灼骨』は古代の骨を灼いて吉凶を見る占いを、『炎陽』は夏の太陽を指す。
- 伍ノ型 陽華突(ようかとつ)
刀を右手で握り、その柄尻を左の掌で押し込むようにして敵を刺し貫く日の呼吸唯一の刺突技。刀を突き上げると、陽炎を纏った鋭い対空迎撃となる。『水の呼吸』の“雫波紋突き”に近似するが、こちらは両手で突く。
- 陸ノ型 日暈の龍・頭舞い(にちうんのりゅう・かぶりまい)
暈(かさ、薄雲に映る光輪)の名の通り幾つもの円を繋いで、龍を象るように駆け巡りながら刀を振るう技。どことなく『水の呼吸』の“流流舞い”に近似している。
技名の『日暈』は太陽の周囲に光輪が現れる気象現象を指す。
- 漆ノ型 斜陽転身(しゃようてんしん)
我が身を天に捧げるかの如く跳んで宙返りし、空中から逆さまの体勢で水平に刀を振るう技。相手の攻撃を躱しながらの鋭い一薙ぎとなる。
技名の『斜陽』は日没間近の沈み(傾き)つつある太陽を指す。
- 捌ノ型 飛輪陽炎(ひりんかげろう)
刀を両腕で振りかぶり、揺らぎを加えた独特な振り方で降ろす技。その刃の姿(長さ)を相手に誤認させる不可思議な斬撃。
技名の『飛輪』は太陽の別名、『陽炎』は暑い日に景色が揺らいで見える気象現象を指す。
- 玖ノ型 輝輝恩光(ききおんこう)
刀を両手で握り、体ごと渦巻くように回転しながら跳躍、或いは前方に突進する技。『花の呼吸』の陸ノ型“渦桃”に類似している。『水の呼吸』のねじれ渦と同様、全周囲防御としても機能するため、迫る無惨の凶手を凪ぎ払い、カナヲを救いだした。
技名の『輝輝』は照り輝く光を、『恩光』は春の日差しを指す。
- 拾ノ型 火車(かしゃ)
刀を両手で握り、敵の頭上を飛び越え、身体ごと垂直方向に回転して背後から斬りつける技。『水の呼吸』の“水車”に近似した斬撃。
技名の『火車』は地獄へと亡者を運ぶ燃え盛る車、或いは地獄にて亡者を責め苛む火の車が元ネタと思われる。
- 拾壱ノ型 幻日虹(げんにちこう)
高速の捻りと回転による回避技。速度だけでなく残像によるかく乱効果があり、視覚の優れた相手にほど有効。
技名の『幻日』は太陽が複数に見える気象現象を、『虹』は光が七色の弧を描いて見える現象であり、どちらも実体を持たない現象である。
- 拾弐ノ型 炎舞(えんぶ)
刀を両腕で握り振り下ろした後、素早く振り上げる技。高速二連撃となる。
壱ノ型である円舞と読みが同じなのは、この技が壱ノ型に繋げられる技だからだと炭治郎は推察していた。
- 拾参ノ型 ????
日の呼吸の十三番目の型。
ついに192話で、拾参ノ型の全容が判明。炭治郎の技の表記も「ヒノカミ神楽」から「日の呼吸」へと変化した。
拾参ノ型は、十二の型全てを連続して振るい、正に太陽の様に円環を成すことで完成する型である。
鬼舞辻無惨の身体にある急所は全部で十二、この型で繰り出す技も十二。つまり、一つの型につき急所を一つずつ攻撃し続け、無惨を殺す唯一の手段である太陽が昇るまでその場に釘付けにし続けるための技であると考えられる。
- 円舞(えんぶ)
- 碧羅の天(へきらのてん)
- 烈日紅鏡(れつじつこうきょう)
- 灼骨炎陽(しゃっこつえんよう)
- 陽華突(ようかとつ)
- 日暈の龍・頭舞い(にちうんのりゅう かぶりまい)
- 斜陽転身(しゃようてんしん)
- 飛輪陽炎(ひりんかげろう)
- 輝輝恩光(ききおんこう)
- 火車(かしゃ)
- 幻日虹(げんにちこう)
- 炎舞(えんぶ)
十二の型のうち壱の“円舞”と、拾弐の“炎舞”は交点として繋げることができる。しかしその他の型については、作中でも順番がその都度変化しており、前述の2つ以外は状況に応じて柔軟に組み合わせを変えられるのか、詳細は不明。
炭治郎は、無惨との戦いにおいて一度のみ十二個の型を繋ぐことはできたが、作中では「十二の型は繰り返すことで円環を成し 十三個目の型になる」と言われており一度十二個の技を繋いだだけでは拾参ノ型にはならないのだと思われる。
つまり、心身共に限界で十二個の技を繋ぐのが精一杯であった炭治郎は、作中で拾参ノ型を使うことは出来ず未完成のまま物語は終わってしまったということになる。
- 拾参ノ型
本作のタイトルロゴは、よく見ると円環を成したデザインとなっており、ファンの間ではこれが日の呼吸の秘密を表したものではないかと話題に挙がったことがあった。
ファンブック『鬼殺隊見聞録・弐』における日の呼吸の解説ページでは、タイトルロゴと同じ円環のデザインと共に型が並べられている。
そのことから、拾参ノ型の名前はタイトルと同じ、鬼滅の刃となるのではないかという考察が存在している。
(あくまでこれは考察であり、公式からは拾参ノ型の名は明かされていないという点には注意)
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