ヒュウガ「彼が怪獣を操っているのか…?」
概要
宇宙の開拓惑星を舞台に、怪獣使いのレイとZAP SPACYの活躍を描く記念すべき第1話。
これまでウルトラシリーズで度々見られていた怪獣同士の対決がメインとなっており、ストーリーを通してゴモラがヒーロー的役割を担っている。
あらすじ
広大な宇宙を日々開拓すべく、宇宙を飛び回っていたZAPクルーのメンバー・ヒュウガ、ハルナ、オキ、クマノの4人は、突如仲間からの救難信号を受け、惑星ボリスへと不時着。すぐさま調査を開始するクルー達であったが、そこで彼らは衝撃の光景を目のあたりにする。
そこではかつて、地球ですでに絶滅したはずの怪獣達が我が物顔で暴れまわっていたのだ。
そんな中、ヒュウガ達は怪獣の死体から現れた一人の青年を保護するが、そこへレッドキングが襲撃。スペースペンドラゴンに危機が迫る中、そんな彼らを救ったのは、先ほど自分達が保護した青年だった。何と彼は、未知のアイテムを使い、怪獣・ゴモラを呼び出したのだ…!
ヒュウガ「彼は一体、何者なんだ…?」
登場怪獣
本シリーズの主役怪獣。以後は全編にわたって活躍する(ただし、第8話は除く)。また、ゴモラの光線技である『超振動波』を始めて劇中で使用した。
尚、着ぐるみは『メビウス』に登場したモノではなく、新造形であり、後に2期においてゴモラ レイオニックバースト、劇場版においてザラガスにそれぞれ改造され、その度にゴモラの着ぐるみも新造されていく事となる。
ご存じ、ウルトラシリーズ屈指の暴れん坊。
これまで多くの怪獣達を打倒してきた実力は健在で、劇中ではサドラとテレスドンを自慢のパワーで圧倒。しかし、ゴモラとの戦いでは…。
本作で最初に姿を見せた怪獣。『マックス』で登場が検討されていたものの、ゴモラに取って代わられた為、満を持しての登場となった。
テレスドンと対決するも、突如乱入したレッドキングに首を絞められて死亡。あっけない最期となった。
劇中では死体のみの登場で、体内の冷凍液が漏れだしたせいで凍結していた。
どうやらレイの操るゴモラと交戦していたらしく、その激戦の中で冷凍液が体外に流出し、レイを巻き込んで氷漬けになってしまった模様(それでもZAPの面々に発見された際にレイは氷漬けになりつつも生存していた)。
余談
意外にも、これまで怪獣同士の戦いで無敗だったレッドキングが敗北するという珍しいエピソードであり、実に『ウルトラマンパワード』第12話のパワードドラコ戦以来、12年ぶりとなる(それ以外では『ウルトラマンZ』第24話のデストルドスぐらい)。最も、レッドキングはこれ以降もゴモラ相手に2度も敗北する羽目になるのだが。
関連タグ
本編→五人目のクルー