ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

廃墟

54

はいきょ

建物や集落などが長いあいだ放置され、荒れ果てた状態になっているもの。

🏚️概要

廃墟(英:Ruins)とは、維持も管理もされず、朽ちるに任せられている建物のこと。線路なども廃墟に含まれる。

役目を終えたまま放置されているが、致命的な損害を受けて人が立ち入れないもの、諸々の事情から完成を待たずして廃墟化したものなど、建物ごとにそこにかかわる人々が織り成したドラマが隠されている。何らかの価値が認められ、遺構遺跡として扱われるケースも少なくない。

よく「過去に殺人事件があった」「部屋で自殺があった」「幽霊が出た」(心霊スポット)などと語られるが、実際には事実無根である場合がほとんどである。

退廃的なたたずまいから不気味なオーラを放つ一方で、近年では朽ちてゆく人工物に独特の美しさを見出す人々からの人気が高まり、廃墟専門の写真集が発行されるなど、サブカル的なジャンルのひとつとしても確立している。(破壊行為を楽しむために新たにスクラップにして作るものではなく、諸事情で解体され、年月が経っているものに限られる)。

また、最近ではコスプレイヤーがロケ地として活用していたりもする。

危険性

実際に廃墟を訪れる人も多いが、接触・寄りかかり・踏み抜きによっていつ崩れるか分からない、下手すれば2階以上高低差からの落下+落下先の保証なしといった危険性がある上、不良の溜まり場や野生動物の棲家になっており非常に不衛生だったり、ワケありの人が住み着いていたりと大変危険が伴うため、興味本位での探索は慎むべきである。

また、無許可で立ち入ると不法侵入御用となることもあるため、やはり迂闊に立ち入るべきではない。侵入先で不審者とのトラブルがあってもお互い不法侵入状態のため、御用覚悟で通報するか泣き寝入りするしかなく、そういった意味では不審者側有利となる。

アスベストの規制前に建てられた建物など、老朽化や崩壊によってそれが剥がれ飛散している(目に見えない)、中を歩くことでさらに舞い上がる場合もあるため、現在はなかなかお目にかかれないアスベストを目一杯に吸い込みたい、アスベストで中皮腫や肺癌になるよりも幽霊が怖いという物好きな(?)若者たちにはたまらないのかもしれない。

…言い忘れていたがアスベスト除去は有資格者が完全防護で行うような代物なので、マスク程度では防げないので注意。

その他

営業しているが廃墟化待ったなしの「終末物件」というものもあり、こちらは営業中なら入るのも合法。

日本で有名な廃墟は、広島県原爆ドーム広島県産業奨励館)や、長崎県軍艦島端島)などがある。

コメント

コメントが未記入です

pixivに投稿されたイラスト

すべて見る

pixivに投稿された小説

すべて見る
  • 「渦流の国の少女」

    渦流「ヒトノカタチ編」第一部「カルネアデス・スパイラル」(終)

    渦流「ヒトノカタチ編」第一部「カルネアデス・スパイラル」も終了です。ありがとうございました。ですが、第一部とあるように「渦流の国の少女」の物語はまだ続きます。
  • 雑感一節

    痕跡を探して

    廃墟。 目の前に広がる空間。 不思議な材質。 不安定な足場。 その先にあるもの。 生活感。 過去の世界。
  • 恐るべき館

    恐るべき館 第6章 ビースト

    前回の更新から1年近く経ってしまった…(汗) 遅くなってばかりで本当にごめんなさい! これまで女の子キャラは美桜と桐谷だけだったので今回は前回卵に閉じ込められていた6人の人物像を所々に入れこんでみました。 名前の由来になっているキャラクターの像に近い性格になった子、大幅にキャラクター像を変更した子、皆さんから見て気になった女の子がいましたら教えていただけるとありがたいです。 尚今回は終盤ちょっとえぐいので苦手な方はご注意ください。
  • くず鉄拾いのアリサ

    『くず鉄拾いのアリサ』 #01 荒野にて

     戦前の物資を漁って生計を立てながら旅をしているスカベンジャーの少女・アリサ。  儲け話を聞かされて同業者たちと赴いた街は、戦時中の激戦区――今は無法者たちが占拠する廃墟都市だった。  差別や迫害にさらされながら過酷な戦いを続けるくず鉄拾いたち。それでも生きる意味を求めて、少女は愛銃である散弾槍を手に取る。  ※全7話。毎日午後7時頃に更新いたします。  ※このお話は「小説家になろう」「カクヨム」様でも同内容のものを掲載しております。
  • エンドロールとペトリコール

    少し厨二病から抜けきらないまま高校一年生の二学期を迎えた少女・初子は、ある日雨の匂いがする校庭で、二年生のものと思われる分厚い生徒手帳を拾う。落とし主は第2学年クラス対抗大縄跳びの練習にひっそりと参加していた、見知らぬ先輩・西田美傘。手帳の厚みの元であった廃墟写真に惹かれ、初子は美傘と交流を持つようになる。 雨の匂いにペトリコールという名前があること。美傘の持つ性別・生命の有無を超えた恋愛観。彼女といられない日の放課後のつまらなさ。そして西田美傘という人間の魅力、だんだんと彼女の側で募っていく愛おしさを初子は知っていく。どこにでもある毎日をくだらなく思い、しょっちゅう逃げ込んでいた妄想の中にも美傘が出てくる。大縄大会の前日、美傘への「好き」の気持ちが一人の女の子への恋情であることを初子は自覚し、受け入れ、近いうちにこの気持ちを渡さなければと決意した。 大会後、二人で打ち上げに行こうとペトリコールが漂う道を歩き出す初子と美傘。だが大雨が降り出しいつもの喫茶店は定休日。雨宿りしに駆け込んだ廃旅館・汽笛荘で、この大雨で世界が終わるとしたらどうするか、という空想話が始まる。 「私は初子ちゃんと汽笛荘に残りたい」「美傘先輩のことが好きだと伝えても、そのとき一緒にいてくれますか?」同じ想いを確かめ合い、世界はまだ終わらないからもっともっと色んなところにデートに行こう、と約束を交わした。そうして日常となった、恋人同士の二人の世界はまだずっと続いていく。
    16,413文字pixiv小説作品
  • Rebellion - 果てしなく純粋な灰色の庭 -

    二、おとおさん、おかあさん   December, 2020

    その灰色の廃墟に少女のゴーストが住み着いたのは、もうずいぶん前のことになる。灰色のゴースト「リリカ」の存在は、その街で生まれたある種の少女たちの心を引き付けた。夜ごとにやってくる少女たちとリリカとの間に生まれる交流。リリカ自身はまったくそれを望んでも意図してもいなかったのだが―― 街はずれの丘に建つ「廃墟ハイツ」を舞台に語られる、3つの血塗られたショートストーリー。 (流血や残酷な描写もありますので、苦手な方にはお勧めしません。またこのノベルはフィクション・エンターテイメントとしてのホラーノベルであり、いかなる過去の実在の事件ともかかわりはありません。)
  • 僕のハナシを聞いてくれますか

    父を探して旅に出た雲千。最初に訪れたのはフェルティリ内にある廃魔法学校。そこで仮面に関する資料を探すことに。 https://hanamaruworkshop.booth.pm/items/3368706
    11,205文字pixiv小説作品
  • 人形のキモチ

    個人的に 「男の娘が可愛らしい呪いの人形さんになって頭がおかしくなる話」を書きたかったので書きました。
  • 転落

    オリジナル小説です。シリーズ予定になります。
  • くず鉄拾いのアリサ

    『くず鉄拾いのアリサ』 #07 帰還(終)

     『くず鉄拾いのアリサ』最終話です。 --------------------  戦前の物資を漁って生計を立てながら旅をしているスカベンジャーの少女・アリサ。  儲け話を聞かされて同業者たちと赴いた街は、戦時中の激戦区――今は無法者たちが占拠する廃墟都市だった。  差別や迫害にさらされながら過酷な戦いを続けるくず鉄拾いたち。それでも生きる意味を求めて、少女は愛銃である散弾槍を手に取る。  ※このお話は「小説家になろう」「カクヨム」様でも同内容のものを掲載しております。
  • 白く煙るルーインズ

    廃墟探索 女史とロボ(?)少年とのほほん探検 ※横着して一ページ設定でごめんなさい。 淡々とした話ですが……情景描写に力を入れました。
    25,288文字pixiv小説作品
  • いつか辿り着ける場所で植物と同化してしまいたかったのに、あの日、君に、出会ってしまった

    廃墟の中で雨の音を聞きながら、植物と同化して朽ちていきたいなって思って書きました。 ずっとそう思っていて、その気持ちを込めて作ったキャラのお話。 ※シリーズで書いているキャラですが、一つの話として完結させているのでシリーズには組み込んでいません
    16,146文字pixiv小説作品
  • 幽霊の住む天文台

    自分だけが覚えている、子供のころの思い出に会いに行く話 仲の良い従兄弟3人で思い出話をしていたヨシタカ。子供のころの自転車の冒険の中で、自分だけが覚えている出来事があることに気づく。ヨシタカは12年前のその場所を確かめに向かう。
  • 己のルーツ

    そとへー歴史探求ー

    外へとでたは良いが人が居やしねぇ!こうなりゃこっちから見つけてやるぞオラァ!なかばんさん
  • 汗ばむ夜に石を積む

     木島弘行はずっと前に閉鎖されたホテルにいた。  ホテルはもうすっかり廃墟と化しており、SNSを中心に幽霊ホテルなどと呼ばれている。 三人の連れと共に肝試しに訪れたのだった。  ※本作は創作怪談です。
  • 廻る風車、棄てられた駅

    緑の粒の正体

    突然リリの前に現れた一人の老人。老人は疲弊していたリリに自分の住む「家」に案内することにする。その途中にまた現れた緑色の粒状の浮遊物。リリが老人にこの緑色の粒について訊くと、老人からは意外な答えが返ってくる。
  • 根絶、果てより来客

    ――彼女達は知らない。 この世界で何が起きたのかも、何故この世界と通じたのかも。 なんか……唐突にこんなようなのを書きたくなってしまったので勢いで数千字書いてなんやかんやした短編です。台詞過多み。 ※ルビが振れないのでルビ用の括弧はそのままです。 なろう版↓ https://ncode.syosetu.com/n3817hu/

このタグがついたpixivの作品閲覧データ

廃墟
54
編集履歴
廃墟
54
編集履歴