概要
「市町村」は日本の行政単位。最も基礎的な行政単位とされる。東京23区の「特別区」も実質的には市と同様の位置づけである。
行政の構造・権限の強さは「政令指定都市>中核市>特例市(廃止)>市>特別区>町=村」の順になっている。
日本のような基礎自治体や地方行政区分の明確な呼び分けの制度がない国や地域の場合、その都市の人口や経済規模等を考慮して便宜的に「〜市」、「〜町」、「〜村」を用いて説明がされる場合も多い。
日本の基礎自治体事情
市
原則として人口が5万人以上。
さらに法律に基づいて指定された行政事務権限の規模により、以下のグループに分けられる。
- 特例市(廃止)
法定人口20万人以上が指定要件であった。
廃止に伴い特例市は、中核市に移行または通常の市に復帰のいずれかとなった。
町
各都道府県によって人口要件が定められており、多くが5,000人以上とされている。
村
各都道府県が定めた人口要件に従って、多くが3,000人以下とされている。