島田潔
しまだきよし
今日の一本
一部ネタバレあり注意
綾辻行人が創造した人物。彼の代表作『館シリーズ』における名探偵。
名字は著者が尊敬する推理作家の『島田荘司』から、名前と外見は島田氏の代表作『御手洗シリーズ』の探偵『御手洗潔』からもらった。
中村青司の設計した館に興味を持ち、積極的に赴こうとしてはそこで惹き起こされる事件に巻き込まれることが多い。
『時計館の殺人』以降は、推理小説作家である鹿谷門実(島田潔=SHIMADA KIYOSHI のアナグラム)として、探偵役を務める。相棒は編集者の江南孝明(『十角館』『時計館』『黒猫館』『暗黒館』にて)。
中村青司の館への関心は並々ならぬものがあり、そこに向かうために原稿の完成を早めたこともある。
作家としては『迷路館の殺人』以外では「全寮制の女子校で起きた連続殺人事件」という、同作者の『緋色の囁き』を思わせる内容の小説を執筆したことが語られている。
長身痩躯に浅黒い肌と鷲鼻が特徴。目は垂れ目で少し落ち窪んでいる。大分県にある寺の住職の三男で、犯罪心理学者と警察官の兄を持つ。
特技は折り紙で、1枚の紙から切れ込み等を入れること無く「3本首の鶴」「7本指の悪魔」他、様々な作品を折りこなす。かつてはヘビースモーカーだったが、肺病でだいぶ深刻な状況に陥ったことがあるらしく、1日1本という節煙目標を掲げて1本しか煙草が入らないタイプの煙草入れを首から下げて愛用している。ゴキブリが大の苦手。(これは作者の綾辻行人も同様)
『時計館の殺人』で披露した「3本首の鶴」は小説内のオリジナル、すなわち実在しない作品
……だったのだが、折紙作家の前川淳氏によって再現されたものが綾辻氏の元へと送られてきたという。『迷路館の殺人』にて前川氏の作品である「5本指の悪魔」が登場したことが綾辻氏との交流の切っ掛けなのだとか。
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恒一「……中村青司?」 前半
ちょっと前に某所に投稿したものです。 もしも鳴の家が中村青司の手によるものだったら……というクロスオーバー。 館シリーズはネタバレなしですがAnotherについては基本的にアニメ準拠で本編後の話なので、ネタバレ注意です。 後半は解決編となります。99,523文字pixiv小説作品