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大道鋼

だいどうはがね

漫画『呪術廻戦』の登場人物。
目次 [非表示]

「刀ァーーーッ!!!」


概要編集

死滅回游の泳者(プレイヤー)の一人。滞留結界(コロニー)は桜島。

一応受肉体らしいが、呪力は一般人程度しか無く非術師である。


天下無双の無名の剣豪であり、戦闘では呪力を使わず純粋に剣技のみで戦う


人物編集

概要でも触れている通り呪力を扱わない、つまり死滅回游では珍しく非術師の過去の泳者


刀=日本男児の魂と考える程に、刀という物を重要視している刀大好きおじいちゃんで、それ故に刀の無い現代社会を嘆いて号泣し、受肉後は刀を求めて各地を彷徨い歩いていた。因みに当初はTシャツに短パン姿だったが、刀を求めて彷徨い歩く過程で着物を見つけて着替えている。

その刀好きっぷりから、ファンからは「刀ジジイ」という愛称で呼ばれている。


そして刀を求めて桜島結界に侵入し、そこで加茂憲紀呪霊直哉との戦闘に遭遇する。因みに相撲相手を求めていた三代六十四とは、偶々同じタイミングで乱入しただけで互いに関係はない。

そして、状況の変化を狙った禪院真希が咄嗟に釈魂刀レプリカを投げ渡した事で、遂に念願の刀を手に入れた事に歓喜して、目の前にいた直哉を攻撃し、真希の目論見通り状況を一気に変えてしまった。


一方で「刀が持ち主を選ぶのか」と発言するなど、刀はあくまで道具としか認識していない。

彼がそれ程に刀を求める動機も、あくまで『斬りたいものを斬りたい時に斬る』為であり、憲紀から「何者だ」と問われても「自分が何者か等どうでもいい」と即答している。

また、真希から受け取った刀の呪具を「妖刀」と認識し、呪霊を「」と呼ぶなど、そもそも呪術関連のまともな知識自体が殆ど無いらしく、直哉に斬りかかった動機もあくまで「斬りたいと思ったから」というだけである(まあ状況を見れば直哉が一番危険なのは一目瞭然だが)。


このような色んな意味でヤバい人物だが、刀さえあれば意外にも冷静で話は通じる。

因みに釈魂刀レプリカは、最初は彼に使われる事を拒否していたが、彼の気迫によって無理矢理従わされる。その為に、釈魂刀レプリカの中の禪院真依の意志からは嫌われており、後に真希と釈魂刀レプリカを介して会話した際には、彼の事を「汗臭いおっさん」と罵倒している。


最終的には、直哉の領域展開時胞月宮殿」で左腕を失いながらも、今度は逆に真希に釈魂刀レプリカを投げ返して彼女の勝利に貢献する。

領域が崩壊した後は何事も無かったかの様に平然としていた。


能力編集

呪力が一般人程度なので無いも同然であり、当然ながら生得術式も無い。

しかし得物を手にしただけで、表面化した殺傷力から特級相当の呪霊直哉を含むその場にいた全員が一瞬で警戒度を上げ、直哉を難なく切り裂く等の異常な戦闘力を見せつけている。


呪力が一般人程度なので当然ながら呪霊を見る事もできないのだが、本人曰く「全てが見えている」らしく、「それ以外の全てが見えているなら見えるも同然」という理論で普通に呪霊を感知して渡り合う事が可能(呪具の無い時も見えない筈の呪霊から逃げ回っていた)。

この彼の理論が、真希に自分が今まで見えていなかったものを気付かせて、改めて自分自身に何が足りないのかを考えさせた事が、結果的に後に彼女を覚醒させるきっかけとなった。


また、真希が引き出せていなかった釈魂刀レプリカの秘められたポテンシャルを、前述通り気迫で釈魂刀レプリカを脅して無理矢理引き摺り出して使う等、やってる事がとにかく規格外。

さらに話が合わない三代との即興の連携も難なくこなすなど、その言動に反して意外にも他者に合わせられるだけの要領も持つ。


流石に直哉の領域展開には為す術もなく大きなダメージを負ってしまったが、呪いが見えない事が幸いして、領域の術者である直哉にも感知できない真希の存在に気づき、彼女へ釈魂刀を渡す(返す)というファインプレーを見せている。

……それはそれとして、必中の術式が当たるより先に手で防ごうとしたり、領域の能力が分からない(呪霊直哉の姿が見えないという事は彼が開示した領域の説明も聞こえていない)のに自身が負った傷からどういう能力なのかを直感的に把握し、釈魂刀を左手に持ち変えていたりなど、冷静な状況判断と分析力にも長けている。こいつ本当にただの人間か?



実力編集

ふざけた登場と刀しか頭に無い性格や決戦に出て来なかった事から甘く見られがちだが、どれだけ低く見積もっても刀型の呪具さえあれば、1級相当の実力はあると考えられる。


釈魂刀を振るった勢いで斬撃のようなものを飛ばす、素速い禪院直哉に攻撃を当てれる。(これは直哉が舐めていた事や加茂憲紀による血のデバフがあったこともあるだろうが)また、腕がなくなっても平然としている精神力の高さも持つ。



余談編集

  • 苦戦する憲紀が命を掛ける覚悟を決めた回のラストに、三代と共に叫びながら登場する非常にインパクトのある登場の仕方で大いに話題となった。前述通り三代とは偶々そこに居合わせただけ。
  • ファンからはその戦闘力から、かつて渋谷事変にて宿儺漏瑚に語った、術師・呪霊に並ぶ「人間」の部類に当てはまる者ではないか?と考察されている。
  • 刀を探す途中にDX日輪刀を見つけて手に取っている。メイン画像はそのネタである。なお呪術廻戦の時系列は2018年の為に、現実世界ではまだDX日輪刀は存在していない。
  • 前述通り、彼の言葉が真希に自分が見えていなかったものを気付かせ、彼が釈魂刀レプリカの本領を引き出して戦った事が図らずしも真希に対しての見取り稽古となった。

関連タグ編集

呪術廻戦 死滅回游 剣豪 

禪院真希 三代六十四 呪霊直哉









270話のネタバレ注意


































新宿決戦が終わった後に河童と共に久々の再登場を果たし、真希から刀を渡されて大喜びしている姿が描かれた。これから虎杖来栖(天使)の術式で受肉体にされた被害者から呪物を引き剥がす事が決まったため、死にたくなければ隠れてろと彼女から助言され、呑気にしつつも「もし殺しに来るなら貴様が来い。返り討ちにしてやる。」と真希に戦いを申し込んだ。


腕は反転術式で治してもらったらしく、最終30巻で嬉しそうに見せているイラストが掲載された。

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